フロン類

フロン類


PRTR084. 1-クロロ-1,1-ジフルオロエタン(別名HCFC-142b)
PRTR085. クロロジフルオロメタン(別名HCFC-22)
PRTR086.
PRTR087. クロロトリフルオロエタン(別名HCFC-133)
PRTR088. クロロトリフルオロメタン(別名CFC-13)
PRTR094. クロロペンタフルオロエタン(別名CFC-115)

●おもな用途
  冷蔵庫、エアコンやカークーラーの冷媒、断熱材の発泡剤、精密部品の洗浄剤、スプレーの噴射剤など

●年間排出量(2003年度)
 約23000トン 主にフロン類を使用したり製造している事業所から 全て大気中へ排出
 カーエアコンの冷媒として使用されていたCFC-12は自動車などからも徐々に環境中へ漏れ出ています。また、家庭からもスプレー噴射剤の使用に伴って排出されたり、エアコンなどに使用されている場合は徐々に環境中に漏れ出ています。

●環境への悪影響(生態への影響)
 この物質そのものは水中に排出されることはほとんどなく、水生生物への毒性も弱いと考えられている。しかし、フロン類によって成層圏のオゾン層が破壊され、地上に降り注ぐ紫外線が増加すると、動植物の生息や生育に影響を及ぼすことが懸念されている。
また、フロン類は地球温暖化の原因となる温室効果をもつ物質であることもわかっていて、代替フロンにも温室効果があり、地球温暖化を促進する

●人の健康への悪影響
 人の健康への影響を評価できる情報は現在のところ報告されていない。しかし、フロン類は成層圏オゾンを破壊することにより、間接的に人の健康へ影響を及ぼします。オゾン層は太陽からの有害な紫外線を吸収し、地上の生態系を保護しています。オゾン層が減少すると地上に達する紫外線が増え、皮膚がんや白内障の増加など、人の健康への影響が懸念されています

●その他
 フロン類の一部であるCFCは、オゾン層を破壊する物質として、国内では1996年1月1日以降は製造が禁止され、HCFCは生産量が規制されています。それ以前に製造されたものは、現在でも使用されている。代替フロンのHFCは京都議定書で規制されている。
2006年03月25日(土) 06:47:18 Modified by toxwatch




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