役立つデータから笑える雑記まで、喧嘩界のオマケ要素

時は2597年。

喧嘩界は荒廃し、生命の気配はとうの昔に消え失せていた。
見渡す限り、一面の荒野。
霧がかった地平線が果て無き静寂を物語っている。

良く見ると切り立った崖の下に何かが有る。
砂に吹き付けられ、殺風景な光景に溶け込んでいるが、どうやら機械のようだ。
配線は剥き出しで、無骨に組まれた金属は錆びており、まるで生物の死骸のように見える。

何かの機械であることは間違いない。
しかし、一体誰が何の目的で、この機械を残して行ったのだろうか?
荒れ果て、空虚と化したこの世界で、機械の所有者は何をしていたのだろうか?

教えてくれる者は誰も居ない。
ただ生ぬるい風が、時の流れを刻んでいる。

ふと機械を調べていると、割れた液晶に表示されている文字に気づいた。

「GO TO 2012」

思い出した。これは時空遡行装置だ。
何者かが、滅亡した喧嘩界から2012年に向けて飛び立ったのだ。

突然、ひときわ大きな風が吹き、大地が唸るような音を上げた。


*26世紀青年とは、平成喧嘩塾 ver.2?にて活動が確認される、なんかむずかしいことばかりしゃべる喧嘩師である。

 

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

コンテンツ

サイト情報


2009/6/25:counter reset

Wiki内検索

メンバーのみ編集できます