歯科医院の選び方

現在、歯科医院はコンビニよりも多い状態です。身近にあって便利が売り物のコンビニよりも多いのです！

そんな状態のせいか、近頃、フリーペパーなどでの歯科医院の広告が目立つようになってきたような気がします。
そのような広告をみて、私が思うことは、「このように広告を出している歯科医院は、自分のところでは理想的な治療が行えないような患者さんが来院された時、どのような対応をするのだろうか？」　ということです。

保険内の歯科治療では、完全に理想的な治療が受けられないことは、みなさんもご存知か、どこかで聞いたことがあるでしょう。理想的な治療を求めてか？はたまた、利益優先のためか？最近では、どこの歯科医院でも、インプラント・矯正・ホワイトニングなどなどが行われています。

そこで、みなさん考えてください！

うどんやそば、あげくのはてはカレーまで出しているようなラーメン屋さんと、ラーメンだけしか出していないラーメン屋さんとどちらが美味しい店である可能性が高いかを！

歯科医院は基本的にどこも規模が小さく、中で働いている先生は一人か二人であるところが大半です。
そのような歯科医院があれもこれもをやって、質の高い治療を行えるでしょうか？歯科の治療は、そんなにそこの浅いものなのでしょうか？

最初にあげた疑問についての話に戻りますが、
「広告を頻繁に出して莫大な広告料を使っている歯科医院が、自院に来た患者さんをよその何処かに紹介するようなことは考えにくいのではないか」と思います。つまり、その結果どのようなことが起こりうるかと言えば、「自分はあまり得意ではない治療であっても、無理して治療するようにする」もしくは「理想的な治療方法が他にあるのだが、自分は出来ないので患者さんに提案せずにだまっておく」というようなことが起こる可能性が高いわけです。

近年の医療の高度化に伴い理想とされるのは、各医療機関が各々の機能によって住み分けし、お互いに提携することで、結果として患者さんの状態に応じた最高の医療を提供していくことです。

ちなみに、アメリカでは病院の広告はあまり見かけません。
それは、広告はあまり自信がない病院が行うものだと思われているからです！

広告のあまり多い病院にはご用心を！！