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カプリコー社、エクソソームをより優れたmRNAデリバリー手段としてアピール

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https://www.fiercepharma.com/drug-delivery/caprico...
by Nick Paul Taylor | Mar 16, 2021
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Capricor Therapeutics（カプリコー・セラピューティック）社は、エクソソームを介したCOVD-19ワクチンの送達に関する初期データを発表しました。この前臨床試験により、カプリコー社は、エクソソームが、現在使用されている脂質ナノ粒子（LNP）よりも優れたmRNAの送達手段であることを示すため奮闘を続けています。

脂質ナノ粒子（LNP）は、mRNAの（ワクチンへの）活用において初期の画期的進展に貢献しました。しかし、Capricor社は、LNPを送達媒体とするmRNAワクチンの安全性とその「発現」をもっと改善することができると考えています。

この仮説を裏付ける前臨床データを、Capricor社はプレプリント論文として発表しました。この論文では、mRNAを搭載したエクソソームとLNPの作成について述べています。
低用量では、エクソソーム製剤で処理した細胞で発現が25％高くなりました。その差は高用量ではさらに大きく、研究者たちは、"LNP投与は高用量で抑制的である "との仮説を立てました。

研究チームは、エクソソームとLNPの安全性を評価するために、マウスにどちらか一方の送達媒体を投与しました。3日後、コントロール群にもエクソソーム群にも、臓器に異常が見られた動物はいませんでした。一方、LNPを投与したマウスでは、5分の4が脾臓の組織像に異常をきたしていました。

さらに、スパイクとヌクレオカプシドタンパク質の両方に対する抗体反応を誘発するように設計されたCOVID-19ワクチンでのエクソソームの使用に焦点を当てた研究が行われました。その結果、「Moderna社のCOVID-19ワクチンで使用されている100ug」よりもはるかに少ない0.25ugおよび4ugの投与量で、抗体反応は「特に強固ではないが、長期間持続した」ことがわかりました。

このワクチン成分は細胞性免疫を誘導することを目的としているため、ヌクレオカプシドに対しては限定的な抗体反応が予想されましたが、研究者らは、「CD4+ T細胞とCD8+ T細胞の割合が大幅に増加した」ことを確認し、ワクチンが細胞免疫系のシステムを活性化するという主要な目的を達成したと結論づけました。

Capricor社は、ImmunityBio社を含む他のバイオテクノロジー企業と同様に、既存のワクチンで付与される「スパイクに焦点を当てた免疫」を超える製品の必要性を感じています。カプリコー社とジョンズ・ホプキンス大学医学部の共同研究者は、「スパイクのみのワクチンは、抗原的に変化したスパイクの変異体が影響を受けやすい集団で広がり始めると、免疫逃避効果の影響を受けやすい」とプレプリントに記しています。

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