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犬組百弐話

ワグナリア 店内
ぽぷら「なんか、ひまだねー」することないや
小鳥遊「今日はまた店の人も多いですから」店長、シフトをミスったな…
八千代がそばに来る
八千代「ぽぷらちゃん」

八千代「そんな時こそ、自分で仕事を見つけるものよ?」めっ
小鳥遊「そんなこと店長が言ってましたね…」感心した覚えが
ぽぷら「たとえば?」

少し首をかしげて考える八千代
八千代「そーね…私はこんな時こそ、杏子さんにパフェを作ってあげるのが仕事だし」
小鳥遊(仕事なのか?)

通路で煙草をふかしている佐藤
八千代の声だけ「佐藤君はオムライスを作ってあげるのが仕事なの」
佐藤 「轟…俺を巻き込むな」

伊波の声だけ「小鳥遊君…ちょっと…」
自分を呼ぶ声に気づく小鳥遊

休憩室のドアから顔を出す伊波 顔が赤い
伊波 「話があるんだけど…その…」ちょうど暇だし
小鳥遊「あ、俺も伊波さんにお話がありました」
後頭部に手をやり顔を赤くする小鳥遊
二人を不思議そうに見るぽぷら
ぽぷら???

休憩室 室内
小鳥遊に背を向けている伊波
伊波 「あ、あの時の本の事なんだけど…」
小鳥遊「えぇ、俺もその事で…」

小鳥遊「立て替えたお金、まだ貰って無いですよね?」なんか言いにくくて
振り返る伊波
伊波 「そ、そうだっけ!?」

財布からお金を出す伊波
伊波 「ご、誤解しないでね?…あの本は…」
小鳥遊「そんな…伊波さん。誤解なんてしてませんよ」「…うっかり忘れただけですよね?」

伊波 「違うの!」「お金のことじゃなくて本のこと!」話きいてよ
小鳥遊「本のこと?」はて?

ハッとする小鳥遊
小鳥遊「ア、アレの事ですね…」「思い出しました…」
伊波 「そ、そう!アレよ!…っていうか忘れてたの?」

小声で周りを気にする小鳥遊
小鳥遊「驚きました。まさか伊波さんがあんな趣味をお持ちとは…」
伊波 「私も驚きましたっ!!」




小鳥遊「えっ、違うんですか?」「だってマジックでちゃんと…」
伊波 「違うに決まってるじゃん!」ミラクルなのっ

伊波 「とりあえず、これ…」「引き取って」はい
本の入った袋を手を伸ばして小鳥遊に渡そうとする伊波
小鳥遊「なっ…要りませんよ」

伊波 「いーから持ってけばいいのっ」もー
小鳥遊「断ります」
伊波 「男だもん、好きでしょ!」こんなの
小鳥遊「…すごい事言ってるって分かってます?」

ぽぷら「ねー?二人で何してるの?」男とか好きとか
いつの間にか小鳥遊の背後にいるぽぷら
伊波 小鳥遊「うわぁ!?」
驚いた拍子に本を落とす伊波

ぽぷら「なんか落としたよー」拾ってあげるね
本を拾うぽぷら
伊波 「だっ駄目よ!種島さんっ」
小鳥遊「せ、先輩。それはっ」

落ちた時に袋から本が出てしまい表紙が丸見え
ちょっとエッチな表紙と題名を見て固まるぽぷら

ぽぷら「…伊波ちゃん。こ、これは?」わなわな
焦る伊波
伊波 「ちちちちちち違うのよっ、種島さん!」
伊波を心配する小鳥遊
小鳥遊「伊波さん落ち着いて」

伊波 「あ、あの…そう!拾ったの!フロアで」
ぐっとする伊波
ぽぷら「フロアで?」
小鳥遊(その展開は嫌な予感が…)


ぽぷら「そうだよね…伊波ちゃんがこんな本買うわけないし」うんうん
胸に手をあて、ほっとする伊波
ぽぷら「じゃあ、お客様の落し物なので…」
小鳥遊「えっ」

ぽぷら「八千代さーん、落し物ですー」
走って部屋を出るぽぷら
伊波 「ちょっ…種島さん?」

フロア
八千代「え…フロアで落し物?」お客様の?
ぽぷら「はい」
八千代「……」
ぽぷら「?」
不思議そうな八千代を見て、はらはらする伊波と小鳥遊

八千代「だって今日はお客様がいないのに…」へんねぇ
ぽぷら「そういえば、そうですね?」
伊波 「!!」
小鳥遊(あぁ…やっぱり困った事に)



ぽぷら「それじゃー、お店の人なのかなー?」
八千代「どんな本なの?それで何か分かるかも」ねっ
伊波 小鳥遊(そ、それは…)

表紙を見つめる八千代 顔が赤くなる
八千代「…まぁ…」
周りの三人も顔が赤くなる

ぱらぱらとページを繰って拾い読みをする八千代
ぽぷら「八千代さん…何か分かりました?」

パタンと本を閉じる八千代
八千代「ええ…普通に男女の話なのね」ちょっとびっくり
三人 (ふつーって何が!?)


杏子 「何やってんだ、お前ら」仕事しろっつーの
八千代の頭を軽く叩いて現れる杏子
八千代「あ、杏子さん」
ぽぷら「あのですね。こんな物が」
八千代の持っている本を指差すぽぷら

杏子 「本かよ…」食い物じゃねーのか ちっ
ぱらぱらと本を開く杏子

杏子 「むっ!」
ぱらぱらするのを止め、そこのページだけをじっと見る杏子

まだそのページを食い入るように見ている杏子
八千代(真剣に本を読む杏子さん…素敵)
小鳥遊(…食事のシーンでも見つけたか?)


本を閉じる杏子
杏子 「まあ、官能としてはふつーだろ」
八千代「あっ私もそう思いました」おんなじですね ふふっ
三人 (この二人って…)

ぽぷら「それよりも、誰が落としたのか分からなくて…」
八千代の頭をなでる杏子
杏子 「ふっ…私はもう分かっているがな…」
伊波 「ええっ!」
ぽぷら「杏子さん、すごい!」
八千代 ステキ…
小鳥遊「まっまさかそんな…?」

杏子 「…教えてやってもいいが…その前に!」「八千代、腹減った」本見てたら急に
八千代「はい!すぐにお作りしますわ!」
小鳥遊(…やっぱり食事のシーンだったか…)
2006年11月09日(木) 23:00:40 Modified by ID:3dkiw412Wg




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