福岡市中央区の心療内科・精神科　「メンタルクリニック桜坂」

「うつ病」をいまだに、「心の風邪」と公言している精神科医がいることに、大きな驚きを感ずる。

「うつ病」を「心の風邪」と表現するのは、二つの点で大いに間違っている。

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まず、「うつ病」は「神経の病気」である。

(「神経の病気」である結果、「身体の病気」につながる場合があるが、「うつ病」は本質的に「神経の病気」である)

ここでいう「神経」とは、「中枢神経(脳と脊髄)」と「末梢神経(脳と脊髄以外の全ての神経)」を意味する。

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「うつ病」はこれらの「神経」が、機能不全を起こす病気であり、
なぜ「心の風邪」などと、呼吸器系の病気で例えるのか、理解できない。
これが、間違っている点、一つ目。

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もう一つ、こちらの方をより強調したいが、「うつ病」は、
自殺につながる病気だという点である。
「風邪」などという、安易な軽い表現は不適切である。
「肺炎」位に重く表現して、調度いい位だ。
これが、間違っている点、二つ目。

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「うつ病」のことを「心の風邪」と公言する精神科医がいることに、大いに驚いたし、
専門家として、一般の方々に対して、大きな誤解を与える表現だと思った。

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今後は、「うつ病」を「心の風邪」などと、例える精神科医が現れないことを願う。

福岡市中央区の心療内科・精神科　「メンタルクリニック桜坂」

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