アイリッシュ・ウルフハウンド

セントハウンド（嗅覚獣猟犬）ではもっとも体高の高い（♂で８０センチ）、まさに「キング・オブ・ハウンド」というのにふさわしい犬種と思います。その俊足と力強さでオオカミや大鹿をも狩ることができました。アイルランドではこの犬の活躍でオオカミは絶滅したそうです。名前や体の大きさに反して、人に対しては優しく接してくれます。また、寿命が短く（５〜７年程度）子供の時期が長いのも特徴のようです。日本ではあまり見ることができませんが、現在　アイルランドでは、陸軍が公式なマスコットにするなど大変人気のある犬種です。

ケリー・ブルー・テリア　：「ドレミ」ちゃん

アイルランドの国犬です。ケリー州周辺を原産とするので、毛色と産地とを取ってこの名がついたようです。卓越した狩猟性能で的確に獲物をしとめることから「青い悪魔（ブルー・デビル）」という異名を持ちます。一般的なこの犬種は荒々しく初心者には飼いにくいという印象があります。ただ、利口な犬だとも言われることが多く、味方と分かるものには味方らしく、敵とみなすものにはそのように振舞う性格の犬が多いようです。裏返すと物事を「認知できる」ともいえるので、しっかりとトレーニングができればよい伴侶となってくれるでしょう。「ドレミ」ちゃんは、そんな犬種特性の「クセ」の少ないフレンドリーなワンコです。昨年まで那須の動物王国でふれあいの仕事をしていました。

アイリッシュ・セター　：「オットー」ちゃん

人間好き、フレドリーさでは抜群の犬種です。元気ハツラツで疲れ知らず「あそんで〜ん」という甘ったれのイメージではなく「遊んでよー！」と自己主張する感じです。スポーツ好きの一家に飼われたらこれほど絵になるシーンはないですし、犬も人も幸せになれます。ただ、つなぎっぱなしのうちなどで飼われると、運動不足で吼えたりするので散歩がめんどくさい、という人に飼われると人も犬も不幸になります。毛色はつやのあるレッドの単色で非常に美しく、本当に惚れ惚れします。松嶋奈々子さんとかセレブ系の人が連れてたら絵になりますね。