ここでは、似通った表現の違いや、与える印象の強弱について解説します。


【類似表現一覧】

 can、able to、ともに〜ができると言った意味を持ちますが、

I can speak English. 私は英語を話すことができる。
I am able to speak English. 私は英語を話す能力がある。

例文を比較して分かる通り、canは できるかどうか 、able toは その能力が自分にあるかないか を表しています。

I can run, but I am not able to faster than you. 私は走れますが、あなたより早く走ることはできません。

この例文から、canの裏に能力的なものが隠れていることがわかります。また、その能力についての表現がable toにのみ可能であることもわかります。

 look like、the same asは、〜のような、と同一表現で訳されますがこれらは全くの別物です。

You look like a gangster. あなたは暴力団のように見える (似ている)
You are the same as gangster. あなたは暴力団とかわらない (同一視)

look likeは自分の目にどのように映っているかを表現しているのに対し、the same asは相手の状態や性質を何かに例えているという表現の違いがあります。

 mustとhave toは、〜しなければいけない、に似た意味を持ちます。この二つには以下の違いがあります。

I must study English. 私は英語を勉強すべきである (と思っている)
I have to study English. 私は英語を勉強しなくてはいけない (と誰かに言われた)

mustは自分でしなければいけないと自発的に考えているのに対し、have to は他意によって発生した義務の意味を持ちます。

 wantとdemandは共に何かを欲する意味を持ちますが、相手に対して要求する強さが待ったく違います。

I want to know why you are here. あなたが何でここにいるのか知りたい。
I demand to know why you are here. あなたが何でここにいるのか説明してもらおうか。

demandのほうがwantより強く相手に要求していることがわかります。
また、demandでは、要求している側が何らかの知る権利を持っていることもわかります。

 maybeやperhapsは同様に、たぶん〜、という意味を持ちます。これらの可能性に対する表現は他にもprobably(おそらく)、certainly(確かに)、があり、全て同じ副詞なので使う場面もほぼ同じです。これらは可能性の確信度が違います。




 Can I〜、May I〜、という言葉は、主に自分が何かするときに相手へ確認するときに使われます。どちらも同じ意味を持ちますが、May I〜のほうが丁寧な言い方になります(May I > Can I)

 可算、不可算名詞の違いによって 同じ意味を持つ別の形容詞 を使い分ける必要があります。

多い:
可算につく場合:many, a lot of, lots of
不可算につく場合:much, a lot of, lots of

少ない:
可算につく場合:a few, few
不可算につく場合:a little, little

 
 soとbecaseは共に〜だから、という意味を持ちますが、soは 結果や決断 の内容を伝えるのに対し、becaseは なぜそうしたのかという理由 を伝えるために使います。

I love you so I married you. 私はあなたを愛しています、だから私はあなたと結婚した。
I married you becuse I love you. 私はあなたと結婚しました、なぜなら、私はあなたを愛しているからです。

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