9mmけん銃
陸上自衛隊公式ホームページより
ご注意：他人の著作物を引用する場合は、このように引用元の明記をお願い致します。(...【ウィキの書き方】より抜粋）
9mmけん銃
9mmけん銃データ
9mmけん銃プロフィール
9mmけん銃ストーリー
9mmけん銃ウンチク
9mmけん銃アイテム
9mmけん銃メモリー
◆【9mmけん銃データ】
◇呼称：9mmけん銃（きゅうみりけんじゅう）
◇登場作品：ガメラ2レギオン襲来(1996)
ULTRAMAN(2004)
戦国自衛隊1549(2005)
L change the World(2008)
大怪獣モノ(2016)
◇通称：9mm拳銃
◇全長：198mm
◇重量：810g
◇装弾数:マガジン9発＋薬室内1発
◇製作：ミネベア
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◆【9mmけん銃プロフィール】
1982年にかの名作拳銃M1911、すなわちコルトガバメントの後継としての制式採用以降、陸上自衛隊が登場する話の多くで自衛隊員が持っている。
特に、『ガメラ2レギオン襲来(1996)』でソルジャーレギオンをこれ一丁で倒したことは印象深い。
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◆【9mmけん銃ウンチク】
もとはスイスの有名銃メーカー、シグ／ザウエル（シグ・サワー）社が開発したP220。自衛隊の制式採用時に正式名称を『9mmけん銃』とした。なお『けん』が『拳』でないのは『拳』が常用漢字でないからであり、正式名称は間違いなく『9mmけん銃』なのである。
以下、基本的に『P220』の名称を使用する。
70年代初期、既にP210という非常に性能が高い銃の開発に成功していたシグザウエル社だったが、その精巧なつくりから量産が難しく、いきおい値段もかなり高くなってしまい性能は高いものの売れ行きは今ひとつだった。
そこでP210をベースにして改良、プレス加工を多用してコストを下げたのがこのP220である。それでも他の拳銃と比べて安くはなかったが、なんとか庶民の手にも届く値段となり、性能はP210譲りの優れたものだったため売り上げは爆発的に伸び、シグザウエルの名を一気に世界中に広めた。
世界的にみても、アメリカ軍が制式採用しているイタリア製ベレッタM92シリーズと評価を二分する優秀な銃であるが、安全性や作動の確実性ではＰ２２０に一日の長があると言われている。一方、M92に比べ構造がやや複雑といわれ、分解組み立てなど保守性の面で厳しい意見を受けることもある。
要するに一長一短なわけだが、大型のデコッキングレバーを装備するなど安全性に意を用いた構造は、安全第一を旨とする自衛隊の目には魅力的に映ったと思われ、また、複雑精緻過ぎるという面も日本人には許容範囲なのであろう（複雑と言っても、自衛隊が長年制式採用していた64式小銃などに比べれば、遙かに洗練されているのだから）。
自衛隊が採用しているヨーロピアンモデルは9mmパラベラム弾を使用するタイプで、現在シグザウエル社では生産されていない。日本においてはミネベア社がライセンス生産をしている。
また、スライド部分に、配備先にあわせ陸（桜花）、海（錨と桜）、空（翼）それぞれの徽章と『９mm拳銃』の文字、それに通し番号が刻印されている。尚、不思議なことにここの刻印では『拳』は漢字になっている。
もともとは幹部（軍で言うところの士官）の護身用武器として採用された銃で、原則として三佐（少佐・小隊長相当）以上の隊員および警務隊員に配備されたが、現在ではテロ対策、基地警備、海外活動など任務の多様化にともない、曹（下士官）、科員（兵）クラスの階級の隊員にも配備されるようになっている。また、海上保安庁や警察などでも広く採用されている。
（追記：警察関係では特殊部隊を中心にベレッタM92の採用も進んでいる。P220に比べ、銃身へのフラッシュライト装着金具やレーザー照準ポインターなどの、警察向きオプションパーツが充実しているからだといわれる）
NATO標準の９mmパラベラム弾の威力は強力で、狭い屋内での近接戦闘では有力な武器として使用されるが、日本人の体格（手の大きさ）に合わせるためグリップを太くできず、そのため弾倉は単列タイプ（弾丸が１列に格納されている）を採用しており、故に装弾数は９発と、今日の軍用拳銃の水準（13〜15発）からみればかなり少ない。
幹部の自衛用や警務隊用として使っているぶんには大きな問題にはなっていないようであるが、基地警備やテロ対策等で拳銃による戦闘が主体となる機会が増えれば、装弾数の少ないことは今後大きな欠点としてクローズアップされる可能性は大きい。現に、シリーズ品で複列弾倉を装備するP226への更新を提言する意見は後を絶たない。
しかし現実論として自衛隊員には手の大きな人ばかりではなく、むしろ平均的体格の日本人にとって複列弾倉グリップはやはり太すぎの感は否めず、どんな隊員にも無難にフィットし使いこなせるというのが軍隊の個人装備としての必須条件であることを考えれば、9mmけん銃の仕様を一概に批判するのはあたらないと思われる。安易に別機種への更新ばかりを考えるのではなく、予備弾倉を余分に携行させるなど、運用上の工夫による対策も講じていくべきであろう。
（追記：海上自衛隊の特殊警備隊など、一部の部隊ではP226の装備が進んでいる。特殊部隊用であれば「武器に合わせて人を選ぶ」ことも可能だからだろう。いずれにせよ『9�个韻鷭董戮砲海世錣蕕此�任務に応じた適材適所な調達・配備がなされていることは評価すべきであろう）
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◆【9mmけん銃アイテム】
写真
「■■■：▲▲▲▲▲」より
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◆【9mmけん銃メモリー】
●シグ／ザウエルP220のモデルガンなら持っています。昔、ガンマニアになりかけた事があるので。アクション映画的には、デコッキングレバーというのか、簡単に撃鉄が下ろせる機能は無駄です。演出で言うと、大きな親指の動きで観客にわかるように撃鉄を下ろせば、緊張感がほどけるシーンとして機能しますが、それをワンタッチで自動化した銃を採用するとは、自衛隊は風流とかが通用しない組織のようです。ガメラ2の例のシーンはかっこよかったですが。
●80年代ですか、このシグ／ザウエルP220が自衛隊に正式採用されるか否かを、月刊GUN誌で記事にしていましたが、この当時は本当に、優れた9mm拳銃がなかったです。性能が悪い、値段が高い、技術的に高すぎて量産が難しい、信頼性が不安、日本人の手には大きい、重い、古い、使い勝手が悪い・・・どの銃も、いづれかの項目に見事当てはまりました。信頼性ならパーツがわりと有りそうなガバメントの続投、日本人の手にあうなら南部14年式、あるいはブローニングハイパワーなどありますが、どれも古くてどうかな、と思えますね。せめてダブルアクションの機能くらい欲しい気がしますし。なんかよくわからないところもあるのですが、P220の採用は、あるいはギリギリの選択だったのかもしれません。
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2017年08月28日(月) 21:32:06 Modified by ID:ky/522TpUQ