原子力発電所の安全運用 
- 原子力発電所は技術レベルを耐久値のような要素として持っている。
- 原子力発電所の技術レベルは、ゲーム内の「工業の技術マップ」から緑のバーと数字で確認が可能。
- 技術レベルは建設時600として建設され、最大値は見た目上1200となる。（緑のバー2本分）
- 技術レベルは原子力発電所建設後、ゲーム内時間において6時間毎に300消費する。（パッチ10.1時点）
- また、6時間毎の300消費とは別のモジュールによる24時間毎の技術消費が加算される。この技術消費は10単位（タイミングが重なると20）で徐々に減っていく。このモジュールによる技術消費は技術レベルが0になると止まるが、供給されると未払い分の消費が再開される。
- 技術レベルが0まで減少した状態で、技術レベルの減少時間を迎えると「労働者の教育レベル」がダウンする（一定確率？要検証)
- 「労働者の教育レベル」は「安全」「普通」「危険」「メルトダウン寸前」の4段階存在する。
- 「危険」状態のまま放置すると、メルトダウンせずとも土壌汚染・放射能汚染が始まり、徐々に汚染は高濃度・広範囲化する。
- 周辺地区のカレッジ・テクノス、大学、ブータワー、地域の宇宙センターから技術レベルが供給されると、緑のバーが上昇し、一定値に達すると労働者の教育レベルが一段階上昇する。
- 「労働者の安全レベル」が「安全」状態で更に技術レベルが供給されると緑のバーは最大で「1200」まで上昇する。
- シムが「小学校」「高校」「図書館」で教育を受けたかどうかと、「労働者の教育レベル」は一切無関係。「技術レベル」が供給されたかどうかのみで判定される。「工業技術政策」参照の事。
600MW供給時の維持費（材料費用込）と汚染について一覧化する。
石炭発電と石油発電については、最も汚染が少ない状態で計算する。
| 施設の名前 | 600MW供給時の維持費（材料費込） | 常時発生汚染 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 風力発電 | 6,960/ｈ | 無 | 垂直タービン24基+16基。設置面積は濃縮太陽電池より多少は狭い |
| 石炭発電 | 15,250/ｈ | 大気（低） | きれいな発電4基+4基。13/4/15時点のマーケット価格 |
| 石油発電 | 14,280/ｈ | 大気（低） | クリーンオイル4基。設置面積最小 |
| 太陽発電 | 10,320/ｈ | 無 | 濃縮太陽電池10基+10基。最大の設置面積が必要 |
| 原子力発電 | 3,200/ｈ | 無 | 他に150ｋの水を消費する。メルトダウンの危険有 |
また、ここで上記のモジュールによる技術消費の合計量を一覧化する。
| モジュールの種類 | 発電量 | 技術消費の合計量 |
|---|---|---|
| 第一世代転換炉 | 200MW | 150/24H |
| 第二世代転換炉 | 400MW | 300/24H |
| 第三世代転換炉 | 600MW | 450/24H |
編集者の独断によるが、石炭・石油発電は渋滞発生時に設備停止の危険性がある。
原子力発電は安全な運用が出来れば、説明通り、安く・設置面積も少なく・安定した高出力と言える。
- 運用に水と技術レベルを要求する。
- 技術レベルの安定供給のために、道路沿いに密着するように建設する必要がある。
- 消費した水は下水設備のように回収する事が出来ない。
- 一度メルトダウン・放射能漏れを起こすとその都市の汚染回復は不可能に近い
- 単体で最強の電力供給力を持つため、設置するだけしておいて他都市への格安供給設備と捉える事も出来る。
- 災害にとても弱いため、画面を見ない放置は危険。特にいきなり地下からのトカゲは回避不可能。
- カーブに設置してしまうと技術レベルが提供されなくなり、メルトダウンする。
- カレッジテクノス・大学は教育を受けているシムが居る間、その人数分の技術レベルを税収発生時間に供給する。
- 例・都市で2500人が教育を受けている間、「2500」の教育レベルが「毎時：02」に供給される。
- CoTに含まれるアカデミーは供給量は少ないが供給頻度が高い為、原発ととても相性が良い。
- 低所得50、高所得200の状態でモジュールペナルティを難なく回復させるだけの効力を持つ。
- ブータワーはおよそ「毎時5000」の技術レベル供給力を持ち、原子力発電運用と相性が良い。ただし放火には注意。
- パッチVer10.1現在、ブー・タワーの供給力は大幅に落ちており「5000」もないと思われる。要検証。
- 都市内の技術レベル消費量と、原子力発電の時間経過による消費量「300」、モジュールペナルティの「150〜450x設置数」消費以上の供給があれば、安全に運用が出来る。
- 近辺の道路の最敷設などを行った場合、たまにモジュールへの技術供給が寸断されている事があるので最低でもゲーム内で3ヶ月は原子力発電所の編集を開き、モジュール全ての様子を見る事をお勧めする。
- 技術レベル供給の優先度は電子機器特化施設と同等な為、電子機器特化都市で原子力発電所を利用する場合は相応の大学生数や施設が必要となる。
- 繰り返すが、災害には弱いため警戒が必要。ゲームスピードを高速化しての放置は推奨出来ない。
- キーワードは、「道路に正しく接するように配置する」「道路沿い近くにカレッジ・ブータワーがあると良い」
- 「宇宙センターがあるとベスト」「大学は渋滞を引き起こした場合、火災の対応に注意する」
- パッチVer8.01以降、宇宙センターとブー･タワーは以前ほどの強力な技術供給力を持たなくなったので過信は禁物。
ここからは、上記内容の元となった検証内容について記載する。
仮説として、�仝業�に「教育を受けたシムは関係が無い」
��原発は「カレッジ・大学・ブータワーが供給する技術レベルのみで安全レベルを判定する」
�８綵劼垢襪�、「ナナメの道路に設置されたモジュールには技術レベルが供給されない」件も検証された。
検証方法：写真のように、一本道でゲーム内距離30ｋｍの道を引く。
写真のように、都市内に3箇所の原発を配置。
都市入り口から道路沿いに、大学・ブータワー・原発（A）・カレッジ・ハイテク工業1件・原発（B）・
ハイテク工業3件・原発（C）と配置し、ゲーム内時間において3年間観察した。
状況は、原発（B）の周辺はほとんど「教育」を受けていないシムばかりとし、
原発（A）の周辺は「教育」「技術」ともに施設距離から見ても非常に優秀。
原発（C）の周辺は「教育」を受けたシムが多いが技術施設からは遠い、とした。
結果、「教育」「技術」も適切に供給されている「ハズ」の原発（A)がゲーム内時間5ヶ月でのメルトダウンとなった。
周囲には「教育」を受けていないシムばかりである原発（B）は、建設後二年間安全なままであった。
もっとも距離が遠く、道路沿いにハイテク工業が4件あった原発（C)は、技術レベルは上下するものの二年間安全であった。
- 考察-
カレッジ・大学・ブータワーは「技術レベル」を道路沿いに提供しており、原発（B）は適切に受け取ることが出来たと思われる。
原発（C）の状況から、経路沿いのハイテク工業と原発（B）へ提供された「技術レベル」の残りを受け取っていたと思われる。
原発（A）の状況は不可解であり、追加検証を行うものとする。
都市内に、水の供給・下水処理・ゴミの焼却設備のみを設置した都市に、400人のシムを住まわせる。
速やかに原発を建設し、「教育」「技術」を一切提供しない状態でゲーム内時間において2年間経過を観察する。
結果、原発の安全レベルは徐々に低下し、8ヶ月経過後より放射能汚染が始まった。
その後、2年目6月まで経過を観察するがメルトダウンせず汚染のみ高濃度化・広範囲化した。
その時点で原発の隣に高校を設置。都市の教育レベルは上昇したが原発に改善は見られなかった。
2年目12月、原発の隣にカレッジを建設することで安全状態の速やかな回復を確認した。
同時に、技術レベルの提供量と提供レベルを確認するに至る。
この検証から、「原発には技術レベルが提供されれば安全である」と考える。
それでは、検証内容（1）の原発Aに「技術レベルが供給されなかった」案件について追検証する。
写真のように、道路をカーブさせて差異を観察する。
原発の起き方を調整し、極端に道路から沿わせず建造した写真奥の原発と、
道沿いに丁寧に配置した原発の間にブータワーを置き技術レベルのみ都市に提供して経過を観察した。
結果は一目瞭然であり、道路に面していない原発は危険状態へと推移していった。
この事から、検証内容（1）の原発（A）には、カーブに配置してしまった悪影響があったと結論付ける。
以上が、このwiki情報の作成に至った検証内容である。