今、歯科に関わる情報は玉石混合な状態です。まことしやかな嘘が溢れています。このブログでは、出来るだけ客観的に記述することを心がけると同時に、一般の人の目線に立った情報を提供していきたいと思います。

前回の続きです。
ここでは、他のサイトに書かれているようではないことに触れていきたいと思います。

私が、歯周病について最も強調しておきたいことは、

予防しないと大変なことになる

ということです。

当たり前と言えば、当り前の話です。どんな病気でもそうだろう!と思われたでしょうか。
ですが、何故そうなのかが大多数の人は理解されていないと思います。

では、その理由を3つあげます。

まず第一に、「歯周病にかかってしまったところは、どんな治療をしても完全に元には戻らない

第二に、「病気が進行すればするほど治療することが難しく複雑になり、治療を受ける側の負担が大きくなる

第三に、「進行すればするほど治療費がかかる

患者さんにとっては、2番目の理由が一番つらいかもしれません。
本格的な歯周病の治療は、この高度に発達した現代医学においても割と原始的な方法しかなく、どんなに最先端の治療でも歯茎を切り開いて、よごれを取るということを時間かけて行わなければなりません。

ですから、進行した歯周病を直そうと思えば

まず、信頼できる歯科医師にかかり

次に、ある程度辛く苦しい治療を受け(懐にも厳しい)

そして、自分でしっかり歯磨きの習慣を身につける
というステップを踏まなければなりません。

上記以外の方法、例えば 歯槽膿漏用の歯磨き粉を使う や 定期的に歯科医院で、歯茎の中の汚れまではとらずに上の方についている汚れだけを取る などは根本的な解決なりません。
現実から目をそむけても、確実に歯周病は進行します。

ですから、予防第一
かかったとしても、初期段階でしっかりとした治療を受けることが必要なのです!!

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