2012.08.01
「本人確認をせずに携帯電話用のSIMカードをヤミ金業者に貸し出したとして、警視庁生活経済課などは18日までに、携帯電話不正利用防止法違反容疑で、レンタル会社「パイオニアワールド」(東京都豊島区)社員の小林洋平容疑者(32)=中央区勝どき=ら2人を逮捕した。「弁護士と相談してから話す」などと供述しているという。
同課によると、同社は名前や登録番号を変造した運転免許証のコピーを用意し、客の身元を確認したように偽装。貸し出した携帯電話1790台のうち、少なくとも半数に同様のコピーが使われており、同課は全て不正に貸し出された疑いがあるとみている。
逮捕容疑は昨年11月〜今年3月、ヤミ金業者の男(32)=公判中=の身元を免許証などで確認せずにSIMカード3枚を貸し出した疑い。」
貸金業規制法改正などにより、ひと頃よりは被害が減ってきたヤミ金被害であるが、こうした携帯電話の不正入手を根絶しない限り、いつまで経っても犯罪はなくならないであろう。捜査機関による厳格な対応が求められるともに、携帯関連業界の犯罪対策対応も強く求められるところである。
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