最終更新: nano69_264 2011年05月05日(木) 20:40:11履歴
928 名前:ギンガさん胸囲性徴症候群 [sage] 投稿日:2010/12/15(水) 22:58:02 ID:oJWB9RNA [2/4]
929 名前:ギンガさん胸囲性徴症候群 [sage] 投稿日:2010/12/15(水) 22:58:43 ID:oJWB9RNA [3/4]
ギンガさん胸囲性徴症候群
自宅の私室にて、ギンガ・ナカジマは眉根を寄せて困った顔をしていた。
それは今彼女が身に纏っている衣装、バリアジャケットに起因している。
なぜギンガは自宅でバリアジャケットなど着ているのだろうか。
それはお年頃の女性らしい悩みであった。
「やっぱり……胸元きついわねぇ」
豊かに膨らむ胸部を押さえながら、ギンガはそう呟いた。
そう、すべての原因は彼女の胸に座す、豊穣なる隆起なのである。
今年で十七歳になるこの少女の胸は、それはもう凄まじい勢いで性徴を続けている。
なにせ今年に入ってから既に二回はブラのサイズを新調しているというのだから、その勢いはとどまる事を知らぬ。
当然、彼女の体型に合わせてサイズ調整されたバリアジャケットもまた同じ。
ギンガのバリアジャケットは胸部を装甲板が覆う形になっており、柔らかな乳房はすっぽりと収まる形状になっているのだからなおの事だ。
自身の胸をバリアジャケットの上から軽く撫で、窮屈な感触に頭を悩ませる少女。
このデザインでは装甲板のデザインを大きくし過ぎると、今度はぶかぶかして胸が痛くなってしまうのだ。
さて、一体どうすれば良いだろうか。
大きく、かつ柔らかい胸を硬質な装甲で覆う防護服故の悩みだ。
障壁強度に自信があるならシグナムのようにインナーのままで覆えば良いし、フェイトのように高速戦闘が得意ならそもそもこんな心配はない。
ちなみにこの悩みをヴィータに言ったら叩かれた。
当然である。
まあそれはさておき、今ある問題は装甲板のデザイン変更についてだ。
ぴったりフィットするまで試行錯誤すべきだろうか。
自分のバリアジャケット姿を何度か姿見で確認しつつ、ギンガは思索に耽る。
すると、そこで素晴らしいアイディアが頭をよぎった。
「そうだ! 装甲じゃなくて、インナースーツの形状を変えたらどうかしら」
言うや否や、ギンガは早速デバイスのAIを介していじってみる。
装甲板を体に密着させているインナーとの接合部を、より軟質で伸縮性のある素材に変えてみた。
するとどうだろう。
今まで胸を圧迫していた窮屈さが、一瞬で消えたではないか。
これなら装甲をいじらずとも、不満を解消する事ができる。
少女は自分の豊かに成長した胸をさすりながら、ほっとした風に呟いた。
「はぁ……これで何とかなりそうねぇ」
それが悲劇の始まりとも知らずに。
□
翌日、陸士108部隊の訓練場での事である。
二つのチームに分かれた陸士部隊員たちはそれぞれにデバイスを持ち、実戦を想定した戦闘を繰り広げていた。
もちろんその中にはギンガもいる。
胸の窮屈さから解放された彼女は、いつにも増して良い動きをしている。
深い青色の髪をなびかせ、ウイングロードの上を駆けての近接戦闘。
亡き母仕込のシューティングアーツを以って、ギンガの拳が唸る。
敵チームの前線担当の隊員が、己の刀剣型アームドデバイスでその攻撃を受ける。
ナックルとブレードが噛み合い、硬質な金属音を奏でる。
火花を散らして交わる戦いは、一瞬だが燃えるように熱い。
一度目の交錯を終えたギンガは、一旦距離を取った刹那に次なる攻撃に繋げんと大きく身を躍らせた。
「はぁ!」
裂帛の掛け声と共に、大きく体を回転させての回し蹴りを放つ動作。
だが、彼女の蹴りが炸裂する前にその悲劇は起きた。
ぶっつん! そんな音が聞こえた。
どこからか? 決まっている。
ギンガのバリアジャケット、胸の装甲板とインナースーツとの繋ぎ目、変更した軟質素材であった。
戦闘の衝撃と激しい動作に耐え切れなくなったインナーは儚く引き裂け、彼女の豊満な乳肉を覆っていた装甲はあらぬ方向に飛ばされていった。
そして、ぷるん、と現れる白い二つの山。
弾力と柔らかさの二つを併せ持った胸は動きの反動で揺れ、その先からは訓練でかいた汗が飛沫となって散る。
雪のように白い濡れた彼女の肌が織り成す、先端で可憐に咲く桃色の蕾、母なる膨らみがそこにはあった。
そう、つまり……オッパイである。
「ちょ、おおお!!」
「な、ギ、ギンガのオッパイがぁ!」
「なんとぉ!」
模擬戦は一瞬で停止、男どもはその視線をたわわな乳房に集中させた。
女性のオッパイの前に、戦いなど何の意味があろうか……。
歴戦の戦士たちの闘争の火も、正義の為に己を鍛える熱さえ、露になった美しき胸の前では霞む。
LOVE&PEACE&OPPAI
世界に愛と平和とオッパイがあらん事を。
男達は、目の前の柔らかな肉の果実を前にそう祈らずにはいられなかった。
だが、とうの乙女にそんなバカ男共の境地など分かるはずもない。
「み……み……」
「ギ、ギンガ?」
「み?」
次なる刹那、戦闘機人モードの証たる金色の瞳に涙をためて、響く乙女の叫び。
「見ないでー!!!!」
そうして彼女の怒りは鋼の拳足と共に炸裂した。
その場にいた陸士隊員総勢二十五名、全員が病院送りになったという。
だが、彼らの中で抵抗した者は一人もいなく、そして全員が笑顔だったという。
全員が揺れ動くギンガのオッパイに夢中だったのだろう。
男とは愚かなり……だがそこにはロマンがある。
終幕。
著者:ザ・シガー
929 名前:ギンガさん胸囲性徴症候群 [sage] 投稿日:2010/12/15(水) 22:58:43 ID:oJWB9RNA [3/4]
ギンガさん胸囲性徴症候群
自宅の私室にて、ギンガ・ナカジマは眉根を寄せて困った顔をしていた。
それは今彼女が身に纏っている衣装、バリアジャケットに起因している。
なぜギンガは自宅でバリアジャケットなど着ているのだろうか。
それはお年頃の女性らしい悩みであった。
「やっぱり……胸元きついわねぇ」
豊かに膨らむ胸部を押さえながら、ギンガはそう呟いた。
そう、すべての原因は彼女の胸に座す、豊穣なる隆起なのである。
今年で十七歳になるこの少女の胸は、それはもう凄まじい勢いで性徴を続けている。
なにせ今年に入ってから既に二回はブラのサイズを新調しているというのだから、その勢いはとどまる事を知らぬ。
当然、彼女の体型に合わせてサイズ調整されたバリアジャケットもまた同じ。
ギンガのバリアジャケットは胸部を装甲板が覆う形になっており、柔らかな乳房はすっぽりと収まる形状になっているのだからなおの事だ。
自身の胸をバリアジャケットの上から軽く撫で、窮屈な感触に頭を悩ませる少女。
このデザインでは装甲板のデザインを大きくし過ぎると、今度はぶかぶかして胸が痛くなってしまうのだ。
さて、一体どうすれば良いだろうか。
大きく、かつ柔らかい胸を硬質な装甲で覆う防護服故の悩みだ。
障壁強度に自信があるならシグナムのようにインナーのままで覆えば良いし、フェイトのように高速戦闘が得意ならそもそもこんな心配はない。
ちなみにこの悩みをヴィータに言ったら叩かれた。
当然である。
まあそれはさておき、今ある問題は装甲板のデザイン変更についてだ。
ぴったりフィットするまで試行錯誤すべきだろうか。
自分のバリアジャケット姿を何度か姿見で確認しつつ、ギンガは思索に耽る。
すると、そこで素晴らしいアイディアが頭をよぎった。
「そうだ! 装甲じゃなくて、インナースーツの形状を変えたらどうかしら」
言うや否や、ギンガは早速デバイスのAIを介していじってみる。
装甲板を体に密着させているインナーとの接合部を、より軟質で伸縮性のある素材に変えてみた。
するとどうだろう。
今まで胸を圧迫していた窮屈さが、一瞬で消えたではないか。
これなら装甲をいじらずとも、不満を解消する事ができる。
少女は自分の豊かに成長した胸をさすりながら、ほっとした風に呟いた。
「はぁ……これで何とかなりそうねぇ」
それが悲劇の始まりとも知らずに。
□
翌日、陸士108部隊の訓練場での事である。
二つのチームに分かれた陸士部隊員たちはそれぞれにデバイスを持ち、実戦を想定した戦闘を繰り広げていた。
もちろんその中にはギンガもいる。
胸の窮屈さから解放された彼女は、いつにも増して良い動きをしている。
深い青色の髪をなびかせ、ウイングロードの上を駆けての近接戦闘。
亡き母仕込のシューティングアーツを以って、ギンガの拳が唸る。
敵チームの前線担当の隊員が、己の刀剣型アームドデバイスでその攻撃を受ける。
ナックルとブレードが噛み合い、硬質な金属音を奏でる。
火花を散らして交わる戦いは、一瞬だが燃えるように熱い。
一度目の交錯を終えたギンガは、一旦距離を取った刹那に次なる攻撃に繋げんと大きく身を躍らせた。
「はぁ!」
裂帛の掛け声と共に、大きく体を回転させての回し蹴りを放つ動作。
だが、彼女の蹴りが炸裂する前にその悲劇は起きた。
ぶっつん! そんな音が聞こえた。
どこからか? 決まっている。
ギンガのバリアジャケット、胸の装甲板とインナースーツとの繋ぎ目、変更した軟質素材であった。
戦闘の衝撃と激しい動作に耐え切れなくなったインナーは儚く引き裂け、彼女の豊満な乳肉を覆っていた装甲はあらぬ方向に飛ばされていった。
そして、ぷるん、と現れる白い二つの山。
弾力と柔らかさの二つを併せ持った胸は動きの反動で揺れ、その先からは訓練でかいた汗が飛沫となって散る。
雪のように白い濡れた彼女の肌が織り成す、先端で可憐に咲く桃色の蕾、母なる膨らみがそこにはあった。
そう、つまり……オッパイである。
「ちょ、おおお!!」
「な、ギ、ギンガのオッパイがぁ!」
「なんとぉ!」
模擬戦は一瞬で停止、男どもはその視線をたわわな乳房に集中させた。
女性のオッパイの前に、戦いなど何の意味があろうか……。
歴戦の戦士たちの闘争の火も、正義の為に己を鍛える熱さえ、露になった美しき胸の前では霞む。
LOVE&PEACE&OPPAI
世界に愛と平和とオッパイがあらん事を。
男達は、目の前の柔らかな肉の果実を前にそう祈らずにはいられなかった。
だが、とうの乙女にそんなバカ男共の境地など分かるはずもない。
「み……み……」
「ギ、ギンガ?」
「み?」
次なる刹那、戦闘機人モードの証たる金色の瞳に涙をためて、響く乙女の叫び。
「見ないでー!!!!」
そうして彼女の怒りは鋼の拳足と共に炸裂した。
その場にいた陸士隊員総勢二十五名、全員が病院送りになったという。
だが、彼らの中で抵抗した者は一人もいなく、そして全員が笑顔だったという。
全員が揺れ動くギンガのオッパイに夢中だったのだろう。
男とは愚かなり……だがそこにはロマンがある。
終幕。
著者:ザ・シガー
- カテゴリ:
- 漫画/アニメ
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