完全食を自作するwiki - Elixir latest version
【完全食】 Elixir ver.2.0
Elixirのコンセプト
ver.1.0からの変更点
栄養価・単価計算表
用意するもの
作り方
メモ
Elixirのコンセプト
Elixirは
味重視
のレシピとなります。
ほんのり甘くサラサラしています。微妙に粉っぽいですが、PFJよりも遥かに飲みやすいです。
そんなことより、もっと安く作りたいという人は
PFJ
をお試し下さい。
ver.1.0からの変更点
玄米粉を上用粉(上新粉)に変更することで飲み心地を改善
粉っぽさを低減
流動性を向上
ダマが生じにくくなった
玄米の特徴的な不快臭を回避
食物繊維量を調節することで整腸作用を改善
難消化性デキストリン(水溶性食物繊維)と粉末セルロース(不溶性食物繊維)を原料に追加
不溶性/水溶性=2.5/1となるよう調節
食物繊維総量について目標摂取量を満たすよう調節
マンガンと葉酸(VB9)が過剰摂取気味だったのを改善
その他微調整
魚油を4gに減量(多いと魚っぽい匂いがきつくなる)
サッカリンを100mgに増量(甘さが足りない気がした)
栄養価・単価計算表
栄養価・単価計算表
クリックで拡大できます。
単価
228円/食 (上新粉を使用した場合)
表の読み方
必要栄養量の基準
コリン以外については
『厚労省 日本人の食事摂取基準』の『男性30-49歳』のデータを使用した。
コリンについては『Dietary Reference Intakes, Institute of Medicine (2012)』のデータを使用した。
三大栄養素のカロリー比(PFC比)は、タンパク質(P)/脂質(F)/炭水化物(C)=13/25/62を目標値とした。
ω-3およびω-6脂肪酸の摂取比率は、ω-3/ω-6=1/1〜1/4を目標値とした。
他の年齢性別データもいずれ公開する予定だけど、すぐ欲しいという人がいれば個別に差し上げます。
推奨・目安量
これが100%を越えていればよい。多少足りなくても大丈夫。
「-」となっている欄は、値が定められていないことを意味する。
耐用上限量
これが100%を越えると過剰摂取となり健康リスクが生じ始める。ちょっと越える程度なら大丈夫。
「-」となっている欄は、値が定められていないことを意味する。
女性向けレシピについて
レシピ通りに作ってもらって大丈夫です。ただし、1日あたりの消費量を減らして下さい。減らす量はカロリーベースで考えて下さい。
目安としては、一日あたりの必要カロリーは男性が2300kcal、女性が1750kcalなので、約76%に減らすと良いでしょう。
用意するもの
原料(1日3食分、男性30-49歳の場合)
(リンク先は管理人が実際に使用している商品です。他メーカーの同等品でも大丈夫です。)
上用粉
(あるいは
上新粉
、
極上用粉
) 399 g
価格、送料(まとめて購入すると割安になる)、発送速度(1週間かかるものもある)、グレード(粒子経の大きいものから米粉=上新粉>上用粉>特上用粉となる)などの観点で色々な選択肢が考えられます。各自がお好みの商品を使用して下さい。管理人のオススメは上用粉です(粒子経がそれなりに小さく飲み心地が良好、価格も比較的安い、まとめて買えば送料も抑えられる)。Amazonの関連検索などを使って色々な商品を比較してみてもいいかもしれません。
玄米粉
53 g
全部を上用粉に変えてもさほど問題はありません。玄米粉を用いると、飲み心地が少し悪くなります。
玄米粉を使わない場合は
こちら
の栄養価表を使用して下さい。他の原料の使用量も微妙に変わっているので注意して下さい。
低Na型大豆プロテイン
55.4 g
プレーン味がオススメですが、
ストロベリー風味
、
チョコレート風味
もお好みでどうぞ。(ストロベリーは美味しかったです)
キャノーラ油
55.2 g
魚油
4.0 g
ネイチャーメイド マルチビタミン&ミネラル
2粒(3.05 g)
食塩 2.5 g
グルコン酸カリウム
14.2 g
重酒石酸コリン
1.0 g (Amazonでは買えません)
真昆布粉
0.2 g
大豆レシチン(乳化剤)
10 g
キサンタンガム(増粘安定剤)
0.8 g
カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)
3.0 g で代用しても大丈夫
サッカリンナトリウム(甘味料)
100 mg
難消化性デキストリン(水溶性食物繊維)
6.3 g
粉末セルロース(不溶性食物繊維)
7.3 g
用具
(リンク先は管理人が実際に使用している商品です。)
フタ付きジョッキ
2L以上のものを推奨。
蓋付きポリバケツ
10Lで大体25食分くらい入ります。
ビニール袋(70Lのゴミ袋など)
一気に15食以上作りたい場合のみ使用。使用法は後述。
重量計
kgスケールが量れて、なおかつ0.1g単位で量れるものが理想。場合によっては2つの重量計を使い分けるのもアリ。
上記リンクの重量計は理想的な仕様といえる。
乳鉢
すり鉢は不適。微細に粉砕出来ないのみならず、隙間に詰まる。
サッカリンを粉砕できさえすればどんな道具を使っても良い。茶碗とスプーンとかでも、一応はどうにかなる。
作り方
粉末ミックスの完成まで
サッカリンナトリウムを乳鉢などで粉々に砕く。
大豆プロテイン、大豆レシチン、真昆布粉、キサンタンガム、サッカリンナトリウム、食塩、グルコン酸カリウム、重酒石酸コリン、難消化性デキストリン、粉末セルロースをポリバケツに入れ、完全に均一になるまで混ぜる。
上用粉と玄米粉を徐々に追加しつつ混ぜ切ったら完成。
大量に作りたい場合は、大きいビニール袋を二重にしてから、先ほど混ぜた粉を入れてから玄米粉を加え、5分くらいシェイクして作る。
粉の分布にムラがあるとダメなので慎重に行いましょう。慣れるまでは小スケールで試すといいと思います。
長期保存の場合は冷暗所を推奨。
最後まで(3食分)
乾いたジョッキに粉末ミックスを入れてから水を500mL加えて撹拌する。混ぜた後、流動性が乏しければ再び適量の水を入れて撹拌する。
キャノーラ油、魚油を加え、水を全量2.0L程度になるまで追加して充分混ぜれば完成。
調理後は冷蔵保管し、なるべく48時間以内に消費して下さい。
ネイチャーメイド マルチビタミン&ミネラルは、朝と晩の2回に分けて1粒ずつ飲む。
メモ
分量アレンジについて
ナトリウム(食塩)
食塩の必要摂取量は1日あたり1.5gですが、これはあくまでも最低値です。運動等で汗をかくと体内の塩分量は減少しますので、スポーツドリンクなどで正しく塩分を追加補給するようにしましょう。もちろん、レシピの食塩量を増量するのもアリです。
参考URL
http://www.commerceatroyes.com/2720.html
食物繊維
一般的には水溶性/不溶性=1/2の時に最良の整腸作用が望めますが、これには個人差があります。もし下痢気味となる場合は水溶性食物繊維の割合を増やし、逆に便秘気味となる場合は不溶性食物繊維の割合を増やしてみるといいでしょう。
参考URL
http://www.element-body.com/%E9%A3%9F%E7%89%A9%E7%...
味について
飲むヨーグルトみたいな味だそうです(知人談)。管理人的には、なんだかよく分からないけど甘くて美味しい飲み物、みたいな印象です。
米粉由来の粒の感触がありますが、ほとんど気にならないレベルです。
味が微妙だと思った場合は、サッカリンを少し増やしてみるといいです。
飲み方について
必ずしも指定分量通り飲まなくても良い。運動量や体重により必要エネルギーは異なるため。
マルチビタミン&ミネラルの錠剤は、ミルミキサーで粉砕して粉末ミックスに混合しても良い。
原料について
米粉とソイプロテインはいずれも低GI食品のカテゴリに属するので、腹持ちが非常に良好です。
魚油はDHAとEPAの摂取のため配合しています。DHAとEPAは脳細胞の形成などに非常に重要な役割を果たしています。
大豆レシチンは乳化剤として働き、水と油を親和させる能力があります。また、レシチンは別名ホスファチジルコリンとも呼ばれ、コリン摂取の目的も果たします。
キサンタンガムは増粘安定剤であり、成分が分離沈殿するのを防ぎます。直接水で希釈しようとするとゲル状に固化してしまうので、他の原料に分散させてから水を加えるようにしましょう。
サッカリンは人工甘味料です。甘味度が砂糖の500倍もあるので、微量の添加で十分な甘みが得られます。昔、発癌性を持つ可能性が指摘されましたが、後に否定されています。欧米では現在も大量に使用されています。