アメリカ
  • パトリック・ヘンリ
 「屈辱の平和は甘美ならず、尊厳は生命よりも重し。我に自由か、しからずんば死を与えよ。自由は鮮血をもって勝ち獲るものなり」  「われら合衆国の国民は、より完全な連邦を形成し、正義を樹立し、国内の平穏を保障し、共同の防衛に備え、一般の福祉を増進し、われらとわれらの子孫のために自由の恵沢を確保する目的をもって、ここにアメリカ合衆国のためにこの憲法を制定し、確定する」   「祖国があなたに何をしてくれるかを尋ねてはなりません、あなたが祖国のために何をできるか考えて欲しい」
  • 「私には夢がある」演説 ワシントン大行進
  「私には夢がある。いつの日か、ジョージア州の赤い丘の上で、かつての奴隷の子達と、かつての奴隷の所有者達の子達が、兄弟愛というテーブルで席を共にできることを」
  • マルコムX
  「兄弟姉妹よ。私とともに白人の罪を問おう!白人はこの世で最大の殺人者だ。白人はこの世で最大の誘拐者だ。白人は行く先々で平和と秩序を破壊し続け―その後には混乱が残った。その後には荒廃が残った。この世で最大の誘拐犯たる大罪を問おう!殺人者たる大罪を問おう!盗人で奴隷商人たる大罪を問おう!この世の誰よりも―穢れた豚を食らう奴らだ!誰よりも酒を食らい酔うやつらだ!
 やつらに否定できるか?我々はそれを見てきた生き証人だ!我々はアメリカ人ではなく、この国の犠牲者だ。奴らが我々に一緒に国をつくろうと言ったか?『ニガー、船底に下りろ。アメリカを作る手伝いをしろ』と言ったのだ。アメリカで生まれても、アメリカ人ではない。君らは犠牲となった2200万人の黒人の一人だ。
 民主主義の恩恵がどこに?南部の綿畑のどこに民主主義があった?ハーレム、デトロイト、ブルックリン、シカゴ。どこに民主主義が?我々が見たのはデモクラシーではなくヒポクラシー(偽善)だった。アメリカンドリーム?我々にとってはアメリカンナイトメア(悪夢)だ!   「テロリストの攻撃は我が国最大の建物の土台を揺るがすことは出来ても、アメリカという国家の土台を揺るがすことは出来ない」  2009.4.5 アメリカ大統領 バラク・フセイン・オバマ
  「私たちは、20世紀に自由のために戦ったように、21世紀には、世界中の人々が恐怖のない生活を送る権利を求めて共に戦わなければなりません。そして、核保有国として、核兵器を使用したことがある唯一の核保有国として、米国には行動する道義的責任があります。米国だけではこの活動で成功を収めることはできませんが、その先頭に立つことはできます。その活動を始めることはできます。従って本日、私は、米国が核兵器のない世界の平和と安全を追求する決意であることを、信念を持って明言いたします。私は甘い考えは持っていません。この目標は、すぐに達成されるものではありません。おそらく私の生きているうちには達成されないでしょう。この目標を達成するには、忍耐と粘り強さが必要です。しかし今、私たちは、世界は変わることができないという声を取り合ってはいけません。『イエス・ウィ・キャン』と主張しなければならないのです」
イギリス
  • ウインストン・チャーチル
  「政府関係者に伝えたように、私は下院でこう言うだろう。私は、血、労苦、涙、そして汗以外の何も提供するものはない。我々は目前にかつてない重大な苦難を抱えている。我々の目前には、数ヶ月もの長い努力と苦痛が多数待ちかまえている。諸君は『我々の方針は何か?』と問うだろう。私は答える、陸海空において神が我々に与えた全ての力を用いて戦うことだ。今までかつてない、人類の悲惨な犯罪史にさえ無い、途方もない暴政に対して戦うことだ。これが我々の方針だ。諸君は『我々の目標は何か?』と問うだろう。私は一言で答えられる、『勝利だ』と。どのような犠牲を払おうとも勝つこと、どのような悲劇が待ち受けようとも勝つこと。どれほどその道が長く険しかろうとも。勝利なくして生き残ることはない」
  「我々は最後までやるつもりだ。我々はフランスで戦う、我々は海で戦う、我々は日々大きくなっていく自信と力でもって空中で戦う。我々はどんな犠牲を払おうとこの島を守る。我々は海岸でも戦うだろう。我々は水際でも戦うだろう。我々は野で、街頭で、丘で戦うだろう。我々は決して降参しない。例えこの島やその大部分が征服され飢えに苦しもうとも、私は降参を信じない。我々の陛下が海の向こうで英国艦隊に守られ、陛下の全ての力と権力によって、神のよき時代の中へ、彼らを古きより救い新世界へ解放する歩みを進めるまで、努力を続けるだろう」
  • フォークランド演説 サッチャー首相
 「大英帝国の旗の下、祖国に救援を求める国民が一人でもいる限り、我が国政府が見捨てることは絶対にない」「人命に代えてでも我が英国領土を守らなければならない。なぜならば国際法が力の行使に打ち勝たねばならないからである」
フランス
  • ナポレオン・ボナパルト
  「歴史を作らんと欲するものは、まず歴史を学べ」
  フランス革命「攻勢に出よう。武器も食糧も敵地にある。敵領の民衆を圧政から解放しよう!われわれは革命軍なのだ」
  エジプト遠征「ピラミッドの上から四千年の歴史が諸君を見下ろしている」
  アウステルリッツの戦い後
  「兵士たちよ、私は諸君に満足している。諸君は、アウステルリッツの戦いにおいて、私が諸君の勇敢にかけた期待を裏切らなかった。諸君は諸君の軍旗を不滅の栄光によって飾った。ロシア皇帝とオーストリア皇帝の指揮する10万の軍は、4時間足らずして、分断され四散させられた。諸君の砲火を免れた者も湖に溺れて死んだ。ロシアの親衛隊の40本の軍旗、120門の大砲、20人の将軍、3万以上の捕虜が、永久に栄光に輝くこの日の戦果である。諸君にはもはや恐れるべき敵はいない。兵士たちよ、我々の祖国の幸福と繁栄のために必要なことがなされたときには、私は諸君をフランスへ帰すであろう。国民は諸君の帰還を喜ぶであろう。そして諸君は『アウステルリッツの戦いに加わっていた』と言いさえすれば、こういう答えを受けるであろう。『ああ、この人は勇士だ!』と。」
ドイツ
  • 「ドイツ国民に告ぐ」演説
 1807 イエナ大学教授 ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ
  「独立を失った国民は、同時に、時代の動きにはたらきかけ、その内容を自由に決定する能力をも失ってしまっています。もしも、ドイツ国民がこのような状態から抜け出ようとしないなら、この時代と、この時代の国民みずからが、この国の運命を支配する外国の権力によって牛耳られることになるでしょう」「プロイセン国民は、欧州人になる前にドイツ人であり、ドイツ人である前にプロイセン国民であると認識せよ。そうでなければ、こんな危機に直面しているプロイセンにいる必要はない。もっと安全なところに行くがよい。プロイセンに留まるなら、自分は国家の有機的な一部として自己の位置を認識せよ」
  • 『共産党宣言』
 1848 哲学者 カール・マルクス
  「ヨーロッパに亡霊が出る――共産主義という名の亡霊が。古いヨーロッパのすべての強国は、この亡霊を退治しようとして神聖な同盟を結んでいる」「今日までのあらゆる社会の歴史は、階級闘争の歴史である」「ブルジョア階級が封建制を打ち倒すのに用いた武器は、いまやブルジョア階級自身に向けられる。しかしブルジョア階級は、みずからに死をもたらす武器を鍛えたばかりではない。かれらはまた、この武器を使う人々をも作り出した――近代的労働者、プロレタリアを」「支配階級よ、共産主義革命の前に慄くがいい。プロレタリアは、革命において鎖のほか失うべきものを持たない。彼らが獲得するものは世界である。万国のプロレタリア団結せよ!」
  • 鉄血演説
 1862 プロイセン宰相 オットー・フォン・ビスマルク
  「ドイツがプロイセンに注目しているのは、その自由主義ではなく、力なのであります。1848年および1849年の欠陥でありました。今や大問題は演説や多数決ではなく鉄と血によってのみ解決されるでありましょう。」   「私は戦争を望む。私にとって手段は全て正解となる。私のモットーは「何も行わずに、敵を悩ませる」ではない。私のモットーは『完全に全ての手段で相手を倒す』だ。私は戦争を行う者だ」
ロシア
  • 「ソヴィエトに権力を」演説 ウラジーミル・イリチ・レーニン
  「ソヴィエトに権力を――これこそさらなる前進を徐々に、平穏に、円滑に進める唯一の道であり、完全なる平和を政治的な意識と人民の大多数の決意と彼らの独自の経験で以って維持していけるのである」
インド・スリランカ
  • ネルー
 1951 サンフランシスコ講和会議について 初代インド首相 ジャワハルラル・ネルー
  「彼ら(日本)は謝罪が必要なことなど我々には何一つしていない。それ故に、インドは(サンフランシスコ)講和会議には参加しない。講和条約にも調印しない」
  • ジャヤワルダナ
 1951 サンフランシスコ講和会議について セイロン代表 ジャヤワルダナ
  「日本の掲げた理想に独立を望むアジアの人々が共感を覚えたことを忘れないで欲しい。『憎悪は憎悪によって止むことはなく、慈愛によって止む』」
  • ラダビノード・パール
  『パール判決書』
  「戦争に勝ち負けは腕力の強弱であり、正義とは関係ない。」「現代の歴史家でさえも、つぎのように考えることができたのである。すなわち『ハル・ノートのようなものをつきつけられれば、モナコ公国やルクセンブルク大公国でさえ戦争に訴えただろう』。」「時が、熱狂と、偏見をやわらげた暁には、また理性が、虚偽からその仮面を剥ぎ取った暁には、そのときにこそ、正義の女神はその秤を平行に保ちながら過去の賞罰の多くに、その所を変えることを要求するであろう」
 1952.11.5 裁判官 ラダビノード・パール
  「激動し変転する歴史の流れの中に 道一筋につらなる幾多の人達が 万斛の思いを抱いて 死んでいった
   しかし 大地深く打ち込まれた 悲願は消えない
   抑圧されたアジアの 解放のため その厳粛なる 誓いにいのち捧げた 魂の上に幸あれ 
   ああ 真理よ あなたは我が心の 中に在る その啓示 に従って 我は進む」

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