[自治体職員]
みなさん、遠くからお越しいただきありがとうございます!
本当にアイドルのかたが来てくださるなんて……
依頼して良かった〜!
[琴歌]
こちらこそ、よろしくお願いいたしますわ♪
このフェスは町おこしの一環だと伺いましたけれど、
そのような目的で?
[自治体職員]
そうなんです!
わたしとしては、このフェスを一回きりで終わらせるのではなく、
何年も続けていきたいなと!
[自治体職員]
……このあたりも人が少なくなってずいぶん経ちます。
若い人は私含めて数人しかいなくて。
でも、だからってただ衰退していくのは嫌じゃないですか。
[自治体職員]
だから遊びにいらっしゃるかたや地元のみなさん、
お年寄りからお子さんまで、全員で楽しめるものに……
そして、地域全体を活性化するのが、私の野望なんです!
[響子]
わぁ、素敵な志ですね♪
そんな大事なイベントの、最初のゲストに呼んでもらえるなんて。
とっても嬉しいです!
[自治体職員]
わかっていただけますか!
いや〜、そう言っていただけて嬉しいです……!
これからしばらくの間、よろしくお願いしますね!
(暗転)
[自治体職員]
……というところで、今日の打ち合わせは以上なんですが、
すみません、プロデューサーさん、
スケジュールや機材まわりで、改めて相談したいことが……。
[プロデューサー]
わかりました。
みんなはどうする?待っていてもいいけれど……。
[琴歌]
あの……でしたら
少し街の中を見てきてもよろしいでしょうか?
[藍子]
いいですね。
フェスのことはもちろんですけど、
このあたりの地域のことを見て、知っておきたいですし。
[自治体職員]
はい、構いませんよ!
きっと町のみなさんも喜んでくれると思います!
(場面転換)
[響子]
職員さん、打ち合わせですっごく張り切ってましたね。
[ほたる]
やっぱり、地元のことですもんね。
私も、このお仕事で失敗しないようにしないと……。
[藍子]
大丈夫ですよ、ほたるちゃん。
5人で力を合わせて、ゆっくり進めば……
きっと、いい結果になりますよ。
[ゆかり]
そうですね。
まだまだ時間はありますから、ひとつずついきましょう。
まずは、この町について知るところから。
[琴歌]
では、参りましょう♪
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