274 名前:シリスキー神父の日常 [sage] 投稿日:2010/05/06(木) 02:04:12 ID:nE9MXpqI [2/5]
275 名前:シリスキー神父の日常 [sage] 投稿日:2010/05/06(木) 02:04:42 ID:nE9MXpqI [3/5]
276 名前:シリスキー神父の日常 [sage] 投稿日:2010/05/06(木) 02:05:20 ID:nE9MXpqI [4/5]

シリスキー神父の日常


 私はアレハンドロ・シリスキー、聖王教会に仕える神父。
 そして……尻好きだ。
 尻は良い、実に良い、とても良い。
 滑らかな白い肌が織り成す二つの山、正に絶景。
 おおよそこの世に存在する美の究極とも呼べるであろう芸術である。
 敢えて言おう、美尻がおかずならご飯百杯はいける。
 いや、千杯だって余裕だと思いたい!
 尻の為ならこの命だって惜しくはない!
 と、長くなってしまった……
 ともかくとにかく、私はこのように、尻が好きなのだ。
 ちなみに尻といっても、あまり無駄に肉付きのある尻はよろしくない。
 出来れば小振りできゅっとした尻が良い。
 まったく肉付きの良い女体など下の下である。
 無駄に胸が大きいのも下品で好かない。
 世の男は、何かにつけてオッパイオッパイと……やれやれだ。
 まったく、そんなにオッパイが好きならオッパイ星に帰るがいい! このオッパイ星人め!
 いや、また話が脱線してしまった。
 話を戻そうじゃないか。
 前述の通り、私は聖王教会の神父を務めている。
 日々神に祈りを捧げ、尻を想い、告解にて人の罪を赦し、尻を想い……
 そんなある日、私は衝撃的な出会いをした。
 それは、教会の重役の一人である騎士カリム、彼女の傍で執事をしている少女。
 名前をオットーという、男装的な装束の似合う物静かな娘だった。
 人は彼女を見て、そのなだらかな胸元をどうこう言うかもしれない。
 だが私は何より彼女のその尻に眼を奪われた。
 あれは、あれこそは……私の理想の尻だ!
 小振りで締った、無駄な贅肉の一切ない完璧な尻。
 正に尻・オブ・尻!
 私は出会った瞬間、あの尻に心を奪われた。
 そして思った、是非ともあの尻を堪能したい、と。
 故に私は行動を決意したのだ、愛する尻の為に。





「さあどうぞ」

 
 そう言うと共に、シリスキーは目の前の少女にカップを差し出した。
 少女、オットーは勧められるままに、そのカップを持ち上げて紅茶を静かに飲む。
 場所は聖王教会の一角、修道僧や神父などの教会関係者の宿舎、シリスキーの私室である。


「どうですか? お味の方は」

「美味しいです」


 シリスキーの言葉に、オットーはやや抑揚に欠けた静かな声音で答えた。
 場には二人だけ、オットーとシリスキー以外の者はいない。
 たった二人のお茶会。
 カリムの補佐の仕事もなく、少し暇を持て余していたオットーに彼が秘蔵の茶葉を馳走すると話しかけたのだ。
 特に断る理由もなく、オットーはその申し出を受け入れた。
 もちろんであるが、彼女にこの尻好き変態神父の企みを予測できるわけもなかった……


「……ん」


 紅茶を幾ら口に含んだあたりだろうか、オットーは妙な気だるさを覚えた。
 全身から力が抜けるような脱力感があり、そして意識が徐々に眠気に侵食されていく。
 いつの間にか、手に持っていたカップがテーブルの上に落ち、次いで意識もまた暗い奈落に消えた。


「ふむ、どうやら上手くいきましたか」


 倒れ伏したオットーを見下ろしながら、シリスキーは呟く。
 もはや言うまでもないだろうが、オットーの飲んだ紅茶には薬が盛られていたのだ。
 そして、変態神父は迷う事無く行動に移る。


「では、早速」


 そう言うなり、彼はオットーのズボンを脱がしにかかり、そして少しの躊躇もなくパンツも脱がせた。
 そして現れるのは一つの絶景。
 白い肌が築き上げた小振りな二つの盛り上がり。


「ほほぉ……これはなんとも、見事な」


 思わず口から零れたのは感嘆の言葉。
 目の前の絶景に、彼は心底の悦びを得る。
 オットーの尻は正に理想像、シリスキーの思い描く理想の尻なのだ。
 しばし視線で愛でると、彼はまずそっと手を伸ばしてそこに触れる。
 すべすべとして少しのかさつきもない少女の肌を指先で楽しみ、必要最低限の肉を乗せた尻に指を埋める。
 ぐにぐにと揉み解せば、指先に伝わる弾力と乙女の微熱が心地良い。
 頬を寄せればより良いではないか。
 長年夢見続けた理想の尻像、それが今目の前に。
 シリスキーは感動のあまり、目を涙で潤ませる。
 今なら死んでも良い、変態はそんな事さえ思った。
 そして、ひとしきり指と頬で尻の感触を楽しんだ頃、彼は遂に本命に目を向けた。
 尻たぶを左右に割り開けば、その合間に鎮座するすぼまった穴。
 排泄の為に存在する不浄の穴であり、シリスキーが愛する尻の最大の器官、肛門である。
 ピンク色のその排泄器官に、変態神父は思わずごくりと生唾を飲み込んだ。
 これからこの素晴らしき場所に己を侵入させる事を思うと、背筋がぞくぞくと粟立つようだ。
 まず用意するのはローション。
 たっぷりと指に絡め、菊座にすりこむ。
 すぼまった穴は、わずかに力を込めれば恐ろしくすんなりと指を進入させた。
 ローションによりぬめりを得ながらも、しかしきゅっと締って指に食いつく。
 指を締め付ける感触を堪能しつつ、シリスキーはオットーの菊座を繊細に、だがしっかりとほぐしていった。
 くちゅくちゅと湿った音を立てながら、緩やかなタッチの指先が尻の穴を柔軟にする。
 それがどれくらい続いた頃だろうか、彼はそっと指を抜く。
 入念な愛撫でほぐされた菊座はしっかりと広がり、今では人差し指の先端くらいに開いてひくひくとどこか物欲しそうに見える。
 もはや待つ必要はない。我が長年の宿願、今こそ成れり。
 変態神父はよっこいしょとズボンを下ろし、ガッチガチに勃起した股間のリリカル棒を取り出す。
 え? 何をするつもりかって?
 いやいや、ここまでお読みになられた諸兄ならお分かりでしょう。
 ずばり、ナニです。
 え? まだ分らない?
 しょうがないなー、じゃあはっきり教えてあげます。
 ずばり言うとセックスです、しかもただのセックスじゃありません、アナルセックスです。
 教会の神父がそんな事をして良いのか、と思われるかもしれませんが、仕方ないのです。
 尻をこの世のなにより愛するシリスキー神父としては、人生を歩むにあたり決して避けては通れない道なのです。
 なぁに、ちょっと尻の穴に肉棒をねじ込んで出し入れするだけですよ、そんな気にする事ありません。
 と、そんな自己肯定を己の内でしつつ、変態神父は鉄のように固くなった自分自身をそっとオットーの尻に押し付け、


「ぬぅ!」


 迷う事無く挿入。
 きゅうきゅうと締るオットーの菊座に陰茎を滑り込ませる。
 そして少しの逡巡もなく腰振りを開始した。
 初めて異物に進入され、少女の肛門はこれでもかと括約筋を働かせる。
 本来は成人男性の性器に抉られる事などありえない器官は、痛いくらいに収縮。
 だが、むしろそれが心地良いとばかりにシリスキーは愛する尻を味わった。
 パンパンと音がするくらいに腰をぶつけ、尻穴処女を喪失したての尻を抉り倒す。
 その衝撃と肛門への異物に、意識を失っていたオットーの瞳に僅かな光が宿り始めた。


「ん……んぅ?」


 身体が揺さぶられ、後ろから突かれ、そして尻がむずむずする。
 徐々に覚醒していく意識は次第に明瞭化し、ついには完全な目覚めとなった。


「な、なにをしているのですか……神父ッ!?」


 後ろから菊座を抉られる衝撃に震えながら、オットーが声を上げた。
 だが肝心の変態神父は、少しも腰を休める事無く言う。


「ああ、起きてしまわれましたか。いえ、少しお尻をお貸しいただけないかと」


 お貸しいただく、というか犯しているのだが。
 変態の悪びれない言葉に、オットーは絶句した。
 というか理解できなかった。


「こんな、おかしな事は……んぅ! や、やめてくださいッ」

「まあまあ、そう言わずに。オットーさんもそう悪くはないのではありませんか?」

「んなッ!?」


 後ろからガンガン尻を犯してくる変態にそう言われ、オットーに僅かに赤みが増した。
 薬で自由を奪われた上に尻を犯されて、それが悪くないなどと、そんな事がある筈がない。
 きっと睨む鋭い眼差しで後ろを振り返り、やや涙目になった瞳で少女は抗議する。


「そ、そんな事……ありませ、ひぅ!」


 だが、反論は甘えた喘ぎに変わった。
 今まで以上に深く肉棒が菊門を抉った刹那、身体の芯から脳天まで駆け抜けるような快感が生じたのだ。
 それは今までオットーが味わったどんな感覚とも違った。
 甘く切なく、身を焦がすような衝撃。
 そう表現すれば良いのだろうか。
 敏感な直腸の粘膜、そして腸壁越しに子宮や膣を圧迫され、少女の中に確かに快楽の芽が出始めたのだ。
 産まれてより今日まで快楽とは縁のない生活を送ってきたオットーにとって、それはあまりにも未知の感覚だった。
 滑らかな唇は抗議の言葉を紡ぐどころか次々に嬌声を漏らし、瑞々しい肢体は悦楽に震えた。


「ひゃぁ! んぅ……はぁあッ!」


 オットーに元からそういう才能でもあったのか、それとも身体の相性が良かったのか、いつの間にか抵抗の兆しは消えていた。
 乙女はただ不浄の穴を抉られる悦楽に喘ぎ、震え、悶える。
 瞳はうっとりと潤みきり、唇の端からはだらしなく唾液の筋を垂らし、しなやかな四肢は腰を打ち付けられる度に痙攣。
 次第に神父の腰の動きが速く規則的になっていき……そして時は来た。


「う、おおッ!」


 叫びに近い声が漏れた刹那、神父の腰がびくんと震える。
 滾りに滾った精が解き放たれ、オットーの菊座にこれでもかと注がれているのだ。
 直腸の粘膜が焼け爛れるのではないかと思えるほどに熱い精液を流し込まれ、オットーは深い快楽に酔い痴れ、わななく。
 

「ああぁぁ……あつ、いぃ……」


 注がれる精液と今まで昂ぶった快楽の相乗効果が、乙女の身に産まれて初めての絶頂をもたらす。
 法悦の極みに意識をまどろませ、脳髄の蕩けるような余韻にオットーの意識は堕ちる。
 まるで事切れたかのように四肢から力が抜け、少女はそのまま床の上に倒れ伏した。


「ふぅ……良かった良かった」


 射精した快感を楽しみつつ、いかにも一仕事したという風情で変態神父は額の汗を拭う。
 念願叶ってようやく楽しめたオットーの尻は、想像通り……否、想像を超えた素晴らしさだった。
 彼女もそう悪くなさそうだったし、どうせならこのまま第二ラウンドもしてしまおうか。
 そんな事さえ考える。
 が、そんな時だ。


「アレハンドロ神父……一体何をなさっておられるのですか?」


 オットーに良く似た、そんな声が響いた。
 振り返れば赤い刃の二刀を携えたシスターディード、オットーの双子の姉妹がそこにいるではないか。
 どうやらオットーの喘ぎ声を聞いて彼の部屋まで来てしまったらしい。
 なんだか無性に嫌な予感に肌を粟立たせながら、シリスキーは問うた。


「あ、あのこれはその……色々ありまして……オットーさんの尻をお貸しいただいておりまして」


 そう、しどろもどろになりながらも言う。
 彼の言葉を聞くディードの目は凄まじい気迫に満ち、普段の物静かな姿が嘘のような凄みがある。
 というか、これは乙女の目ではない、人を喰らう獣の目だ。


「あ、あのシスターディード、これには深いわけが……」


 必死に弁明を続けようとしたが、彼にそれは叶わなかった。
 久しぶりに獲物を得たディードのツインブレイズは、実に良い切れ味だったそうな。


 終幕。


著者:ザ・シガー

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