男役の秘訣？(笑) うちの場合、普段から男っぽい子たちが男役やってるからねえ…。 そもそも条件が違う気もしますが…(苦笑)。 だって、綺畸さんのところの男役さんたちは、普段は普通に女の子でしょ？ うちは普段も普通の女の子じゃないからなあ(笑)。 あと、綺畸さんは男の演じる男役と並ばなきゃいけないのがきついよね。 本物の男の隣じゃあ、どうしても女っぽく見えちゃうもんね。

まあ、でも、とりあえずは以下の５点でしょうか。

1.足に気をつける

女っぽさが出がちなのが足。立つときは開き気味、歩く時は外股気味、座る時は股を開いて座る。 その辺りを気をつけると雰囲気変わります。

2.腰

腰に手を当てるときの位置立ちっぱなしになるシーンって、腰に手を当てたくなるけど、このときに位置に注意する。 女の子は腰に手を当てるとき、ウェストの位置に当てるんだよね。 でも、男の人はもうちょい下。 更に、ズボンのポケットに親指引っ掛けてみると、若い男っぽくなります。

3.胸

やっぱり、さらしとかでしっかり潰さないとね。 胸あるのが見えると、お客さんが戸惑うし。 上手く潰すと、逆に胸筋あるように見えて男らしくなるよ(笑)

4.髪型

これ、かなり重要だと思います。 男役やるんなら、最低限男でもいるような形にしなきゃだめ。 普段の生活にも支障がでるからね、一番やりにくいことだとは思うんだけど。 うちの劇団員は「おじさんっぽい髪型にしてください」とか「チャラ男っぽくしてください」とか言う台詞を平気で吐きます。美容院でね！(笑) でも、実際、そういった方が手っ取り早い。 ただ「ショートカットにしてください」って言うだけだと、目の前にいるのが女の子なもんだから、美容師さんたちが気を使って女っぽく仕上げてくれちゃったりするのよね。 だからいっそ「演劇やってまして。今度男役やるんですよー」って言っちゃった方が良いの。その方が、普段と役のことを考慮して良い感じに仕上げてくれたりします。 世の中には「うちの美容院、よく宝塚志望の子が来たりするんだよねー。だから、結構こういうオーダーあるよー」なんて言ってくれる美容師さんもいるそうですよ(笑)。

5.衣装選び

女の子っぽい体のラインが出ないよう、衣装はきちんと選んだ方がいいです。 やっぱり性別って、立ち姿の印象に出ますから。 いくら胸を潰してても、ウェストラインが綺麗にくびれてたらダメ。 なので、女物は基本的に×。 男物でも、最近はタイトなデザインの物も多いから要注意です…。


こんな感じでしょうか…。 でも男の男役が身近にいるっていうのは、確かに大変だけど、逆に研究もしやすいと思うので頑張って頂きたいところだね。 ほら、うちの劇団だと、街中で男性ウォッチングするしかないからさ(笑)。 その点、研究対象が傍にいるのって、ある意味有利だと思うよー。