多人数で神話を創る試み『ゆらぎの神話』の、徹底した用語解説を主眼に置いて作成します。蒐集に於いて一番えげつないサイトです。


キュトスの姉妹/結界の六十二妹
  • 番号不明。不老不死。怪しまれぬよう各地を転々としていた。暗黒時代?ヘリステラより姉妹と告げられ、共に星見の塔へ。その旅の途上でフラベウファと知己を得、同行。
  • プラクティカは、二大祖国以降の歴史の多くを見届けた。
  • つむい。
  • 56番。

累卵の記述項

累卵の記述項

Practica

初めての大集積の時、それは起こった。
年老いた聖王は大断崖から湧き出てきた地獄の軍勢を封印するためにその身を犠牲にしたが、その有り余る力の奔流は偶然その場所を浮遊していた小さな魂を捉えてしまった。
不死神の裔である魂の一、キュトスの姉妹と呼ばれる彼女は、本来ならば希薄すぎて実体を保つことすらできぬ存在を顕現させた。
膨大な聖王の力を断片とはいえ吸収してしまった彼女は並みの魔女では及びもつかない力を得た。

しかし、無から生まれ出でたに等しい無垢にして純粋な魂は彼女の周囲に満ちた悪意や危険に気づくことは無かった。

彼女は、「保護されるべき存在」であると姉妹たちに認識された。

その際。姉妹たちは幾つかの派閥に分かれて彼女を保護する権利を巡って争ったのだが、それはまた別の話。


彼女、プラクティカに関して語るべきことはここでは少ない。
彼女を語る際に、あのフラベウファについての記述を抜きにしては語ることはできないだろうから。

故にここでは筆を置こう。
より詳しい彼女のエピソードは、フラベウファの項で記そう。

599 名前:プラクティカ 投稿日: 2006/12/04(月) 03:15:22
かつて、私は自分が何者なのか知らなかった。 ただ、自分は老いず死なない体だということだけを知っていた。
私に私の正体を告げたのはヘリステラという女性だ。 彼女は私を姉妹と呼んだ。 番号の分からない、不思議な姉妹と。

600 名前:プラクティカ 投稿日: 2006/12/04(月) 03:29:54
時は二大祖国時代。 ジャッフハリムが倒れてしばらくした頃だ。 後の世では暗黒期と呼ばれる期間、それがちょうど終わった時代にあたる。

601 名前:プラクティカ 投稿日: 2006/12/04(月) 03:35:03
当時の私は、人々に紛れて目立たぬよう暮らしていた。 あまり何年も一箇所に留まると、成長しないことを周囲から怪しまれる。 だから、頻繁に住処を変えての不安定な暮らしだった。

602 名前:プラクティカ 投稿日: 2006/12/05(火) 20:34:06
「案内したい場所があるんだが、少し遠い。どうする?」
この土地には来たばかりだった。 人々は優しく、よそ者の私にもそれなりに良くしてくれる。
しかし長くは居られない。 数年もすると、いつまでも同じ顔なのを訝られるようになるのだ。
だから、どうせ二年もしたら離れるつもりだった。 二年も三ヶ月も、そう大した違いではない。 私はヘリステラに連れられて、【星見の塔】に向かうことにした。

610 名前:プラクティカ 投稿日: 2006/12/09(土) 19:36:01
星見の塔への旅にはもう一人の同行者が付いた。 姉妹の中で19番目の姉、フラベウファだ。
「フラベウファはね、プラクティカのお姉さんなんだよ! だって私より上のお姉さんはもう18人全員揃ってるから、 プラクティカはそれよりも妹のはずなの!」
得意そうに胸を張るフラベウファは、私よりふたまわり以上も背が低い。 人懐っこく私の足の周りを飛び跳ねる、賑やかな姉だった。

http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/7039/...
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/7039/...
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2-56ドゥアレ
3-56ワリエルマーニャ

1-19フラベウファ

表記ゆれ

Practica、プラクティーク、Plactyc

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