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秀丸メールマクロヘルプ17

コマンド一覧

アカウント設定関係





LoadAccountProp/SaveAccountProp関数(TKInfo.dll)


 LoadAccountProp関数は、パラメータで指定されたアカウントのプロパティをメモリ上にロードします。メモリ上にロードされたプロパティは、GetAccountProp関数で参照したり、SetAccountProp関数で書き換えたりできます。

 SaveAccountProp関数は、SetAccountProp関数で書き換えられたアカウントプロパティをファイルに保存します。

 これらの関数は、秀丸メール本体上でもメールエディタ上ででも実行可能です。


パラメータ1(文字列型、LoadAccountPropのみ)


 読み込みたいアカウントの名前を指定します。

返り値(数値型)


 読み込みまたは保存に失敗すると0を返します。成功すると0以外を返します。



#n = dllfunc("LoadAccountProp", "テストアカウント" );
#n = dllfunc("SetAccountProp", "szName", "斉藤秀夫" );
#n = dllfunc("SaveAccountProp");





GetAccountProp/SetAccountProp関数(TKInfo.dll)


 GetAccountProp関数は、LoadAccountProp関数で読み込まれたアカウントプロパティ中の値を取り出して返します。
 SetAccountProp関数は、LoadAccountProp関数で読み込まれたアカウントプロパティ中の値を書き換えます。

 SetAccountProp関数で書き換えた内容は、後からSaveAccountProp関数で保存しないと、実際のアカウントプロパティには反映されません。また、送受信途中でSaveAccountPropしても、現在の送受信のためのアカウントプロパティには反映されず、次の送受信以降にだけ反映されます。



パラメータ1(文字列型)


 取り出し/書き換えたいパラメータの名前です。名前には以下の種類があります。
 ちなみに名前には法則があり、「sz」で始まる物は文字列型、「f」で始まる物はフラグ(0か1かの値)、「c」または「n」で始まる物は数値型となっています。


szTitleアカウント名。これを変更してSaveAccountPropすると、アカウント名(=フォルダ名)が変更される。
szName送信者の名前
szEmailメールアドレス
szOrganization所属
szReply返信用のアドレス(「Reply-To:」に設定する値)
fBccAlways「Bcc:」ヘッダを追加するかどうか(szBccEmailとセット)
szBccEmail「Bcc:」ヘッダに設定する文字列(メールアドレス)
szSmtpServerSMTPサーバーのホスト名
szPop3ServerPOP3サーバーのホスト名
szPop3AccountPOP3サーバー用のユーザーアカウント
szPop3PasswordPOP3サーバー用のパスワード
szDialupEntryこのアカウント用のダイヤルアップ先の名前
fSavePasswordPOP3サーバー用のパスワードを保存するかどうかのフラグ
fPopBeforeSmtpPOP before SMTPするかどうかのフラグ
fSaveOnServer受信したメールをサーバー上に残すかどうかのフラグ
fDialupこのアカウント用のダイヤルアップ接続を指定するかどうかのフラグ
(1の場合はszDialupEntryが有効となる)
fDialupAtRecv受信時にダイヤルアップ接続が必要かどうか。fDialupが1の場合にのみ有効。
fDialupAtSend送信時にダイヤルアップ接続が必要かどうか。fDialup1が1の場合にのみ有効。
fLeaveDialupfDialupが1の場合、送受信後にダイヤルアップ接続を切断するかどうかのフラグ。
fRecvLog受信ログを作成するかどうかのフラグ
fSendLog送信ログを作成するかどうかのフラグ
fExcludeFromAllTransmitこのアカウントを「すべて送受信」の対象外とするかどうかのフラグ(1の時に対象外となる)
fFilterAtRecv受信時に自動振り分けするかどうかのフラグ
fReplySignature返信時にも署名を付けるかどうかのフラグ
fForwardSignature転送時にも署名を付けるかどうかのフラグ
nLogRetainMonthログを保持する期間(何ヶ月単位かの値)
fApopAPOPを使うかどうかのフラグ
cSaveOnServerDatefSaveOnServerが1の場合、メールをサーバー上に保持しておく期間(日数)の指定。0の場合はずっと置いておくという意味。
fExcludeFromAutoDownこのアカウントを「定期的な受信」の対象外とするかどうかのフラグ(1の時に対象外となる)
fFilterAtSend送信時に自動振り分けするかどうかのフラグ
nAutoDownInterval定期受信の時の、定期受信の間隔に対して、このアカウントを「何回に1回の割合で対象とするか」の値。例えばここが1なら定期受信時に毎回受信し、2なら2回に1回の割合で受信する。
nPop3PortPOP3サーバーへ接続するポート番号
nSmtpPortSMTPサーバーへ接続するポート番号
szSmtpAccountSMTPサーバーに認証が必要な場合、またはPOP before SMTPで、それ用の認証サーバーが指定してある場合に、それ用のアカウント
szSmtpPassword同じく、SMTPサーバーまたはPOP before SMTP時用のパスワード
fSaveSmtpPasswordSMTPサーバー用のパスワードを保存するかどうかのフラグ
cPopLoginDelayPOP before SMTP時の、POPログインしてからSMTP送信するまでの遅延時間(秒単位)。遅延無しの場合は0。
fESMTPSMTP認証がONかどうかのフラグ。
szAuthServerPOP before SMTPで特定の認証サーバーを必要とする場合、そのホスト名。
fDontUseUidl「UIDLコマンドを使わない」のフラグ
cServerTimeoutサーバーとのやりとりでのタイムアウト時間(秒数)、デフォルトは120だが、0なっている場合も120秒という意味になる。
fDontChangeIconAtRecv定期受信時に何か受信してもアイコンを変化させたり音おならしたりしないフラグ
fSaveUidlInMailUIDL文字列の内容をメールに保存するかどうかのフラグ
fDontUseTopTOPコマンドを使わないフラグ
cbSizeLimit受信時のメールサイズの制限(バイト単位)、0以下の場合は制限しないという意味。(負の数もありえる)
szEmailAlias自分用メールアドレスの別名。
fMailFromFrom送信時のMAIL FROM <...>コマンドでメールの「From:」ヘッダを参照するかどうかのフラグ(メールサーバーについての高度な設定)。
cbPartialSend送信時のメールの分割サイズ(バイト数)、0の場合は分割無し。
fFlyingRecv受信の高速化のフラグ
szSignature署名
szNewTemplate新規メール用のテンプレート
szReplyTemplate返信メール用のテンプレート
szForwardTemplate転送メール用のテンプレート
szAccountGroup現在アカウントが属しているアカウントグループ名
fPopOverSSLPOP over SSLのフラグ
fSmtpOverSSLSMTP over SSLのフラグ
fSSLNoCertificateCheck「SSLで、証明書を検証しない」のフラグ
fPopOverSSLV3POP over SSLでの、TLS/SSL3.0を有効にするかどうかのフラグ。1の場合はTLSまたはSSL version3.0が有効となり、0の場合はSSL version2.0でのみの接続となる。
fSmtpOverSSLV3同じく、SMTP over SSLでの、TLS/SSL3.0を有効とするかどうか
fPopStartTLSPOP over SSLで、STARTTLSを使うかどうか
fSmtpStartTLSSMTP over SSLで、STARTTLSを使うかどうか
fNTLMAuth「セキュリティで保護されたパスワード認証」のフラグ
fDontSpamFilter迷惑メールフィルターを通すかどうか(1なら通さない)
szBookRelationアドレス帳グループとの関連づけ(""なら関連づけ無し)
szRecvBypass受信したメールを他のアカウントへバイパスするかどうか、および、そのバイパス先(""ならバイパスしない)
fSentBypass送信済みメールもパイパスするかどうかのフラグ
fIgnoreRecvError「受信時にエラーが起きてもメッセージ表示しない」のフラグ
fRemoteMailAtAutoDown自動受信時に、リモートメールの一覧取得のみを実行するかどうかのフラグ
szMailFromSpecify送信時のMAIL FROM:<...>で通知するメールアドレスを指定する用(""なら指定しない)
fHeloHost送信時のHELOまたはEHLOコマンドで通知するホスト名を特別に指定するかどうか
szHeloHostfHeloHostが1の時の、ホスト名の指定
authtypeSMTP認証の方式指定、0なら自動、1ならCRAM-MD5、2ならLOGIN、3ならPLAIN

パラメータ2(SetAccountPropの時のみ)


 書き換える値です。フラグまたは数値の場合は数値を指定し、文字列型の値の場合は文字列を指定しないといけないです。


返り値(数値型、文字列型) GetAccountPropの場合


 GetAccountPropの返り値は、フラグまたは数値型の場合は数値を返し、文字列の場合は文字列型を返します。


返り値(数値型) SetAccountPropの場合


 SetAccountPropの場合は、値の書き換えに成功した場合は1、失敗した場合は0を返します。ちなみに、「署名、テンプレート」以外の文字列型は、長さが79バイト以内でないとダメです。それ以上の長い文字列を指定するとエラーになります。また、フラグの所に0、1以外の値を書き込もうとすると、これもエラーになります。


テンプレート/署名についての補足説明

 szNewTemplateなどのテンプレート/署名関係の値は、少々特殊な動作をします。
 アカウント毎の設定でのテンプレートの設定が、「参照指定」となっている場合にGetAccountPropでテンプレート/署名内容を参照すると、「参照指定」となっている先のテンプレート/署名内容を返します。
 SetAccountPropでテンプレート/署名を書き換えると、たとえ元の設定が参照設定となっていても、「個別指定」に設定しなおされて、その個別指定の内容が書き換えられます。


アカウントグループ名についての補足

 アカウントグループ名はGetAccountPropする分には普通に使えますが、SetAccountPropについては今のところ正常動作しません(V3.07β21時点で)。



#n = dllfunc("LoadAccountProp", "テストアカウント" );
#fSavePassword = dllfunc("GetAccountProp", "fSavePassword");
$name = dllfuncstr("GetAccountProp", "szName");
#n = dllfunc("SetAccountProp", "fSavePassword", 0);
#n = dllfunc("SetAccountProp", "szBccEmail", "hoge@fuga.com");
#n = dllfunc("SaveAccountProp");





MakeAccount関数(TKInfo.dll)


 MakeAccount関数は、パラメータで指定した名前の新規アカウントを作成します。秀丸メールは空っぽのアカウントプロパティと初期のフォルダのみを生成するので、正しいアカウントにするためには、後でLoadAccountProp/SetAccountProp/SaveAccountPropでアカウント情報を設定してやるか、またはユーザー自身が自分でアカウントプロパティを設定する必要があります。


パラメータ1(文字列型)


 新規に作成するアカウント名(=フォルダ名)を指定します。既に同じ名前のアカウントが存在していたり、フォルダ名として使えない文字が含まれていたりしてはいけません。


返り値(数値型)


 アカウントの作成に成功した場合は1、失敗した場合は0を返します。




2006年05月22日(月) 11:24:13 Modified by aqualung




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