521 野狗 ◆gaqfQ/QUaU sage 2008/05/09(金) 23:56:56 ID:m+BmHzKi
522 野狗 ◆gaqfQ/QUaU sage 2008/05/09(金) 23:58:00 ID:m+BmHzKi
523 野狗 ◆gaqfQ/QUaU sage 2008/05/09(金) 23:58:42 ID:m+BmHzKi
524 野狗 ◆gaqfQ/QUaU sage 2008/05/09(金) 23:59:20 ID:m+BmHzKi
525 野狗 ◆gaqfQ/QUaU sage 2008/05/10(土) 00:00:12 ID:m+BmHzKi

「なに、はやて君の車椅子が壊れた?」
「ええ、お父さま。八神はやてが寝ている間にシャマルが好奇心で乗ってみたところ……」
「守護騎士の癖になんということを……。お仕置きが必要だな、早速考えねばなるまい」
「シャマルにお仕置きですか?」
「うむ。できれば、同じヴォルケンでも年増よりもヴィータたんがいいんだが…」
「お父さま、自重してください。そんなことより新しい車椅子ですが、通信販売でよいものを見つけました」
「どれどれ……JS通信販売サービス?」



「どーもぉ! 時空を超えてお届けのJS通販っス!」



 新しい車椅子が来た。前のはシャマルが壊してもうたらしい。
 好奇心で乗ってしもうたのはようわかる。フェイトちゃんもなのはちゃんも口には出さへんけど、目ぇ輝かして
うずうずしとったんもわかってる。
 だから、乗ってみたい気持ちはようわかるんや。
 せやけど、シャマルが乗っただけで壊れたんはビックリや。

「シャマル。最近戦ってないから太ったんじゃね?」
「ヴィータちゃん、そんなことないのよ」
「シャマル。なんなら時間を見て稽古を付けようか?」
「シグナムまで、酷い……」
「しかし、シャマルが主の車椅子を壊したのは事実だ」
「ザフィーラまでぇ……」

 あはは。ま、いろんな事件があって、車椅子を酷使しとったんは事実やからなぁ。
 そろそろ寿命やったんかもしれへんしな。皆もあんまりシャマルからこうとったらアカンで?

 うん。なかなか座り心地もよろしい。輪もしっかりして動きも軽やか。
 これはかなりの上物や。グレアムおじさん、張りこんだんやろか。今度、なんかお礼せなあかんなぁ。
 しかも電動車椅子やもんな。まだ説明書は読んでないけれど、ボタンがえらいたくさんある。
 えっと、マニュアルは……。ああ、動かすだけやったら簡単やね。すずかちゃんのところでやったゲームみたいや。
 そしたら、ちょっと散歩行ってこうかな。車椅子が壊れてからはずっと引きこもりやったしな。
 今日はみんな任務やけど、電動やったら楽やし。

 いいお天気やね。散歩日和やわ。
 ……そろそろ、試運転もこれくらいにして帰ろかな。
 それにしてもこの車椅子、音も静かやし、揺れも少ないし、ホンマにこれはええもんやね。快適やわ。
 せやけど、妙にたくさんあるボタンが気になる。いったいなんなんやろ?
 一つくらい押してみても、大丈夫やね?
    

“プレイモードに入ります”


 え? 今、車椅子が喋ったで? 
 あ、背もたれの所に小さいスピーカーがついてて、私にしか聞こえてないみたいや。

 なんやベルトがわさわさと……ちょ、手とか足とか腰とか固定していくんはなんで? 何、これ? なんやの?
 嫌っ。腰の後の辺りからなんやいっぱい出てくるんは……触手? なんで触手?
 や、くすぐったい。
 あ、変な目で見られる。あかん、こんな所人に見られたら……我慢せな……
 せやけど、こないくすぐったいのは……あ、嘘、そこは、あかん、触手が服の裾から入ってくる!?
 そこは、胸に触ってる! あかん、あかんて!

“媚薬を分泌します。拒否される場合はマニュアルのB手順に従って……”

 そんなん知らんて! あ、ああ、あ、胸触ってる……あかん、駄目、それは乳首や……そんなとこ、くにくにしたら……
 んんん、声、出てまう。我慢せんと、こんなところで変な声出したら変な子や思われる。
 でも、なんでこないな……、あ、痺れてる…乳首が痺れてるよぉ……やん……気持ちええよ………
 ハァ…あっ……んんっ、声が……声が出てまうよぉ……我慢、我慢せな…
 え? そんなところまで? そこはアカン、そこだけはっ! スカートの中は駄目ッ、あかん、堪忍や!
 嫌やぁ、足動かへんのに……縛られてのうても動かへんのに……
 麻痺してるのに……そやのに、なんで、こんなことだけ…んんっ! こんなことだけ、感じるんやろ…
 そんなところ、触ったらアカンよぉ。ひっ……



 紐のように細い、数十本の触手が幾グループかに別れてはやての身体をまさぐっていた。
 腰の後の背もたれの部分から伸びて、上着の裾から入り――
 膨らみ始めようとする乳房にまとわりつくもの。
 柔らかい二の腕にも届くように、脇の下に待機するもの。
 臍の周りを擽るもの。
 脇腹を心地よく刺すもの。
 そして、座ったお尻の下の部分から伸びて、スカートの裾から侵入し――
 下着にまとわりついてずらそうとするもの。
 足の付け根をさするもの。
 お尻を撫で回すようにたゆたうもの。
 
 今日のはやてはゆったりとした服装で、触手の蹂躙は外側からは全くわからないようになっている。
 人がそこに見るのはただ、車椅子の上で艶めかしく悶え、何かを我慢している少女の姿だった。
      


 ……あっ…ん……
 はやては唇を噛みしめて、嬌声を噛み殺していた。
 しかし、我慢すれば我慢するほど、車椅子が「刺激不十分」と判断して責め手を増やしていくことに、はやては気付いていない。
 陥落は時間の問題だった。
 左右の乳首に巻き付いた細い触手が、左右交互にキュッキュッと締まっては解けることを繰り返す。
それはまるで、誰かの指にリズミカルに摘まれているようで。
 その動きに合わせるようにして、はやては無意識で拳を握っていた。勿論、意識をハッキリとさせておくためである。
 しかし、さらに触手に動きが加わった。乳首への刺激と共に数本が、膨らみ始めた全体を優しく波打たせるように揉みほぐすのだ。
 ……はあっ!! あああっ! いっ……ひっ…………
 さざ波のように揉みほぐされる感覚が、はやての上半身を波紋のように覆い尽くしていた。

「はぁ…」

 気が付くと、波紋の揺れに合わせるように息が浅く早くなっていく。
 焦点を失い始めた目には辺りの風景も入らない。
 因みに、高性能ナビとセンサー、そしてオートパイロットシステムの備えられたJS謹製車椅子に事故の心配はない。
 人を巧みにすり抜けながら、車椅子はゆっくりと八神家に向かっていた。
 そして、その車椅子に座っているのは、快楽に支配されつつある少女。

 ……気持ち……ええ………
 それでも無意識に声を抑えているのは流石だった。
 しかし、責めが終わったわけではない。今は、はやての身体を慣らしているだけのこと。 
 スカートの中の触手は、ここに来てようやく本格的に動き始めるのだった。 

 まず、乳首に巻き付いたものと同じような触手が、小さなクリトリスに触れる。
 ……!!
 はやての衝撃にお構いなく、触手はクリトリスに巻き付いて微妙に震え始める。その震動は、乳首のものとタイミングを合わせていた。
 右、左、そして下。三つの触手が刺激を順番に送っている。
 クリトリスを締められ、はやては身を固くする。その直後に、上半身を覆う快楽。
 次に来る快楽の種類がわかっていても、身構えることができないのだ。いや、既に身体は歓迎しているのだろう。
 三つの刺激の感覚は徐々に短くなっていき、休みのない快楽を上半身と下半身に叩き込んでくる。
 はやては歯を食いしばっていた。胸の感覚を遥かに超えた刺激が股間に送られている。嬌声を上げずに堪えるのが精一杯で、気分を逸らすことすらできない。
 しっかりと、自分のされていることを認識するしかなかった。
 ……乳首…絞られて……おっぱい、触られて……あそこも……変やぁ……私、おかしくなるぅ…………
 ……駄目や、声出したら駄目や……こんなところを知ってる人に見られたら……。
       
 下半身を包む触手は増加していた。
 止めることもできずにはやては刺激を与えられ続けている。
 今できることは、一刻も早く家に戻ることだけだった。
 既に下着の感触はない。下着の代わりに触手がお尻の周り全体に巻き付いている。
 クリトリスを縛る触手、襞を開く触手、襞の隙間をなぞる触手。
 顎が砕けそうなほどに歯を噛みしめて、はやては耐えていた。
 ……!!!!!!!
 一本の触手が肛門の周りを嬲り始めていた。そして、秘部と肛門を結ぶラインを描くように動く触手も。

「ひっ……いっ……ひくっ……」

 言葉が漏れ始めていた。息を吐くだけでも嬌声が含まれてしまうような密度の快楽。
 息を吸い、肺が空気を取り入れ、胸が動く。その動きすら触手に反応してしまう自分の過敏さをはやては呪った。
 身体をどう動かしても、それが触手に伝わり、ひいては快楽に繋がっていく。
 ……イキたい……早く……もっと……
 いつの間にか思考すら変わっている。
 誰にも聞かれないところで思いきり叫びたい。嬌声を上げていたい。触手に嬲られたい。

 自宅が見えた。
 ……家……家の中……思いっきり……

 その時、触手が突然、数本の単位で寄り紐のように集まった。
 下半身を責めていた触手の一部が集まって、より太いものになる。
 媚薬と刺激でしとどに濡れた、年齢からは考えられないほどの体勢を整えたそこへ、太くなった触手が挿入される。
 ……!
 痛みを感じるラインはとうに過ぎていた。あとは、快楽しかない。
 がくん、と頭が仰け反る。

「あっ…ぐっぅう……!」

 それでも、叫びを堪える。
 ずるり、と触手が回転運動した。
 目の前に火花が散ったような感覚に、はやての視野が一瞬光に包まれる。
 
「いっ……いいいいっ!!」

 玄関に入り込んでドアを閉める。その瞬間、全てが弾けた。
 声にならない絶叫と共に、はやては身を震わせる。
 触手の回転速度が上がり、はやての下半身を持ち上げんばかりの勢いで突き立てられた。
 別の触手が肛門を探り、はやての懇願を無視して肛虐の呻きに悶えさせる。
 秘部を、肛門を、唇を。それぞれの場所に応じた太さの触手が蹂躙する。
 車椅子に座ったまま、はやてはその陵辱を全て受けいれていた。
 時折身を震わせ、呆けたような快楽の表情のままで。
      


 数時間後、ようやく開放されたはやては呟いた。

「……そういえば、フェイトちゃんやなのはちゃんも車椅子に乗ってみたいようやったよなぁ……」

 とりあえず、その夜はシャマルを載せてみた。



             終



目次:JS通販
著者:野狗 ◆gaqfQ/QUaU

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