大正12年に営業を開始。
戦後は「名楽園」と名前を変えた。
建物は徐々に消えてはいるが華やかな遊郭のものを
現在も使っているかのようなところもある。
一時はアールデコ調の建物があったりと芸術文化の
最先端でもあった。華やかさと影は裏返しに共存する。
高校生の時、突然決まった吹奏楽部の東海大会出場で
名古屋に緊急に泊まることとなり、学校では予算が
なかったようでこの中村地区に泊まった。
当時の駅裏は駅に向かっては一面河合塾ビルで
15号館、16号館、17号館まであったような気がする。
大人文化は危ないので外出禁止で、その宿もそれ風の
本当に狭い和室を一般用に改装したのか衝立のみの部屋。
今となってはそのような文化を体験した
なかなか貴重な機会だったと思う。