BBSPINKちゃんねる内で発表されたチャングムの誓いのSS(二次小説)を収集した保管庫です

   チェ尚宮×ハン尚宮  〜介抱〜       冬心様


チャングムを雲岩(ウナム)寺に行かせてから、もう何日経っただろうか。
チャンイ、ヨンセン、ヨンノの三人にチャングムにやらせてきた課題を出したけど、皆駄目。
私自身も体調を崩してしまった。
風邪を引いてしまったらしい。
身体を起こしていることすら辛く、今日は水刺間の仕事は全て休んだ。
ミン尚宮やヨンセン、チャンイが見舞いに来てくれたが、辛いからといってすぐ帰ってもらった。
本当に辛い。
頭がくらくらする。熱があるようだ。
布団に入って横になっているが、頭が痛くて眠れない。
そんな時、誰かが私の部屋に入って来た。
「風邪を引いてしまったようね。大丈夫?」
今は人に会いたくないのに。
誰だろう。
顔の向きを変えると、チェ尚宮だった。
これは以外だ。
「珍しいわね」
とだけ言った。
「あら、私だって心配くらいするわよ。同じ水刺間の尚宮なんだし。それに・・・」
「それに、何?」
「ふふ。それより辛いでしょう?氷水を持ってきたの。林檎も剥いてあげるわ」
どうしたんだろう。妙に優しい。
考えられない。
でも氷水は有難い。

チェ尚宮は私の傍に座ると、髪を優しく撫でた。
「・・・何?」
「ううん。貴女の髪、綺麗だなと思って」
本当に今日はどうしたんだろう。
優しすぎて気持ち悪い。
チェ尚宮は林檎を剥くと、小さく切って私の口に入れた。
冷たくて美味しい。
「水分はたくさん採ったほうがいいわ。もっと食べなさい」
そう言うとチェ尚宮は、林檎を自分の口に入れた。
貴女も食べるの?
そう言おうとした瞬間、私の口はチェ尚宮の口で塞がれた。
「ちょ・・・っと、何するの!?」
「私が食べさせてあげるわ」
一人で食べれるから!
それに、風邪が移るわよ。
チェ尚宮は私に口移しで林檎を食べさせてくる。
手で拒否しようとしたが、熱のせいか力が入らない。
「美味しい?」
「なっ・・・!」
私は驚いて上手く言葉にならない。
「可愛いわね。昔から貴女は、そうだった。」
そう言うと、林檎を食べないで口付けをしてきた。
舌が口の中に侵入してくる。
チェ尚宮の身体を引き離そうとしたが、私の手はチェ尚宮の手に掴まれていた。
指を一本一本絡ませ、力も入らないので逃げられない。
チェ尚宮の舌は私の舌を絡めとる。
なす術もない私は、ただその動きに翻弄されている。
チェ尚宮が口を離すと、唾液が糸を引いた。




ペギョンが、驚いた目で私を見つめている。
貴女はこういう経験をしたことが無いようね。
熱で顔は上気し、目はとろんとしている。
素敵だわ。今日の貴女。




チェ尚宮が私のうなじに舌を這わせ、耳たぶを噛んだ。
「きゃ・・・!」
身体にぞくぞくと悪寒が走った。
いや、これは、風邪のせい・・・?
チェ尚宮は私をうっとりとした眼差しで見つめてくる。
「私も熱があるみたい」
そう言うと、再び口付けをしてきた。
「やめて・・・・・・」
そうは言うが、頭が痛くて抵抗する力も無い。
頭がぼぅっとする。
それから、チェ尚宮の手は私の首を伝って、胸元へ。
しばらく私の胸を服の上から優しく撫でていたが、私の白い寝巻きを無理矢理引き剥がした。
さすがにこれは何でも許せない。
私は痛む頭を抑え、
「いい加減にして!」
と叫んだが、チェ尚宮が私の眉間を指で強く押すと、私は痛さで呻いた。

「うぅ」
「痛かった?ごめんなさい。」
「何をするの・・・」
「大丈夫。すごく汗を掻いているから躰を拭いてあげるだけよ」
そう言うと、チェ尚宮はハン尚宮の胸に顔を埋めた。
「!?」
ぺろりと、汗を舌ですくった。
くすぐったさとぞわりとする悪寒がハン尚宮を襲う。
ハン尚宮は手でチェ尚宮を押しのけようとしたが、やはり力が入らなかった。
それどころか、だんだん眠気が襲ってきた。
閉じそうな目を必死に開きながら、ハン尚宮は言った。
「貴女・・・何をしたの・・・」
チェ尚宮は答えの代わりに、肉付きの薄い耳たぶから細い首筋をカーブを描くように口付けをした。
「っい・・・や・・・」
ハン尚宮は潤んだ瞳でチェ尚宮を見つめた。
それを見たチェ尚宮は、満足そうに微笑みながら
「さっきの林檎に、睡眠薬を」
と言った。
「何ですって・・・!」
「だって、貴女、とても辛そうだったから。苦しくて眠れないでいるのでしょう?
だから睡眠薬を」
「そんな・・・・・・」
「でも気が変わったわ。寝かせない」
「なっ・・・!」

わずかに開いた口を閉じられないまま、両手で敷布を握り締めるハン尚宮が急に
いじらしくなり、
胸の先の尖った粒を、指の腹で少し強めに何度も擦る。
「ん・・・・・・っ」
ハン尚宮の口から思わず声が漏れた。
自分の奥がきゅう、と収縮していくのをチェ尚宮は感じた 。
こんどはハン尚宮の細い肩口に掴まる。
指先が、高さを増した一点をいきかうたびに、微弱な電流が下腹から腰に流れ、
太腿の内側にへんに力が入る。
そこが今にも、つってしまいそうだ。

言い表せないような感覚に体中がもぞもぞする。
どうしていいか分からないといった様に、裾からすらりと伸びた
白い両腿がピタと合わされる。
ほっそりとしたふくらはぎの筋肉までが、ときおりピンと張りつめる動きとなる。
チェ尚宮は黒い茂みに指を這わせ中の女芯を
探った。ぴちゃ、ぴちゃと淫らな音がする。
「あ・・・っ・・・・・や・・・めて・・・っ」
「ふふ。やめないわ」
チェ尚宮はハン尚宮の秘所に指を差し入れた。
ヌチュ。
「・・ぁあああああっ・・!」
硬く膨れた乳首を擦りながら、自分の中心が潤い、
それが敷布に少しずつ伝っていくのを肌で感じた。
吐く息が、今までに無く熱い。

チェ尚宮は立ち上がると後ろを向き、身に纏ってるものを全て脱ぎ捨てた。
細い背中、くびれたウエスト、よく実った果実を思わせる形のいい尻、
程よく肉がついた太ももに、すらっと伸びた長い脛。
ハン尚宮はその見事な肢体に目を奪われずにはいられなかった。
「ねえ・・・私のも触って」
チェ尚宮はハン尚宮の手首を掴み、黒い茂みに指を忍びこませた。
コリっとした女芯の感覚を確かめ、更に奥に指を進めさせると
ぬるっとした熱い粘液が溢れていた。
「あなたの体と・・・一緒でしょ・・?」
「ぃやっ!」
チェ尚宮の汗ばんだ額に髪が張り付き、恍惚な表情をする。
同じ女から見ても淫靡に見える。
敏感になってる秘所に舌の感触が加わった。
「あ、 やめ・て・・ああっ!」
チェ尚宮の舌は、敏感になって膨らんでいる女芽を中心に舐め回し
指を巧みにスライドさせていた。
ハン尚宮の頬は紅潮し、チェ尚宮の繊細な愛撫で全身が快感の波に襲われ、極限状態になっていた。
「ハン尚宮、いや、ペギョン。最高尚宮になるのは、私よ」
「うっ・・・ああぁッッッ」
指の速度が増し、その都度女芽を撫で上げる。
新たな蜜がトロっと奥から流れ出た。
「もちろん、貴女の実力は認めているわ。でも、絶対に負けたくない。負けられない。」
「あぁ、あっ、あっ・・・あっ・・・・・・いやああああっ!!!」
ハン尚宮は頭が真っ白になり、自分でも何が起こったか把握できないでいた。


気が付くとチェ尚宮が布団も被らず横で縮こまって眠っていた。ハン尚宮も寝間着を着ている。
ハン尚宮がチェ尚宮に布団を掛けてやると、チェ尚宮がハン尚宮が目が覚めたことに気がついて起きた。
「気が付いた?手荒な事をして悪かったわね」
そういうと、頬に優しいキスをした。
「この前の事は忘れるのよ」
そう言うと、チェ尚宮はハン尚宮の部屋を後にした。

私は、何をしていたのだろうか。
ハン尚宮は一人布団の中でさっきまでの事を反芻しては赤面していた。
赤面しつつ、あることに気がついた。

さっき、チェ尚宮は・・・『この前』と言わなかったか?
あれからずいぶん眠っていたのかしら・・・。

ミン尚宮とヨンセン、チャンイが入ってきた。
「ハン尚宮様、大丈夫ですか!?」
「ええ・・・」
「1週間も眠られたままだったんですよ」
と、ミン尚宮が言った。
「1週間も!?」
驚いた。
まさかそんなに眠っていたとは・・・。
「医女の話では、風邪が悪化して、軽い肺炎を起こされたんですって」
「それでチェ尚宮様がすごく焦っていらして」
「チェ尚宮が?」
「はい」
「ハン尚宮様が吐血されたと慌てて内医院に駆け込んでいらしたそうで・・・
1週間仕事の合間を縫ってはハン尚宮様の看病をされていたんですよ」
「・・・・・・」
「あんなに慌てていらしたチェ尚宮様は初めて見ました」
「ほんと、びっくりしました〜」
「ちょっと意外かも〜」
「そう・・・」


その頃チェ尚宮は、自室に戻ってひとりこうつぶやいた。
「ペギョン・・・料理対決の相手だもの、治って貰わなくては困るわ。
それに私は貴女を・・・。正々堂々戦いましょう」



翌日。
ハン尚宮は早くも仕事に復帰した。
だが、チェ尚宮の姿は見えなかった。
「チェ尚宮殿は?」
「お風邪を引かれて、今日は休みだそうです」
私が移してしまったのかしら・・・。
仕方ないわね・・・

ハン尚宮は、チェ尚宮の部屋へと林檎と氷水を持って向かった。

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