キプロスのゼノン

キプロスのゼノン

 キプロスのゼノンは、ストア派という、欲望や感情を抑
えることで、幸福にいたろうとする禁欲主義の祖とされて
います。
 アキレスとカメのパラドックスで有名なエレアのゼノン
と区別するため、キプロスのゼノンと呼ばれています。
 キプロスのゼノンの出身は、出身は、その呼ばれ方にあ
るとおり、キプロス島です。
 キプロスのゼノンは、22歳のとき、アテネにでて、諸
学派について学び、講義をして絶大な人気を得ていたとい
われています。
 キプロスのゼノンの講義をした講堂は、ストア=ポイ
キーレ(壁画のある柱廊)と呼ばれ、このことから、キプ
ロスのゼノンからはじまる学派を、ストア派と呼ばれるよ
うになりました』
 内容としては、いかに賢明に生きるかを究明する実践
哲学を中心に、論理学、物理学、倫理学を研究したそうで
す。
 そして、キプロスのゼノンによれば、自然と合致して
生きることが内的満足として、幸福につながると主張
しています。
 自然とぴったり一致していきること、つまり、自然のま
まに生きることが結局、満足につながるってことだね。
 そして、満足できるということは、幸福になるとしました。
 そして、キプロスのゼノンは、それは理性とも一致して
”心の平静”と呼ばれるものだともいいました。
 72歳の頃、ケガをしたことから、自分には価値が無
いとして自殺したといわれています。



WRITER:呟き尾形
(注:呟き尾形の解釈です)
2006年08月26日(土) 22:28:47 Modified by tubuyaki1




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