長調

ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド に代表される、
明るい感じの長音階で作られる調。

上の音列の場合、ハ長調という。

長音階は、第1音からの音の間隔が、
全音−全音−半音−全音−全音−全音−半音
となっているのが特徴。

ハ長調英 C major独 C dur ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド
ト長調英 G major独 G dur#1ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ#・ソ
ニ長調英 D major独 D dur#2レ・ミ・ファ#・ソ・ラ・シ・ド#・レ
イ長調英 A major独 A dur#3ラ・シ・ド#・レ・ミ・ファ#・ソ#・ラ
ホ長調英 E major独 E dur#4ミ・ファ#・ソ#・ラ・シ・ド#・レ#・ミ
ロ長調英 B major独 H dur#5シ・ド#・レ#・ミ・ファ#・ソ#・ラ#・シ
嬰ヘ長調英 F# major独 Fis dur#6ファ#・ソ#・ラ#・シ・ド#・レ#・ミ#・ファ#
ヘ長調英 F major独 F dur♭1ファ・ソ・ラ・シ♭・ド・レ・ミ・ファ
変ロ長調英 B♭ major独 B dur♭2シ♭・ド・レ・ミ♭・ファ・ソ・ラ・シ♭
変ホ長調英 E♭ major独 Es dur♭3ミ♭・ファ・ソ・ラ♭・シ♭・ド・レ・ミ♭
変イ長調英 A♭ major独 As dur♭4ラ♭・シ♭・ド・レ♭・ミ♭・ファ・ソ・ラ♭
変ニ長調英 D♭ major独 Des dur♭5レ♭・ミ♭・ファ・ソ♭・ラ♭・シ♭・ド・レ♭
変ト長調英 G♭ major独 Ges dur♭6ソ♭・ラ♭・シ♭・ド♭・レ♭・ミ♭・ファ・ソ♭


もともと、イオニア旋法

昔はもっとたくさんの旋法があったが、人々の好みに合う
イオニア旋法とエオリア旋法の2つが生き残り、
前者がハ長調、後者がイ短調となった。

他の旋法はだいたい消滅したが、ドリア旋法とミクソリディア旋法は
今でも時々見られる。

今は、ドリア旋法は短調の変形(第6音が半音上)として、
ミクソリディア旋法は長調の変形(第7音が半音下)として、
臨時記号を用いて使われたりする。

長調だがミクソリディア旋法的な音階の要素が見られる曲の例
  • 吹奏楽 James Barnes「アルヴァマー序曲」(冒頭〜第1旋律はB♭の長調だがAに♭が多用)
  • 混声合唱 佐藤眞 カンタータ「土の歌」第2楽章「祖国の土」(何度も転調する長調が全て第7音が半音下)
2005年10月07日(金) 10:30:44 Modified by pierres_blanches




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