BBSPINKちゃんねる内で発表されたチャングムの誓いのSS(二次小説)を収集した保管庫です

   宮廷商人 パンスルの苦悩  うさばらし       第二部037様


<パンスル邸納屋>
「さっきは大変だったな。どうなるかと思ったぞ」
「ああ。オ・ギョモ様の奥方が“夫をいかがわしい場所に連れて行くのは
お前か”って屋敷に怒鳴り込んで来るんだぜ」
「旦那様がいくら説明しても奥方は分からないらしいんだ、オ・ギョモ様の
方から連れて行けって言ってるのが」
「しかし、なんで奥方の耳に入ったんだろうな?」
「それがな、どうやらお針子、ほらオ・ギョモ様が旦那様に医女の服を
作らせただろ、そのお針子が奥方の服も作ってたからそれで奥方の耳に
入ったらしい」

<パンスルの部屋>
「奥方様にも参りましたな」
「…………オ・ギョモ様は反正の前、官位がなかった」
「はい、存じております」
「………………………………反正の前までは奥方の実家から援助があった」
「はあ」
「…………それで奥方様に頭が上がらず、家で何かあると料亭に行きたがるのだ」
「……………………憂さ晴らしに我々を巻き込むことはないでしょうに」


※『韓国の食』(平凡社ライブラリー) 104〜105ページ
http://www.amazon.co.jp/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%81%A...

「 両班は二つに分かれるんですね。官吏になれる両班となれない両班。
官吏になれた人は権利もお金もそれについてきますが、一方官吏として
出仕できない両班は、白頭(ペツトウ)といって、頭に何もかぶれない。
位がないから冠がかぶれないんですね。白頭は、権利もないし、お金もない。
(中略)
でも、たとえ生活は苦しくても、両班の男の人は仕事はやれないんです。
―――両班の男は肉体労働に従ってはいけない?
 してはいけない。だから奥さんは両班の体面なんか問題じゃなくて、
食べなくちゃいけないから、よその家の仕事をします。」


  *(1) コスプレ肉鍋 (2) 生着替え (3) 明の使者 (番外編) 足りない医女服 (4) 耳と尾 (番外編2) 大きな医女服


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