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犬組百壱話

 学校帰りに商店街の店で買い物を楽しむ伊波
 伊波 「これ、いい感じ」   「あっ、あれもカワイー」 
 ワゴンの前でうろうろする伊波

 ”ドンッ”  選ぶのに夢中になり他の客にぶつかってしまう
 伊波 「キャッ!」  
 しりもちをつく伊波

 伊波 「ご、ごめんなさい」
 客  「俺はなんとも・・・そちらこそ大丈夫ですか?」
 伊波 「はい、大丈夫です・・って・・男?!」

 伊波 「たっ小鳥遊君じゃん!」 なんで?
 あわてて制服のスカートを押さえる伊波
 小鳥遊「伊波さんでしたか・・・」 




 マネキンの影に隠れる伊波
 伊波 「こっここは、婦人服売り場なんだけど?」 パンツみたでしょ
小鳥遊「はい。知ってますが」 みてません

 伊波 「それじゃ、何でここに?」
 小鳥遊「なずなの服ですよ。子供用じゃサイズが無いだろうし」「自分じゃなかなか来づらいと思うんで、俺が」

 伊波 「そうなんだ・・・」 ほっ 「私、てっきり・・・」
 小鳥遊「?」

 伊波 「幼少期の趣味が再発したのかと」 よかったよかった
 小鳥遊「会っていきなりそれですか」



 レジで会計を済ます二人
 店員 ありがとーございます
 伊波 「なんか、慣れてるようだけど・・・よく来るの?」
 小鳥遊「えぇー、ま、季節ごとですかね」 

 伊波 「サイズは?」「まさか・・なずなちゃんに聞いてるの?」 ちょっとそれは・・・
 小鳥遊「あ、服のサイズですか?」

 小鳥遊「聞くも何も、洗濯は俺がやってるんで、その時に見れば分かりますよ。服も下着も」
 伊波 「えっ!」
 小鳥遊「普段着てるのを見てきつそうなら、サイズをあげてって感じで」
 伊波 「ふっ不潔!」

 小鳥遊「失礼な!ちゃんと洗ってからですから不潔じゃないです」 キッ
 伊波 「そーいう事じゃないでしょ!」 だめじゃん




 店の外
 小鳥遊「それにしても、よくここまで来れましたね」
 伊波 「?」

 小鳥遊「結構、この通りは人が多いですよね」 ほら
 伊波 「たっ確かに。男の人も多いけど・・・」

 伊波 「身を潜める場所も多いから意外に大丈夫!」 
 手をぐっとする伊波
 小鳥遊(相変わらず不便な人生を・・・・) 忍者ですか

 伊波 「でも、たまに出るに出られず二時間待ちって事も!」 あはっ
 小鳥遊「あの・・・送りましょうか?」



 ちょっと驚き、顔が赤くなる伊波
 伊波 「えっ・・そんな・・悪いよ」
 小鳥遊「いや。ぜひ送らせてください!」 

 伊波 「何で、そこまで・・・?」 
 小鳥遊「心配じゃないですか!・・・何かあったら俺・・・」 

 伊波 「そっそれは、私に何かあったら、って事なの?・・・・」 小鳥遊君・・
 どきどきしながら小鳥遊を見つめる伊波
 小鳥遊「・・・・・・・・・・・」

 小鳥遊「・・もちろんです!」 ぐっ (ほんとはちがうけど)
 伊波 「何よ!その間は!」「どうせ猛獣よっ」  もーっ



 伊波 「大体、まだ買い物が残ってるんだけど」「それに付き合ってくれるの?」
 小鳥遊「いいですよ」 どーせ暇なんで

 伊波 「それじゃあ・・」
 鞄の中から雑誌を取り出す伊波
 伊波 「さっき見たけど、隣の本屋さん、レジの人が男の人だったの」
 小鳥遊「・・・?」

 伊波 「で、欲しい本はマジックで囲んであるから」 お金は後でね
 小鳥遊「やけに、準備がいいですね・・・」

 伊波 「私はそこの電柱の影から見守っているから!」 くわっ
 小鳥遊「・・・・買い物に付き合うっつーか、パシリですよね」




 本屋の中、小鳥遊が伊波から渡された雑誌を手に固まっていた
 小鳥遊(この本に間違いないんだけど・・)

 小鳥遊の視線の先に「官能小説」と札が刺さってる棚がある
 小鳥遊「・・・・・・・・・」

 外の電柱横
 小鳥遊「無事、買ってきました」
 顔を赤くして、買った本の入った袋と雑誌を渡す小鳥遊
 伊波 「あっありがとう」 
 小鳥遊「ちょっと、恥ずかしかったですけど」
 
 伊波 「やっぱり?・・ごめんね」
 伊波 (女の子向けの本だったもんね)
 申し訳なさそうに頭を下げる伊波
 小鳥遊「ははは・・・・・」
 照れた顔で頭をかく小鳥遊


 もう薄暗くなった中、送ってる道中、小鳥遊のマジックハンドを握ってる伊波
 伊波 「この前もそうだったけど・・いつもこれ持ち歩いてるの?」
 小鳥遊「こんな事もあろうかと、と言うわけじゃなく・・・・たまたまですよ」
 伊波 「ふーん・・・」

 伊波の家の前で立ち止まる二人
 伊波 「きょ、今日は・・色々とありがとう・・」
 小鳥遊「いえいえ、俺が言い出したことだし」

 伊波 「なんか・・小鳥遊君に・・お、お礼したいだけど・・」
 いつもより顔が赤い伊波
 小鳥遊「そんな、気にしなくていいですよ」

 小鳥遊「伊波さんの、意外な一面を見れましたし」
 伊波 「やっぱ、見たんじゃん!パンツ」 えっちーっ


 伊波の家がある住宅地
 伊波 「きゃーーーーっ!」
 伊波母「どっどうしたの!まひるっ!」
 伊波 「あっ、その・・・なんでもないの!」

 自分の部屋の床に膝と手をつきがっくりしている伊波 床には小鳥遊に買ってもらったあの本が開いてある
 伊波 「なんでこんな本がここに・・・・」 嫌がらせ?それとも・・

 伊波 「小鳥遊君!ここにちゃんとマジックでっ・・・」
 小鳥遊が居るわけ無いのにそんなことを言いながら、雑誌を開いてマジックを確認する伊波
 伊波 「はっ!・・・これは!?・・・」 そんなミラクルがっ

 さらに崩れ落ちて床に伸びる伊波
 伊波 「マジックが裏に出てる・・・しかもこんな本の広告を囲むように・・・」 小鳥遊君も気づいてよ・・・
2006年11月09日(木) 22:56:01 Modified by ID:3dkiw412Wg




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