多人数で神話を創る試み『ゆらぎの神話』の、徹底した用語解説を主眼に置いて作成します。蒐集に於いて一番えげつないサイトです。

レストロオセの四十四騎士の一人であり、連珠の七騎士の一員。
珠の中に在る悪魔は『ウバル』。その魔力に触れた水棲生物は
大地や個体の中でも泳げるようになり、彼の支配下におかれる。
地獄解放の際に地上に現れた時は『追剥魚?』の大群をけしかけ敵軍を餌食とした。

『個体』には人や動物も含まれ、地に足をつけてる敵なら、
そこから小魚やエビを潜り込ませるだけでも痛みと違和感で
のた打ち回らせることができるが、宙高くに浮いてる敵には無力である。

人蝶?の軍勢との一戦では慌てるばかりで対応できず、大敗を喫してしまう。

動物かわいがりキャラ。特に魚に目がない。

人間であった頃

ロレアイは動物には優しかった。
魚を地中に泳がす魔術の研究をした際に、犠牲になるお魚さんたちに心を痛め、毎回「お魚さんの墓」を作って葬っていた程だ。
因みに、家族達は庭先の大量の墓を気味悪がって、ロレアイを勘当した後に墓を壊したそうな。
エピソード
ロレアイは南方の港町の商人の家に生まれた。だが、彼は実になる事ができない
馬鹿息子と見られ、優秀な兄たちと弟は違い、ろくに仕事をまかせてもらえなかった。
ある日、都会に行った時、彼は人々が色とりどりの綺麗な鳥を飼っているのを見た。
その時彼は思った。「うちの海にも綺麗な魚がいる。
こっちに持ってきたら売れるかもしれんなあ」
しかし水槽や海水もいっしょに運ばなければならないし、
維持するにも金と手間がかかりすぎる。
「魚が空中でも泳げたら良かったのになあ」
そうぼやきながら歩いていると、街角で魔術師が
観客に向けてちょっとした魔法を披露していた。
そこには机があり、石の板が置かれていた。魔術師が握った石を
その上で放すと、石は落ち、跳ね返ることもなく
石の板と机をそのまますり抜け、地面に落ちるとそのまま地中に沈んでいくのだった。
これを見てロレアイは閃いた。「空中じゃなくてもモノの中で魚を泳げるように出来れば
こりゃ結構いい感じになるんじゃないか!?」


魔術師を故郷に呼んで、独自に研究開発に励むロレアイ。
無理やり仕事に首をつっこまれて酷い目に遭うよりはマシと放置する家族。
兄どもと弟を見返してやる!と意気込むロレアイの奮闘が実を結ぶ時が来た。
石や土の中を泳ぐ魚……「このままだと見えにいから工夫が要るな。ガラスの中に泳がせるのはどうだろうか。」
成功の予感に身を震わせながら明日への期待を胸に床についたロレアイであった。

だが数日後、ロレアイは裏切られていたことを知る。魔術師は弟のもとに行き、
研究を提供した。弟はそれを元にすでに商売の計画を立てていた。


ロレアイは弟に掴みかかり、そして事実上
家から追い出された。彼の心中には失望と怒りと憎しみが渦をなした。
ロレアイも研究に立会い、ある程度の知識はある。
だが、当の魔術師にはかなわず、もはや帰る家もない彼には
何のやりようもない。

やがてロレアイは故郷から姿を消した。


数年後、馬車で都に向かっていた弟がサメに食われて死んだ。


四十四悪魔譚では「馬車」とあるが、徒歩だったとも馬に乗っていたとも言われる。

確かなことは、ロレアイがこの死なせ方にあまり満足していなかったということだ。

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