マルチ使い。
彼を表す言葉は「大器晩成」。
稼働初日からマルチ使いとして対戦、研究を続けるも
電撃FCの智香以上に窮屈な立ち回り、ゲージ管理のシビアさ、防御面の脆さに苦戦し総合勝率は3割を切り
遠距離キャラのリアンノン(当時3強の一角)を駆使する
ことえ相手は圧倒的なリーチ差と設置技への対応が困難を極め
緩やかな飛びのマルチでは近寄ることすら難しく勝率2%と燦々たる結果。
それでも心折れず岡山屈指のやる気勢として対戦を重ねていく。
時がたつとマルチの勝ち筋として、端まで運ぶワンセットからダウン追い打ちモップ(相手起き上がりに下段ガード不能状態)
そこから飛びを重ねるガード不能ループに持ち込むスタイルが確立していく。
一連の連携と、そこに至る立ち回りを対戦の中で磨き上げることにより
遂にコーラの眠っていた持ち味、爆発力が牙をむくようになる。
膨大な対戦経験に裏打ちされた鋭い2C先端差し込みと対空をすからせる空中サイクロンで一気に距離を詰め、
間合いは狭いが攻撃判定が強い立Bと太い選択肢の歩き投げをチラつかせ圧倒していく様は正にマルチならでは。
一度噛みつくと死ぬまで離れないしぶとさで猛威を振るった。
バージョンが変わる度に対戦キャラの強弱、流行り廃り、新サポートの猛威が業界を席捲していくも
マルチ自身が端で寝かせば勝てるワンチャンス持ちであることと、最後まで本人のスタイルが変わることはなく
研鑽の積み重ねと共に歩んできた軌跡の果てに、西日本トップレベルのマルチ使いへと登りつめていった。
全国大会出場の切符は惜しくもあと一勝のところで零れ落ちてしまったが
その強さは県外勢にも知れ渡っており、持ち前のやる気と有利不利関係なく対戦を重ねる姿勢は遠征先でもみられ、
県外大会から招待の声もかかったりと高評価を得ていた。
ジスタ月例大会は稼働初日から切磋琢磨しあったライバルの
かいちょに誘われて初回から参加。
電撃FCに枠を譲ることとなった
最後の月例大会では決勝の舞台で奇しくもライバル対決。
結果はコーラ殺しの流舞扇が致命傷となり初優勝をプレゼントすることとなった。