鈴木輝昭と、千原英喜の合唱作品を掘り下げるWiki。

男声合唱のための「リグ・ヴェーダ《宇宙創造の賛歌》」

曲データ

編成TTBB
演奏時間ca.17'00"
難易度中級〜
恒銀河の降下ca.5'30"
宇宙創造神への呼びかけca.3'30"
宇宙開闢の賛歌ca.8'00"

初演データ

初演日2002年12月22日
初演演奏会第50回甲南大学グリークラブリサイタル
初演会場神戸新聞松方ホール
初演指揮松原千振
初演合唱甲南大学グリークラブOB合同

作品について

リグ・ヴェーダは古代インドの聖典の一つ。
訳詩は辻直四郎で、おそらく岩波文庫「リグ・ヴェーダ讃歌」を参考にしたものと思われる。

1曲目は大変な難曲で音叉を持って歌っても可能と楽譜に書かれている。
また弦楽のためのシンフォニア第1番「天地紋様」にも「恒銀河の降下」の曲があり楽想はほぼ同じものである。
合唱をテーマにした映画『うた魂♪』の劇中で「宇宙創造神への呼びかけ」の演奏シーンが使われている。

楽譜・音源

千原英喜の男声合唱曲では既刊『東海道中膝栗毛』に続き2作目であり、本曲は三千年以上昔に成立した古代インドの叙情詩『リグ・ヴェーダ』(辻 直四郎 訳詞)から宇宙の創造を歌った三つの詩編をテキストとしています。1曲目では銀河の星が地上に降り注ぐように美しい響きをちりばめた音宇宙が存在します。2・3曲目では立体的な響きと迫力を増していく声が高まっていき、壮大な音宇宙が広がっていきます。音の動静と強弱を繊細に絡ませた作曲者の想い描く音宇宙が見事にここに誕生しました。
立ち読み可

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