東京都千代田区丸の内2-1-1（馬場先門前）岡田信一郎　竹中工務店
敷地面積：1469.33坪
延べ床面積：9584.15坪
軒高：100.00尺（約31m）
主要構造：鉄筋鉄骨コンクリート造/地下2階、地上8階、塔屋1階
外部仕上：岡山県北木産花崗岩
用途：オフィス
竣工：昭和9年3月
日本人建築家による初の本格的な様式建築（ヨーロッパの歴史主義のスタイルを継承した建築）である。1997(平成9)年、昭和建築で初めて国の重要文化財に指定された。1945年(昭和20年) 9月から1956年(昭和31年) 7月までの間、アメリカ極東空軍司令部として接収されるなど、昭和の歴史の生き証人のような建物でもある。以前は三菱二号館が立っていました。当時丸の内で一般的だった赤レンガ造ではなく、重厚な石造風で作られた。作者は、お雇い外国人の一人で日本に西洋建築を伝えたJ・コンドル。1894(明治27)年に建てられ、現明治生命館の建設のために取り壊されるまで使われた。
当時の財閥の力をまざまざと感じる床のアンモナイト入り大理石、細かい彫刻、ぜいたくな調度品。ただただ圧倒されるばかりでその他のものがすべてかすんでしまうほどショッキングでした。今まで見てきた中で保存方法といい一番すばらしい建築物でした。展示も最新の映像と組み合わせて当時の建築中の様子がわかるようにさせる等工夫がこらされ、PCで詳細な資料をみることができたり、展示の部屋でアップの画像を見ることができるようなセッティングもされています。美的センスが整った展示。



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