リリカルなのはBstS1話
ラットル「一つの正義貫く、見た目は動物。中身はロボット。その名は名探偵はやて!」
はやて「じっちゃんの名にかけてやるでー♪」
ルーテシア「あ、あの二人呼んできたらどこにツッコミいれたら良いかわからないわι」
第1話「ごりねずみ」
「これが私の出した結論だ。」
普通の者ならコンボイの話を信じるには難しい話である。自分はその遥か昔の伝説の時代からやって来たというのだから無理もない。
だが。ギンガは違った。コンボイの話を真摯な表情で何一つ聞き落とす事なく聞いていた。
「気になります……コンボイさんやお友達が巻き込まれたその衝撃……。話を聞く限り、教書で載っている。
過去のロストロギアで発生した次元震に似ていますね。」
ロストロギア……進んだ文明の失われた技術の遺産。
それはコンボイの居た未来の世界でおいても脅威の存在として知られていたものであった。
それともう一つ。話をしていく中、コンボイはギンガに関心していた。
先程歳を聞けばまだ12歳だという。時空管理局も将来有望だと。ただ関心していた。
関心していたコンボイに気付いたギンガは?を浮かべて尋ねる。
「あの、私の顔に何かありますか?」
「あ、いや。本当にまだ若いのに立派だと思ってね。」
「きょ、恐縮です〃〃」
ギンガはコンボイの何気ない言葉につい照れてしまう。
褒められるのは父以外では初めてだったのもあるがコンボイの優しげな言葉からはどこか威厳を感じてしまう。
「バナナを食べればもっと立派になれるさ」
「いや、バナナは関係ないですよι」
すると上の部屋に繋がる階段から誰かが降りてくる足音が聞こえ、寝ぼけ声が二人のいるダイニングまで届いてきた。
「お姉ちゃん?誰と話してるの」
寝ぼけ眼を擦りながら青髪のショートヘアの女の子がやってくる。が、コンボイの姿を見た途端。その娘は固まった。
「あ、おはようスバル。コンボイさん、この子は私の妹のスバルです。」
「スバルか……はじめまして、スバル。私はコンボイだ。よろしく」
にこりと微笑んでコンボイは大きな手をスバルに差し出す。
思考が停止してしまったもののコンボイの笑顔から、身体から溢れ出す優しさにスバルは自然に笑顔を浮かべコンボイの手を握る。
「わ、私。スバル・ナカジマです。よろしくお願いします。」
「うん、ありがとうスバル。 さて、ギンガ君。会ってばかりで申し訳ないが。明日にでも時空管理局に向かいたいのだが、誰か知り合いは居るかな?」
コンボイの質問にギンガは直ぐさま敬礼して答える。私服ではあるものの、幼い姿でもその敬礼からエキスパートといった雰囲気が感じられる。
「は、明日、父に連絡した上で私が管理局を案内させて頂きます。コンボイ司令官」
「うむ、それと……二人とも、重要な任務がある。」
「あ、なんでしょうか?」
「?」
「バナナはあるかな?」
その『バナナ』の言葉でずっこけそうになるギンガであったが逆にスバルは吹き出してしまう。
「あはは、コンボイさん。バナナ持ってきてあげますね♪」
「すまないスバル」
台所に向かって行ったスバルを見遣っているとギンガがコンボイの顔を覗き込んで尋ねる。
「バナナお好きなんですか?」
「ああ、私は一日三食バナナだよ。」
「ふふ、じゃあ。買い物する時は買い置きの分もバナナ買っておきますね♪」
「そうしてくれるとは……ありがたいよ♪」
しばらくすると一房のバナナを持ってきたスバルに「ありがとう」と礼を述べてからバナナを一本貰い、皮を綺麗にめくってから頬張るコンボイ。
そんなコンボイの食べる姿につられたスバルも持ってきたバナナを一本ちぎる。
「あ、スバル私もバナナちょうだい。」
「はい、お姉ちゃん」
ギンガにバナナを渡してから皮をめくっているスバルがコンボイにある質問をする。
「コンボイ司令官、バナナカレー正道ですか?」
「正道だな、パイナップルカレーは許せないが。」
「あ、私もパイナップルカレーはダメι」
スバルがそう言っている中、何故かギンガは肩を落として沈んでいた。
(パイナップルカレー。ダメなんだ……)
(大きい……ユーノ君?でも、この子ネズミさんだよね?)
(うわぁ、久々に人見たよ)
コンボイやチータスがそれぞれの場所において邂逅をはたしていた同じ頃、一匹の大きなネズミ(ラットル)が高町なのはと顔を見合わせていた。
続く
次回予告
ユ「ネズミだなんて酷いよ。なのはι」
な「にゃはは、ユーノ君ごめんねι」
ラ「おーい二人とも。予告しようぜ予告♪」
な「あ、そうだねラットル君♪次回、リリカルなのはBsts。第3話、下着、バナナ盗難事件前編です。」
ラ「犯人は貴方だユーノさん!」
ユ「Σ何もかも違う!!」
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はやて「じっちゃんの名にかけてやるでー♪」
ルーテシア「あ、あの二人呼んできたらどこにツッコミいれたら良いかわからないわι」
第1話「ごりねずみ」
「これが私の出した結論だ。」
普通の者ならコンボイの話を信じるには難しい話である。自分はその遥か昔の伝説の時代からやって来たというのだから無理もない。
だが。ギンガは違った。コンボイの話を真摯な表情で何一つ聞き落とす事なく聞いていた。
「気になります……コンボイさんやお友達が巻き込まれたその衝撃……。話を聞く限り、教書で載っている。
過去のロストロギアで発生した次元震に似ていますね。」
ロストロギア……進んだ文明の失われた技術の遺産。
それはコンボイの居た未来の世界でおいても脅威の存在として知られていたものであった。
それともう一つ。話をしていく中、コンボイはギンガに関心していた。
先程歳を聞けばまだ12歳だという。時空管理局も将来有望だと。ただ関心していた。
関心していたコンボイに気付いたギンガは?を浮かべて尋ねる。
「あの、私の顔に何かありますか?」
「あ、いや。本当にまだ若いのに立派だと思ってね。」
「きょ、恐縮です〃〃」
ギンガはコンボイの何気ない言葉につい照れてしまう。
褒められるのは父以外では初めてだったのもあるがコンボイの優しげな言葉からはどこか威厳を感じてしまう。
「バナナを食べればもっと立派になれるさ」
「いや、バナナは関係ないですよι」
すると上の部屋に繋がる階段から誰かが降りてくる足音が聞こえ、寝ぼけ声が二人のいるダイニングまで届いてきた。
「お姉ちゃん?誰と話してるの」
寝ぼけ眼を擦りながら青髪のショートヘアの女の子がやってくる。が、コンボイの姿を見た途端。その娘は固まった。
「あ、おはようスバル。コンボイさん、この子は私の妹のスバルです。」
「スバルか……はじめまして、スバル。私はコンボイだ。よろしく」
にこりと微笑んでコンボイは大きな手をスバルに差し出す。
思考が停止してしまったもののコンボイの笑顔から、身体から溢れ出す優しさにスバルは自然に笑顔を浮かべコンボイの手を握る。
「わ、私。スバル・ナカジマです。よろしくお願いします。」
「うん、ありがとうスバル。 さて、ギンガ君。会ってばかりで申し訳ないが。明日にでも時空管理局に向かいたいのだが、誰か知り合いは居るかな?」
コンボイの質問にギンガは直ぐさま敬礼して答える。私服ではあるものの、幼い姿でもその敬礼からエキスパートといった雰囲気が感じられる。
「は、明日、父に連絡した上で私が管理局を案内させて頂きます。コンボイ司令官」
「うむ、それと……二人とも、重要な任務がある。」
「あ、なんでしょうか?」
「?」
「バナナはあるかな?」
その『バナナ』の言葉でずっこけそうになるギンガであったが逆にスバルは吹き出してしまう。
「あはは、コンボイさん。バナナ持ってきてあげますね♪」
「すまないスバル」
台所に向かって行ったスバルを見遣っているとギンガがコンボイの顔を覗き込んで尋ねる。
「バナナお好きなんですか?」
「ああ、私は一日三食バナナだよ。」
「ふふ、じゃあ。買い物する時は買い置きの分もバナナ買っておきますね♪」
「そうしてくれるとは……ありがたいよ♪」
しばらくすると一房のバナナを持ってきたスバルに「ありがとう」と礼を述べてからバナナを一本貰い、皮を綺麗にめくってから頬張るコンボイ。
そんなコンボイの食べる姿につられたスバルも持ってきたバナナを一本ちぎる。
「あ、スバル私もバナナちょうだい。」
「はい、お姉ちゃん」
ギンガにバナナを渡してから皮をめくっているスバルがコンボイにある質問をする。
「コンボイ司令官、バナナカレー正道ですか?」
「正道だな、パイナップルカレーは許せないが。」
「あ、私もパイナップルカレーはダメι」
スバルがそう言っている中、何故かギンガは肩を落として沈んでいた。
(パイナップルカレー。ダメなんだ……)
(大きい……ユーノ君?でも、この子ネズミさんだよね?)
(うわぁ、久々に人見たよ)
コンボイやチータスがそれぞれの場所において邂逅をはたしていた同じ頃、一匹の大きなネズミ(ラットル)が高町なのはと顔を見合わせていた。
続く
次回予告
ユ「ネズミだなんて酷いよ。なのはι」
な「にゃはは、ユーノ君ごめんねι」
ラ「おーい二人とも。予告しようぜ予告♪」
な「あ、そうだねラットル君♪次回、リリカルなのはBsts。第3話、下着、バナナ盗難事件前編です。」
ラ「犯人は貴方だユーノさん!」
ユ「Σ何もかも違う!!」
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2007年08月02日(木) 11:56:29 Modified by beast0916