1927年(昭和2)年9月
設計者:曾禰中條建築事務所
施工:石井組
鉄筋コンクリート造2階建、地下1階
新宿区河田町10-10

都・選定歴史的建造物
旧小倉藩主の小笠原長幹伯爵の邸宅として、
小倉藩の下屋敷跡に建てられたスパニッシュ様式の洋館。
戦後、1948(昭和23)〜1952(昭和27)年は米軍に接収され、
接収解除後は東京都福祉局中央児童相談所になり
1975年(昭和50)年まで使用されました。
その後しばらく放置状態でしたが、修復工事後、
2002年より小笠原邸としてレストランが
オープンされた。現在はバルとして予約なしの
手軽な利用も可能なようで今度訪れてみたい。
中條精一郎は曽禰達蔵とともに設計事務所を開設。
山形の旧山形県庁舎、旧山形県会議事堂
吉池小児科・皮膚科医院の他に東京では
慶應義塾大学図書館旧館、慶應義塾大学塾監局や、
慶応義塾大学病院別館、予防医学教室、明治屋本社社屋
大阪では三井住友銀行大阪中央支店、明治屋ビル
と堅固な石造りのためか作品が数多く残っている。

2012年4月28日撮影