最終更新: nano69_264 2008年05月20日(火) 19:59:14履歴
[416] 名無しさん@ピンキー 2007/09/14(金) 15:43:12 ID:ciSbb7BU
[417] 名無しさん@ピンキー sage 2007/09/14(金) 15:44:53 ID:ciSbb7BU
[418] 名無しさん@ピンキー sage 2007/09/14(金) 15:46:17 ID:ciSbb7BU
[419] 名無しさん@ピンキー sage 2007/09/14(金) 15:47:02 ID:ciSbb7BU
[420] 名無しさん@ピンキー sage 2007/09/14(金) 15:48:19 ID:ciSbb7BU
『レリック』『戦闘機人』『聖王のゆりかご』スカリエッティが関わったとされる事件は一応の終結をみせる。逮捕されたスカリエッティ一味の処置は様々な思惑が交錯した結果スカリエッティは無期懲役、ナンバーズは機動六課の監視下で執行猶予5年となった。
そのほかにも細々した事後処理があったが一番の問題はナンバーズの胎内にあるスカリエッティのクローンであった。
単なるクローンなら問題は無いが生まれてくるのは赤子の時からスカリエッティの記憶を持っているのだ。このままでは大変なことになると考えられていたが、この問題はあっさりと解決してしまった。
ユーノがプロジェクトF関連のデータから記憶の取り消し方を見つけてきたのだ。
方法は多少手間どったものの見事に処置を施し、出産後の様子からも記憶の取り消しが成功したことは間違いなく、めでたし、めでたしで終わるはずであった。
しかし、我々は大事なことを忘れていた。
ナンバーズ出産から一ヶ月後の機動六課ロングアーチオフィス、お昼時のオフィスにふさわしくない女性の声が響く。
「ん……あ…あぁ…」
声の主はナンバーズ長女ウーノ。必死に声が出ない様に我慢しているにも関わらず胸から送られる快楽に息が漏れる。
紫の髪、爬虫類を思わせる金眼の男が彼女をデスクの上に押し倒し胸にむしゃぶりつて快楽を送りこむ。
子供が生まれた事出るようになった母乳が次々に男によって飲み干されていく。そのことにいいようのない幸福感を感じると、もう声を押し殺すのは無理だった。
「ウーノ!」
突如現在の上司にあたるはやての声が響く。
ウーノは仕方なく男を自分から離すとはやてに向き直る。
「すみません。八神隊長」
「謝るくらいなら、授乳の度にああいう声出すのやめて欲しいんやけど」
はやてはそう言って先程まで彼女の胸にしゃぶりついていた男、ウーノの一人息子ジェイ太郎を見た。
つまり、はやて達が忘れていたのはスカリエッティのクローンが約一ヶ月で本人と同じ年に成長すること。
記憶転写技術の印象が強かった事とまさか培養液も使わず急成長しないだろうという油断が今のこの状況を作っていた。
本来なら記憶転写技術で肉体年齢に合った精神になるはずが、それを取り消したため『体は大人、頭脳は赤子』という典型的ダメ人間を作り出してしまったのだ。しかも12人も。
肉体は成人していても中身は生まれて一ヶ月の赤子。言葉が喋れないのは勿論、食事は母乳じゃないといけないし、おしめを変えることも必要。
当然、それらをするのは彼らの母親なのだが、ジェイ太郎達は見た目は大人のため、授乳をすれば先程の様にラブシーンに見えてしまうのである。(中にはお乳を与えている時にドクターと呼ぶ人がいるが気にしてはいけない)
これが12人もいるのだからたまったもんじゃない。事情を知らない来客に見られた時など回れ右をしてくれれば御の字、外見年齢が幼い母親を持つジェイ五郎やジェイ九郎などは何度か通報されたこともある。
はやては上からの圧力でも痛まなかったお腹を擦りながら打開策を考えた。
そもそも問題はジェイ太郎達のことを知られていないことだ。もっと多くの人にジェイ太郎達を知って貰えば誤解もなくなるはず………
「ごめん。私が悪かった。」
「なに言ってんだ。はやて」
我にかえると目の前にヴィータが立っていた
「うん、ヴィータどないしてん?」
「はやての方こそ…、まあいいや。あのさアレどうにかならねーか?」
「アレ?あぁジェイ三郎達か」
ナンバーズ全員がロングアーチに配属されている訳ではない。能力的考えれば当たり前だがウーノ、ドゥーエ、クアットロ以外は全てフォワードに配属されている。
ただそうするとフォワードの訓練の時、子供の面倒をみれない。必然的にフォワード陣の子供達は寮母のアイナさんに預けられる。そう、ヴィヴィオと一緒に……
最初、ヴィヴィオは泣いた。当たり前だ、あんなのに囲まれれば大人でも泣きたくなる。しかも、自分に酷い事した男と瓜ふたつなのだ。
泣いて、泣いて、泣いて、つられて、ジェイ三郎達も泣きだした。
そして、気付けばヴィヴィオがジェイ三郎達の頭を撫でていた。
聞けばいい話に聞こえるが実際その場に居たアイナさんとザフィーラによればシュールを通り越して気持ち悪いとのこと。
兎も角それ以来スカリエッティ兄弟を母親達以外で見分けられ、なおかつ姉代わりをしているヴィヴィオを見かけるのだが、心の広いアイナさん達でさえあれな感想を言ったのだ常人が耐えられる訳もない。
こうしてどうにかしてくれと言うヴィータの気持ちも分かる。しかし……
「ヴィータ、世の中にはジッと我慢せなあかんことがあるんや。スカ太郎達のことは堪えてーな」
「分かった。てっスカ太郎じゃなくてジェイ太郎だろ!」
「あぁ、ごめんごめん、なんや、オムツ代えるとこ見せられすぎて、ついな……」
私の言葉にヴィータはその光景を想像したのか、一度うめいた後「はやても苦労してんだな」と言って出て行った。
私は平和の定義について考えながらユーノ君が肉体年齢を若返らすロストロギアを持ってくるという奇跡を信じるしかなかった。
fin
著者:28スレ415
[417] 名無しさん@ピンキー sage 2007/09/14(金) 15:44:53 ID:ciSbb7BU
[418] 名無しさん@ピンキー sage 2007/09/14(金) 15:46:17 ID:ciSbb7BU
[419] 名無しさん@ピンキー sage 2007/09/14(金) 15:47:02 ID:ciSbb7BU
[420] 名無しさん@ピンキー sage 2007/09/14(金) 15:48:19 ID:ciSbb7BU
『レリック』『戦闘機人』『聖王のゆりかご』スカリエッティが関わったとされる事件は一応の終結をみせる。逮捕されたスカリエッティ一味の処置は様々な思惑が交錯した結果スカリエッティは無期懲役、ナンバーズは機動六課の監視下で執行猶予5年となった。
そのほかにも細々した事後処理があったが一番の問題はナンバーズの胎内にあるスカリエッティのクローンであった。
単なるクローンなら問題は無いが生まれてくるのは赤子の時からスカリエッティの記憶を持っているのだ。このままでは大変なことになると考えられていたが、この問題はあっさりと解決してしまった。
ユーノがプロジェクトF関連のデータから記憶の取り消し方を見つけてきたのだ。
方法は多少手間どったものの見事に処置を施し、出産後の様子からも記憶の取り消しが成功したことは間違いなく、めでたし、めでたしで終わるはずであった。
しかし、我々は大事なことを忘れていた。
ナンバーズ出産から一ヶ月後の機動六課ロングアーチオフィス、お昼時のオフィスにふさわしくない女性の声が響く。
「ん……あ…あぁ…」
声の主はナンバーズ長女ウーノ。必死に声が出ない様に我慢しているにも関わらず胸から送られる快楽に息が漏れる。
紫の髪、爬虫類を思わせる金眼の男が彼女をデスクの上に押し倒し胸にむしゃぶりつて快楽を送りこむ。
子供が生まれた事出るようになった母乳が次々に男によって飲み干されていく。そのことにいいようのない幸福感を感じると、もう声を押し殺すのは無理だった。
「ウーノ!」
突如現在の上司にあたるはやての声が響く。
ウーノは仕方なく男を自分から離すとはやてに向き直る。
「すみません。八神隊長」
「謝るくらいなら、授乳の度にああいう声出すのやめて欲しいんやけど」
はやてはそう言って先程まで彼女の胸にしゃぶりついていた男、ウーノの一人息子ジェイ太郎を見た。
つまり、はやて達が忘れていたのはスカリエッティのクローンが約一ヶ月で本人と同じ年に成長すること。
記憶転写技術の印象が強かった事とまさか培養液も使わず急成長しないだろうという油断が今のこの状況を作っていた。
本来なら記憶転写技術で肉体年齢に合った精神になるはずが、それを取り消したため『体は大人、頭脳は赤子』という典型的ダメ人間を作り出してしまったのだ。しかも12人も。
肉体は成人していても中身は生まれて一ヶ月の赤子。言葉が喋れないのは勿論、食事は母乳じゃないといけないし、おしめを変えることも必要。
当然、それらをするのは彼らの母親なのだが、ジェイ太郎達は見た目は大人のため、授乳をすれば先程の様にラブシーンに見えてしまうのである。(中にはお乳を与えている時にドクターと呼ぶ人がいるが気にしてはいけない)
これが12人もいるのだからたまったもんじゃない。事情を知らない来客に見られた時など回れ右をしてくれれば御の字、外見年齢が幼い母親を持つジェイ五郎やジェイ九郎などは何度か通報されたこともある。
はやては上からの圧力でも痛まなかったお腹を擦りながら打開策を考えた。
そもそも問題はジェイ太郎達のことを知られていないことだ。もっと多くの人にジェイ太郎達を知って貰えば誤解もなくなるはず………
「ごめん。私が悪かった。」
「なに言ってんだ。はやて」
我にかえると目の前にヴィータが立っていた
「うん、ヴィータどないしてん?」
「はやての方こそ…、まあいいや。あのさアレどうにかならねーか?」
「アレ?あぁジェイ三郎達か」
ナンバーズ全員がロングアーチに配属されている訳ではない。能力的考えれば当たり前だがウーノ、ドゥーエ、クアットロ以外は全てフォワードに配属されている。
ただそうするとフォワードの訓練の時、子供の面倒をみれない。必然的にフォワード陣の子供達は寮母のアイナさんに預けられる。そう、ヴィヴィオと一緒に……
最初、ヴィヴィオは泣いた。当たり前だ、あんなのに囲まれれば大人でも泣きたくなる。しかも、自分に酷い事した男と瓜ふたつなのだ。
泣いて、泣いて、泣いて、つられて、ジェイ三郎達も泣きだした。
そして、気付けばヴィヴィオがジェイ三郎達の頭を撫でていた。
聞けばいい話に聞こえるが実際その場に居たアイナさんとザフィーラによればシュールを通り越して気持ち悪いとのこと。
兎も角それ以来スカリエッティ兄弟を母親達以外で見分けられ、なおかつ姉代わりをしているヴィヴィオを見かけるのだが、心の広いアイナさん達でさえあれな感想を言ったのだ常人が耐えられる訳もない。
こうしてどうにかしてくれと言うヴィータの気持ちも分かる。しかし……
「ヴィータ、世の中にはジッと我慢せなあかんことがあるんや。スカ太郎達のことは堪えてーな」
「分かった。てっスカ太郎じゃなくてジェイ太郎だろ!」
「あぁ、ごめんごめん、なんや、オムツ代えるとこ見せられすぎて、ついな……」
私の言葉にヴィータはその光景を想像したのか、一度うめいた後「はやても苦労してんだな」と言って出て行った。
私は平和の定義について考えながらユーノ君が肉体年齢を若返らすロストロギアを持ってくるという奇跡を信じるしかなかった。
fin
著者:28スレ415
- カテゴリ:
- 漫画/アニメ
- 魔法少女リリカルなのは
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