丸の内の始まりは徳川幕府誕生の頃。現在の丸の内は、江戸城・三の丸の東から南へ延びた日比谷入江の埋立地で江戸城防護のため譜代大名が屋敷のあった場所だった。明治時代になると、度重なる大火で一面は原っぱとなる。1889年、明治政府は資金調達のため払い下げを決定。翌年、三菱社が草の生い茂る丸の内を買い取り、その「三菱が原」とともに大手デベロッパーとしての歴史が始まる。1894年12月、三菱は丸の内初のオフィスビルを竣工した。赤煉瓦造りの近代オフィスビル「三菱第一号館」である。その後、次々に一般の人は度肝を抜くような洋風建築が建ち並び、ビル街の長さをとって「一丁倫敦（ロンドン）」と呼ばれる東京の名所となった。折しも東京駅が開業し、交通の要衝として日本のビジネス機能がこのエリアに集約され始めた。丸の内ビジネスセンター時代の幕開けである。その後も高度経済成長期に至るまで、時代の要請に応じた変貌を遂げた街となった。そんな丸の内も近年、品川や六本木、汐留などの最新オフィスに遅れをとり時代遅れとなった。21世紀に入りまた新たなブランド構築により街づくりが始まっっている。そしてまた次々と近代建築は取り壊されている。


１） 大手町ビル
２） 大手町ファーストスクエア
３） 大手町フィナンシャルセンター
４） パレスビル
５） 三菱信託銀行本店ビル
６） 東京海上日動ビル新館
７） 東京海上日動ビル本館
８） 郵船ビル（カバン ド ズッカ）
９） 丸の内ビル
10） 三菱電機ビル（A.P.C. 丸の内店）
11） 文部科学省ビル（トゥモローランド 丸の内店）

12） 三菱ビル
13） 丸の内 MY PLAZA
14） 古河ビル

15） 冨士ビル
16） 新東京ビル

17） 国際ビル
18） 新国際ビル
19） 新有楽町ビル（シップス 有楽町店）
20） 読売会館
21） 蚕糸会館
22） 有楽町ビル
23） 有楽町電気ビル

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