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レストロオセの四十四騎士

Susは冷素を操ることで「液体窒素」と言う彼独自の魔術を使いこなす。
実験中に失敗し、自らも液状の身体になってしまったが。

騎士達の調停者、中立中庸を貫き通すSus(スス)は男爵。彼は
「我々は主君に仕える騎士。誇るべき相手のいない称号とわずかばかりの権力なぞでいがみあうのは愚の骨頂」
と語り、自分は最下位でも構わないと語った。
それを聞き、並み居る敵を蹴散らし侯爵位と火炎侯の称号を得たシェボリズは怒りだけではない複雑な気持ちになった。

身体は小柄だが、大きくてぶかぶかな服をきており、詰め物をして何とか格好をつけている。此の服は未だ人間だった頃にアインノーラが使用していたのを貰ったもので、何ら魔力的加護を持たないが、防寒性に優れる。

フレウテリスの騎士の書(4)より

フレウテリスの騎士の書
第四の騎士はススである。彼の名は死都ハイダルマリクに見出される文字では『Sus』と表記し得る。
彼は30の悪魔軍団を統べる男爵である。かつて主の夫ビシャマルを毒殺せる暗殺者であり、
物質の状態とその変化に通暁した化学者にして錬金術師である。彼は位階を争うことを好まず
自ら男爵の座につき、それ以来四十四の騎士の中で中立を保つ調停者にして相談役であり続けている。
もしその助力を他の騎士に守られた者との争いに用いようとするならば、彼が喚起に応じる事は無いであろう。

エピソード

人間だった頃

彼は普段は常識的に見えてもちょっと世間ずれしているところがある。当時の彼は他国の技官であった。
そして異端であった。周知の通り彼は狭い視野に問われず、すべてを知るためにあらゆる可能性に手を出した。

例を挙げれば事前に特殊な措置を施した処女や童貞の遺体の臓器を使って蘇生を行おうとしたこともある。
彼ら彼女らの反応を知りたくて生きたまま解剖した。
あまりに痛がるものだから自分を傷つけて痛みを理解しようとした。
取り出した内臓の手にとって質感を確かめてみてはおもむろに齧り付いて臓物の味を堪能した。さ
すがに生が祟ったのかしばらく腹痛に苛まれる様になった。

この様に彼は黒魔術や迷信、怪しげな儀式にも手を出しやれ悪魔だやれ錬金術師だと言われ国を追い出された。
その後は各地を転々としていた彼が最後にたどり着いた国。それがジャッハフリム。
彼が使えた主君。稀代の名君、あるいは暴君。それがレストロオセだった。


後年のススはついに禁断の術に手を出した。生物だけを死滅させる準戦略級化学魔術だ。

第一段階、自身を限りなく気化させ、雨となって降り注ぐ。銀糸の様な雨が長期間に渡って局地的に降る様になる。
第二段階、目に見えない変化。都市機能に浸透。地下の水脈にまで染み渡れば、生活用水も汚染される。
第三段階、ついに最終段階に移行。生物はその体組織を雨と同じ成分になり、人間の形を維持できなくなり、水となって消える。不可避。防御不能。

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