「今度ね、村でお祭りがあってね!今みんなで準備してるところなんだ!力仕事は任せろーってミミも手伝ってるんだよ!おじいちゃんの住んでた街でもお祭りってあった?」
「ホッホッホ…昔の事はもう忘れたのぉ」
笑いながら、イゴールのおじいちゃんは、いつもの調子で分厚い本とにらめっこ。
「もーいっつも忘れちゃうんだから!ミミの話も全然覚えてないでしょ!」
「ホッホ……ほれ、水と氷のお祭りじゃぞ」
木の器に入った水は空中で小さい粒になり、水から氷へと姿を変えながら回転していく。
「うわぁあ!すごいキレイ!これはなんていう魔法なのぉ!?」
「よいかケモノ娘。過去は大切な物じゃが、今を楽しむ事も素晴らしいものよのぉ」
回っていた氷は水へ戻りながら、少しずつ器へと帰っていく。
「難しい事はわかんないけど、おじいちゃんの魔法は世界一だと思うよ!」
「ホッホッホ……年寄りを喜ばせても何も出んぞ?」
「そうだ!魔法を見せてくれたお礼に、
特別なタマゴを取ってくる、待ってて!」
断崖に住む翼竜の巣へ行こう。
おじいちゃんもきっと喜んでくれるはず!
「祭の手伝いはよいのかの?」
「 “今を楽しむ事も素晴らしいもの”でしょ!」
隠れ家を飛び出すと、背後でゴロゴロと物が落ちる音がした。
そういえば入り口にセチの実が吊るしてあったっけ。
「ホッホッホ…昔の事はもう忘れたのぉ」
笑いながら、イゴールのおじいちゃんは、いつもの調子で分厚い本とにらめっこ。
「もーいっつも忘れちゃうんだから!ミミの話も全然覚えてないでしょ!」
「ホッホ……ほれ、水と氷のお祭りじゃぞ」
木の器に入った水は空中で小さい粒になり、水から氷へと姿を変えながら回転していく。
「うわぁあ!すごいキレイ!これはなんていう魔法なのぉ!?」
「よいかケモノ娘。過去は大切な物じゃが、今を楽しむ事も素晴らしいものよのぉ」
回っていた氷は水へ戻りながら、少しずつ器へと帰っていく。
「難しい事はわかんないけど、おじいちゃんの魔法は世界一だと思うよ!」
「ホッホッホ……年寄りを喜ばせても何も出んぞ?」
「そうだ!魔法を見せてくれたお礼に、
特別なタマゴを取ってくる、待ってて!」
断崖に住む翼竜の巣へ行こう。
おじいちゃんもきっと喜んでくれるはず!
「祭の手伝いはよいのかの?」
「 “今を楽しむ事も素晴らしいもの”でしょ!」
隠れ家を飛び出すと、背後でゴロゴロと物が落ちる音がした。
そういえば入り口にセチの実が吊るしてあったっけ。
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