作曲家・多田武彦〔通称・タダタケ〕のデータベース。

男声合唱組曲「吹雪の街を」(作詩:伊藤整)
吹雪の街をフブキノマチヲ指示速度調性拍子備考
1忍路オショロ中庸の速さで、情趣に満ちて4分音符=約96ホ短調2/4
2また月夜マタツキヨ中庸の速さで、感傷的に4分音符=約88ホ短調4/4
3夏になればナツニナレバややはやく、心をこめて4分音符=約108ヘ長調3/4Tenor Solo
4秋の恋びとアキノコイビトおそく、沈んだ気持で4分音符=約60ニ短調4/4
5夜の霰ヨルノアラレややはやく、厳しく付点4分音符=約100ト短調6/8
6吹雪の街をフブキノマチヲやや おそく、しみじみと4分音符=約80ホ短調4/4

作品データ

作品番号:T46:M40n
作曲年月日:1979年2月19日
小樽商科大学グリークラブによる委嘱

初演データ

初演団体:小樽商科大学グリークラブ
初演指揮者:大石晴也
初演年月日:
1979年12月8日
第18回小樽商科大学グリークラブ札幌演奏会(於札幌公済ホール)
1979年12月15日
第49回小樽商科大学グリークラブ小樽演奏会(於小樽市民会館)

楽譜・音源データ

作品について

『夏になれば』は、A mademoiselle T(〔未婚女性の〕Tさんに/T嬢に)という副題を持つ。
『夜の霞』は合唱名曲シリーズNo.26(H9)にM4として収録された。
「吹雪の街を」の最後には行下げのかたちで、ジャン・モレアス(Jean Moréas 1856-1910)の「Nevermore」という詩の一部が原語(フランス語)で引用されている。

  Rêver encor de douceur,
  De douceur et de guirlanders.
(引用文ママ。仏和辞典等から判断すると、おそらくguirlandesが正しい)

  ※日本語訳(一例)
  もう一度甘い夢を見る
  甘い、そして花飾りの


全文(英訳つき)はBrinDin Press Onlineを参照。

以上のフランス語の文は、『多田武彦男声合唱曲集5』(音楽之友社)巻末の歌詞には掲載されていない。
初演団体の小樽商科大学グリークラブでは、定期演奏会のアンコールに終曲「吹雪の街を」を歌うのが恒例である。

同楽譜の第1刷では、「吹雪の街を」の途中でSecパートが「女心のやさしさ」と歌っていたが、現在では「女心のあやしさ」に訂正されている。

1曲目「忍路」では組曲「雪明りの路」3曲目「月夜を歩く」からのメロディーの引用がある。
また6曲目「吹雪の街を」の後半では1曲目のメロディーが再び現れる。
詩の出典
『雪明りの路』(椎の木社、1926年)

歌詩

参考文献

なまずの孫 1ぴきめ 「III 愛と整―『雪明りの路』『吹雪の街を』を歌うために―」

リンク

動画

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

管理人のみ編集できます