【オリパンフ】東大用語集

東大用語集

東京大学で生活していく際に必要な(?)用語を集めてみました。

いかとう【イカ東】
「いかにも東大生」の略。決して「いかした東大生」ではない。毎日決まったネルシャツを90年代のアメリカ人青年実業家が穿いていたようなジーパンにタックインし、かつリュックを背負って、下を向いて独り言をつぶやきながら銀杏並木を直進するという特徴を持つ。試験前になると図書館に入ったり勉強道具を手に取っただけで「イカ東ルック」をアピールする「エセイカ東」も。

いたご【イタ語】
イタリア語のこと。以前は総合科目としてしか取ることができなかったが、今年度の入学者から、文三に限り第二外国語として取ることができるようになった。

いちょうなみきでんせつ【銀杏並木伝説】
「1年生の女子は、銀杏並木の葉が散るまでに彼氏ができないと、卒業までずっと彼氏ができない」というジンクス。駒場キャンパスの秋の銀杏並木の風景は素晴らしいものであるが、このジンクスと落ちたギンナンの悪臭から、素直に銀杏並木を愛でる場合では無いことが多い。
→「駒場一年生の年間予定表」12月参照。

いっしょく【一食】
駒場キャンパスの生協食堂の1階「カフェテリア若葉」のこと。同様に2階の「ダイニング銀杏」を「二食」という。昨年完成したばかりで、以前の食堂が「一食」「二食」と呼ばれていたことから、その呼称がそのまま使われている。「若葉」「銀杏」という正式名称は覚えていない人が多い。二食の方が値段がやや高いといわれる。

いんたー【インター】
第二外国語が既修の人たちが集まるクラス。フランス語、中国語、ドイツ語既修クラスがある。クラス番号は1〜3に相当する。帰国子女、留学生が多いようである。

いんてつ【イン哲】
文学部インド哲学仏教学科のこと。不人気学科のひとつで、進振りの底点が低いことで有名。寺院関係者のエリートコースであり、卒業後はかなりの収入が得られるらしい。

うぃんぶるどん【ウィンブルドン】
テニスのウィンブルドンが「全英オープン」であることから、成績が全て「A(優)」(全A)であること。めったに見かけないとされるが、実は我々オリターの中にいるのではないかと噂されている。

うぇぶちょう【Web長】
クラスの役職のひとつで、主にクラスHPやメーリスの管理などが仕事。クラスによっては「HP長」「サイバー委員」などと呼ばれる場合もある。このような役職の名称は上クラから下クラに引き継がれていく場合が多い。

えいいち【英一】
「英語一列」(もしくは英語1)のこと。1年生のほぼ全員が同じ教材のもと講義・試験を受ける。また、他の科目よりも早めに試験があるため、前々から試験勉強をしておかないと惨い結果になりかねない。同様に「英二」(英語二列)という語もよく聞かれる。

えびがため【エビ固め】
成績表に「A」(優)と「B」(良)しかないこと。現在ABCD評価ではなく優良可不可の評価なので、ABCDを使用した用語は死語となりつつある。

おおおに【大鬼】
時代錯誤社出版の「教員教務逆評定」における用語。単位をくれない、宿題が多い、試験が難しすぎるなどの理由で「履修はお勧めできない」とされた教員のこと。ほかにも「鬼」「仏」「大仏(おおぼとけ)」「神」というランク付けがあり、大鬼>鬼>仏>大仏>神 と危険度が異なる。
→教員教務逆評定

おりがっしゅく【オリ合宿】
「オリエンテーション合宿」の略。この「オリパンフ」は主にこの合宿のために作られている。オリ合宿で下クラの案内をする案内役のことを「オリター」、オリターの最高権威を「オリ長」、主に合宿前日に同様のメンバーで開かれるコンパのことを「プレオリ」と称する。クラスメートと仲良くなったり、オリターからいろいろ情報を入手したりするには絶好の機会なので、ぜひ参加することをお勧めする。

きょういんきょうむぎゃくひょうてい【教員教務逆評定】
通称「逆評定」。時代錯誤社出版。単位の取りやすさなどから教員が5段階でランク付けされており、履修科目を決定する際には大きな参考対象となる。1部300円程であるが、それ以上に価値があるとする学生も多い。
→大鬼

かかろっと【カカロット】
1.ドラゴンボールにおける「孫悟空」の本来の名前。
2.成績表に「可」が多いこと。
→フカロット

かもなくふかもなく【可もなく不可もなく】
1.とりたてて欠点もないが、長所もないこと。
2.成績に「可」と「不可」がないこと。つまり「優」と「良」しかないこと。

かふか【カフカ】
1.プラハに住み、ドイツ語で作品を書いたユダヤ系の作家。日常性の奥にひそむ生の不条理を描き、実存主義文学の先駆者とされる。代表作「変身」「審判」「城」など。
2.成績表が「可」と「不可」だらけなこと。

かやまゆうぞう【可山優三】
成績が「可」が山ほどあって「優」が3つしかないこと。ちなみに、あの「若大将」こと加山雄三氏(芸名)のネーミングの由来もこの「可山優三」である、との説がある。(Wikipediaより)

こあへいきん【コア平均】
以前まで使われていた、進振りの際の傾斜のかかった平均点。工学部で第二段階の進振りに使われていた。単純平均点から悪いほうの語学の点を抜いたものに、取得単位に依存するある係数を掛けることで算出される(詳しいことは知らなくてよい)。多くの科目を履修すればするほど増加する傾向にあり、総合科目のE・F系列を1コマ(2単位)とる度に平均点が1%ずつ増加する。我々オリターが(まともにいけば)進振り対象となる平成20年度進振りから廃止される。3年より上の先輩がこの話をしてくることがあるかもしれないが、無視してよい。

ごがくふごう【語学符号】
履修する外国語によって決まっているアルファベット大文字1文字の符号。A:ドイツ語既修 B:ドイツ語初修 C:フランス語既修 D:フランス語初修 E:中国語既修 F:中国語初修 G:ロシア語初修 H:スペイン語初修 I:韓国朝鮮語初修 となっている。期末試験の解答用紙に記入する欄があるので覚えておかなくてはならない。ちなみに、学籍番号の一番後ろのアルファベット大文字1文字は全く別物である。

こまばがえし【駒場返し】
本郷に進学した後に、駒場で開講される専門科目を受けるために駒場に通うはめになること。「駒バック」ともいう。

こりご【コリ語】
韓国朝鮮語のこと。巷では「韓流」と騒がれていていても東大の第二外国語の中ではマイナーで、我々の学年は文科で1クラス、理一で1クラス、理二・三で1クラスしか存在しない。

しーでぃーぷれーやー【CDプレーヤー】
成績表に「C」(可)と「D」(不可)しかない人のこと。

しけたい【シケ対】
「試験対策委員」の略。「シケ長」(試験対策委員長)によって科目ごとに割り振られる(シケ長自ら務めることもある)、試験(時にレポート)の対策や授業の連絡をする担当者のこと。1科目あたり1人であったり複数人であったりする。各シケ対は「シケプリ」(試験対策プリント)や「レポプリ」(レポート対策プリント)と呼ばれるプリントを作成してクラスの履修者に配布(ネット上で行われる場合が多い)するなどしてクラス内の履修者の単位を守る。また、ときにこの制度全体を指して「シケ対」と呼ぶ場合もある。尚、レポートのみで採点する科目のシケ対のことを「レポ対」と呼ぶこともある。
→シケ長(クラスの役職の方を参照)、シケプリ

しけぷり【シケプリ】
「試験対策プリント」の略。シケ対が作成するプリントの総称。レポートの対策プリントを別に「レポプリ」と呼ぶ場合もある。シケプリの中には、講義ノートをスキャンしたものから、授業内容をまとめた解説プリント、過去問+答えなどが存在する。また、過去のシケ対が作成したすばらしいシケプリはネット上などを通して受け継がれていく。
→シケ対

じしゅきゅうこう【自主休講】
授業をサボることを正当化する言い方。積極的に利用しよう。(註:オリターは一切責任を負いません。)

しんふり【進振り】
「進学振り分け」の略。2年の夏学期終了後に、3年次から進学する学部、学科を決定する制度。学生は進学振り分け願いを提出し、それまでの平均点によって進学希望先に進学できるかどうかが決定する。第一次、第二次に分かれている。

すぺご【スペ語】
スペイン語のこと。近年スペイン語の履修者数がフランス語の履修者数を抜いたようである。現在3番目に履修者が多い言語。スペイン語部会の先生方が作った公式の教科書全訳がweb上に存在する(スペイン語部会はこれを「悪しきシケ対制度を排除するため」だとしている)。このことから東大の第二外国語の中で最も簡単であるとされ、「フラ語取るバカ、スペ語落とすバカ」と揶揄されている。しかしスペイン語の教員の中にも「鬼」「大鬼」はおり、バカにされるほど簡単ではない。
→フラ語取るバカ、スペ語落とすバカ

すぽしん【スポ身】
必修科目(2年次には総合科目として取ることもできる)「身体運動・健康科学実習」のこと。2年前までは「スポーツ・身体運動」という科目名であったことから「スポ身」という呼び方で呼ばれていたが、それが(語呂が良いため?)いまだに使われている。

そこてん【底点】
進振りにおいて、各学科に行くことができる最低点のこと。あまりにも不人気な学科で希望者が定員を下回った場合、「底割れ」といい、底点が存在しない。

たくら【他クラ】
1.「他のクラス」のこと。主に同学年の別のクラスを指す。同様に「同クラ(おなくら)」(同じクラス)、「隣クラ(となくら)」(組番号が前後のクラス)、「上クラ」(オリ合宿のオリターが所属するクラス)、「下クラ」(自分たちがオリターとして案内するクラス)、「爺クラ(じじくら)」(上クラの上クラ)、「孫クラ」(下クラの下クラ)という言葉も存在する。
2.「他クラス聴講」のこと。こちらの意味で使われる方が多い。2年生に進級した後、1年次に単位を取り損ねた必修科目を1年生と一緒に受け直すこと。最高得点に制限が設けられているので、一般には1年次に単位を取ってしまう方がよい。また、この「他クラ」を題材にした「他クラソング」なるものがいくつも作られている。
→他クラお七、他クラ天国、他クラ(独走)、たくらんぼ

たくらおしち【他クラお七】
「他クラソング」のひとつ。元ネタは坂本冬美の「夜桜お七」である。Flashがネット上で公開されているが、最後に「つづく」と表示され、替え歌の方も1番しかないことから、未完成であると考えられている。歌詞については、他クラするのが「シケ長」である点が特徴。
→他クラ、シケ長

たくらてんごく【他クラ天国】
「他クラソング」のひとつ。元ネタは鮮魚売り場でよく聴く「おさかな天国」である。他クラソングの中でもっとも有名とされ、2ch系のFlashが存在する。大鬼の名前がたくさん挙げられているのが特徴。
→他クラ、大鬼

たくらどくそう【他クラ(独走)】
「他クラソング」のひとつ。元ネタは森山直太朗の「さくら(独唱)」。数種類亜種が確認されているが、その中で最もクオリティの高いのが「カントク」氏作の「他クラ(独走)」である。これはFlashは確認されておらず、歌詞のみの公開となっている。他の他クラソングと違い、他クラをする友人に対する歌となっている。
→他クラ

たくらんぼ【他クラん坊】
「他クラソング」のひとつ。元ネタは大塚愛の「さくらんぼ」。現在2種類確認されており、それぞれ挙げられている2人の大鬼が異なる。これもFlashは確認されていないが、webサイト上で替え歌した音声を聴くことができる。恋人同士が2人で他クラをするという内容になっている。
→他クラ、大鬼

ちゃいご【チャイ語】
中国語のこと。東大の第二外国語の中で2番目に履修者が多い。

どいご【ドイ語】
ドイツ語のこと。東大の第二外国語の中で最も履修者が多い。

にがい【二外】
「第二外国語」のこと。普通の人の場合、英語(既修)が第一外国語、初修外国語が第二外国語となる。

ねこ【猫】
1.食肉目ネコ科の哺乳類。駒場キャンパスでもしばしば見られる。
2.文科二類生のこと。猫並みに怠惰であるから、というのが由来のようである。また、他の科類の学生であっても、怠惰である場合は「猫」扱いされる。
(註:駒場にいる猫を「駒猫」という。)

ふかる【不可る】
不可を取ること。「優3割規定」というように優には人数制限があるが、不可に関しては制限がない。教員の中には3割も不可らせる者もおり、「不可3割規定」と称される。
→優3割規定

ふかろっと【フカロット】
「カカロット」(2)からの派生語。成績表に「不可」が多いこと。
→カカロット

ぶっち【ブッチ】
授業、試験などを正当な理由もなく欠席すること。寝坊が理由の場合は特に「寝ブッチ」という。

ふらご【フラ語】
フランス語のこと。東大の第二外国語の中で4番目に履修者が多い。最も難しいとされ、「フラ語取るバカ、スペ語落とすバカ」と、履修しただけでバカ扱いされる。フランス語部会はこの現状に対し苦言を呈している。
→フラ語取るバカ、スペ語落とすバカ

ふらごとるばか、すぺごおとすばか【フラ語取るバカ、スペ語落とすバカ】
最も難しいとされるフランス語と、逆に最も簡単とされるスペイン語の履修者を揶揄する言葉。フランス語部会は、「教養学部報」の中で、このオリパンフとは別に東大用語集を作っている東京大学オリエンテーション委員会にこの言葉の削除を提言している。
→スペ語、フラ語

へいきんてんごうかく【平均点合格】
必修科目で不可を取った際、通年での平均点と2年間での平均点がそれぞれ50点以上ならば、全ての単位を取得したとみなされる救済措置。「平均合格」とも呼ばれる。「英語」「二外」「数学」「物理学」「化学」「スポ身」というカテゴリーで行われる。

まてこう【マテ工】
工学部マテリアル工学科のこと。底点が低いことで有名であり、理一生の受け皿となっている(このとき、主にマテ工B、Cを指す。)もちろん、取り組んでいる研究は他の学科と比べても遜色ない。

ゆうさんわりきてい【優3割規定】
前期駒場の教員は、全履修者の3割程度しか優を出してはならない、という制度。通常全体の25%〜35%に優を出す。40%以上の履修者に優を出すと教務課から始末書を書かされるという。「大仏」「神」と称される人の中には、この規定を無視し、多くの履修者に優を出す教員も含まれている。

ろしご【ロシ語】
ロシア語のこと。東大の第二外国語の中ではマイナーな方で、履修者は例年理系で1クラス、文系で1クラスしかいない。事あるたびにキリル文字を用いる傾向があるが、他の言語の履修者は全く解読できないと言ってもよい。

文責:柏木


とりあえず今まで書いていた語は全て打ち終わりました。(同時にネタが尽きましたorz)
他にありましたら、どんどん追加しちゃってください。
書いた際には、五十音順に並べてください。
訂正、加筆などもよろしくお願いします。

こちらの方は構成(フォントなど)はしません。↑の罫線より上がそのまま「原稿」です。
つまり、3月10日(〆切)の時点のこのページが「原稿」になると思います。
(印刷などの作業に参加できなくてすみません…) by Cassini
2007年03月09日(金) 22:19:22 Modified by ID:KfV3fO1MLg




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