頭冠の悪魔サークレットは、三体いる魔皇ヤルダバオトの側近悪魔の一体である。制圧した北部聖王国の主要都市を転移魔法で巡回する役目をしていた。死亡したため金貨召喚か、魔将などの誰かがスキルで召喚したモンスターと思われる（情報求む）。

　首級で身飾る枯れ木の悪魔*1。衣服は着ておらず、膝辺りまである長い2本の腕と2本の足がある。指先から60センチはある鉤爪を伸ばせる*2。枯れ木のような骨と皮しか無い体は非常に細く、自分の頭部はない。肩から女の手首より細い首が伸びていて先の方で枝分かれしており、2つの実（他者の頭部）がなっているように見える姿をしている。他者の頭部は魔法を使うためだけのものであり、見たり声を出したりすることはないらしい。

　交渉で相手の仲違いを狙う悪魔らしい性格。よく喋る。命令に従いルーンの宣伝を頑張ったが、台詞が説明口調になってしまった。

　この系統の悪魔は、魔法詠唱者の頭部を自分の首に付けることで、その者の魔法を使うことが出来る悪魔である。素の状態はそこまで強くない。一度に頭部の数だけ同時に魔法を発動可能だが、同じ頭だけでそれをすることは出来ない。また、行使できる位階の制限と、同時使用は合計で何位階までと決まっている*3。頭部から使用できるのは魔法のみで、魔法強化系などのスキルは使用できない模様*4。

　頭冠の悪魔サークレットは全4種*5のうち下から2番目。2つの頭部を付けて一度に合計で第6位階まで使うことが出来る。最高位階がいくつまでかは不明。作中では第四位階を使用している。側近悪魔の中では鱗の悪魔スケイル・デーモンより強い*6。もう一体は不明。

名前	最高位階	合計位階	頭部	出典
頭飾りの悪魔シルクハット	10	15	4	13-409，411
王冠の悪魔クラウン	？	10	3	13-414
頭冠の悪魔サークレット	？	6	2	13-414
花冠の悪魔カローラ	3	3*7	1	13-409

　作中ではローブル聖王国に攻め入った魔皇ヤルダバオトの側近として登場。各都市を転移して管理する仕事をしていた模様。
　北部城塞都市カリンシャにたまたま移動してきたところを藍蛆ゼルンの王子救出部隊と交戦に入る。戦いの中でネイアのアルティメイト・シューティングスター・スーパーが失われたルーン技術を用いた素晴らしい武器だと頑張って宣伝を続けるがネイアに何度も否定されて諦める。相手を一気に無力化出来る《ブラインドネス/盲目化》のような魔法をシズに繰り返すが通用せず、そのままジリ貧となって死亡した。
　この大悪魔が死んだことにより、聖王国解放軍はゼルン達の内応の力も借りて、カリンシャを驚くほど簡単に奪還できた。

• ケラルト・カストディオの頭部
• 国母グランドマザーの頭部

• 頭部の能力次第。合計で第六位階まで使用可能。最高は不明。

• アインズ・ウール・ゴウン魔導王
  • 何！　あの魔導王が！
• シズ
  • 「そう！　ルーンで作った弓！」
  • 「頭冠の悪魔サークレットはクソ大根*8」
• ネイア・バラハ
  • 「違う！」
• ヤルダバオト
  • 魔皇。アベリオン丘陵を支配して聖王国に攻撃を開始した。
• 鱗の悪魔スケイル・デーモン
  • 同僚の側近悪魔。亜人の軍を指揮している*9。
• もう一体の側近悪魔
  • 丘陵を支配している*10。詳細不明。

• このタイプの悪魔の特徴が判明したお陰で、頭飾りの悪魔シルクハットに与えられたアルシェの頭部が今後活躍する可能性が出てきた*11。