クーポン×１００

昨今の過熱するラーメンブームとは一線を引く、実に庶民的で普通のラーメン屋の一つが『熱烈中華食堂　日高屋』（株式会社ハイデイ日高）だ。
関東圏を中心に２９７店舗（平成23年12月）を展開、年間２２０億円も売り上げている。
特に東京都内では、どこの駅に降りても看板を見かけるようにも思える。実際は存在しない地区も当然ながらあるのだが。
ちなみに首都圏５００店舗を目指しているようだ。

３９０円という安さの「中華そば」も魅力だが、実はメニューの中では「野菜たっぷりタンメン」（４９０円）が一番の人気である。
来店すればわかることだが、周りの多くの客がタンメンを注文している。
その名の通り、もやしや白菜などの野菜がたくさん入ったタンメンである。
味はさっぱりしており、最近流行の油どろどろ系ではないが、それが逆に飽きさせないのである。

僕が良く行くのは上野店。
この界隈にはたくさんのラーメン屋があるが、どれにも入ったことがない。
そば屋とかカフェとかには入るけど。
店に入ると、中国人女性店員の元気な「ラシャマセー」という声に迎えられ、空いていればカウンターの隅の席に座る。
多くの客と同じように、やはりタンメンをズルズルと食べ、そして「アリガトマシター」と見送られるのである。

この日高屋で食べるならば、絶対に「モリモリサービス券」を活用しよう。
麺類大盛りまたはライス大盛り、あるいは味付け玉子を50円で提供してくれる。
このサービス券は１日に10万人以上に渡しているという。
一度でも日高屋を訪れたことがある人ならば知っているだろうが、客の支払いの際に、おつりやレシートとともに必ず店員が手渡ししてくれるものだ。
だから、おつりをもらわない時でも必ずレシートとサービス券を受け取る必要がある。
決して、釣り銭不要のちょうどの金額を渡しつつ、店員の顔も見ないで「ごっそーさん」などと足早に出ていってはいけない。
この「モリモリサービス券」は、スペースの半分以上がタイアップ企業の広告となっている。
広告費を得られるからこそ、我々がお得なサービスを受けることができるわけだ。
タイアップ企業様、ありがとう。
さて、残りのスペースがサービス券部分である。
この券を注文時に店員に出せば、麺類やライスの大盛りが無料になる。
あるいは味付け玉子が半額の50円でトッピングできる。
「まだ１度も行ったことがないからサービス券をもっていない」という人も大丈夫。
同社のホームページ（ http://hidakaya.hiday.co.jp/ ）にもサービス券が掲載されている。
このページをプリントアウトして店に持っていこう。

ちなみに、がっつり食べたい人には餃子ダブル定食がオススメ。
餃子２人前12個に唐揚げ３個、スープ、ライスという組み合わせである。
クーポン券を活用して、ライスは大盛りに。
全体の半分ぐらいを食べた頃には腹がふくれあがり、ここから先は気力で食べ切るほどの量だ。ぜひ試してほしい。