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ここはでもにっしょんch ぼくの考えたサーヴァントスレに投稿されたサーヴァントを纏めるwikiです。

基本情報

【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【真名】イングランド王ヘンリー八世
【異名・別名・表記揺れ】乱愛のアーチャー
【他クラス適性】キャスター、バーサーカー、ライダー、アサシン
【性別】男性
【外見・容姿】大柄でかなりガタイが良く、全身を荘厳で煌びやかな甲冑で包み、両肩部には本来より小型の三連装フランキ砲が装備されている
【地域】イギリス
【年代】16世紀前半
【属性】秩序・悪・人
【その他属性】人型、王、竜、ヒト科
【ステータス】筋力:C 耐久:D 敏捷:B+ 魔力:C 幸運:E 宝具:A

【クラススキル】

対魔力:B

アーチャーのクラススキルの1つ
魔術に対する抵抗力を示すスキル

単独行動:A-

アーチャーのクラススキルの1つ
マスター不在・魔力供給無しでも長時間限界し続けていられるスキル

虚栄心:A

アーチャーの性質を示すスキル
相手に自身のパラメータ上のランクを実際よりも高く見せることができる。
相手に見せられる偽のランクは実際よりも3ランクまで嵩増しできる上、任意で嵩増し分の幅を限度まで変動させられるため、パラメータ上においてのスキル使用や魔術支援によるパラメータの変動を隠蔽することができる。

予言の血族:B

マヴドラゴン。
アーチャーがマーリンの予言による、ブリテンの最後の王の末裔にしてブリテンを救う者の後を継ぐ存在であることの証左となるスキル
体内で擬似的な竜の炉心を形成し、少量ながら魔力を体外へ放出したり、魔力消費の燃費を少し抑えることができる。更に、召喚された地においてウェールズという国やアーサー王伝説に纏わる知名度が高ければ高いほど、どれか一つのパラメータのランクをランダムに少し上げる。

【固有スキル】(召喚に際し、以下のいずれかのスキルの中から獲得可能)

戦闘続行:A

お馴染みのスキル
決定的な致命傷を負わない限り生き延び、瀕死の状態であってもなお戦闘を行うことが可能。
アーチャーが生前馬上槍試合において落馬によって一時的に死の淵を彷徨う程の重傷を負ったものの、なんとか無事生還した逸話による。当スキルとは直接関係無いが、アーチャーはこれによって騎乗スキルを、常に生物に対してはランクが著しく低下する状態でしか得られなくなっている。

友誼の証明:B-

ヘクトールと同様のスキル
敵対するサーヴァントが精神汚染スキルを保有していない場合、相手の戦意をある程度抑制し、話し合いに持ち込むことが出来る。後述する宝具「赤竜招く金糸織陣」を使用中、あるいは発動直後に同時に発動すると幸運の判定確立が上昇する。
アーチャーが長らく敵対関係として対立することが多かったフランスと互いに尊敬し合い平和を結ぶことを目的として、アーチャーと同じく当時を代表する君主たらんというプライドを持つフランス君主フランソワ一世、及びフランス国と親睦を深めるための会見の場として「金襴の陣」を催したとする逸話が由来。

嘱望のカリスマ:B-

「カリスマ」系派生スキル
王としての資質の証左となるスキルであり、アーチャーは皆が思わず期待してしまう程のカリスマ性を発揮できるが、力量の問題ではなくアーチャーはその全ての期待に応えることはできず、アーチャーのもたらす結果が期待を上回ることはまず無い。そうした深刻な運命の巡りの悪さという一種の呪いの類。期待に応えられなくなるという因果の干渉ではなく、アーチャーの身の丈に合わない、実力に伴って保証できる以上の結果という望みを周囲に抱かせてしまう。但し、だからと言って必ず失望させてしまうわけではない。
全盛期のアーチャーは多くの人々が魅力的に感じ羨望を持ち、カリスマ性に溢れた人物と評されていたが、なかなか思うように男子の世継ぎに恵まれず、それによるアーチャー自身の焦りもあり、年々次々と妻や貴族、役人など実に多くの人間を処刑・追放していき、好色で無慈悲で利己的な王として暗君あるいは暴君としてのイメージが定着していったことが由来。また、金襴の陣では、結果的に当初イギリス側が思い描いていた思惑とは裏腹に極々少ない成果しか得られず、後々イギリスとフランスの関係はある時期を境に急激な悪化の一途を辿ったとする逸話も。

武芸百般(競):C

赤兎馬の有するスキルと同じく「武芸百般」の派生スキル
多岐に渡り培われてきた運動・スポーツの技術によって、あらゆる戦闘状態で応用し対応することができる。空中戦や水中戦といった尋常ならざる戦闘や、未知・未経験の状況にさえ、培われた技術と経験を駆使することで即座に対応してみせる。
スポーツの分野において名を残したアスリート系の英雄に比べれば遠く及ばないが、その分スポーツを嗜む者である以前に武人であるアーチャーは、所謂スポーツマンシップと呼ばれる精神性などが戦闘において一切介入せず、まず枷になることがない。
アーチャーは運動能力に非常に優れており、馬上槍や狩猟、弓矢、レスリングなど数々のスポーツを嗜み、そのどれにおいても秀でていたという逸話が由来。

信仰の擁護者:A-

「信仰の加護」系派生スキル
自己の信心から生まれる精神・肉体の絶対性の証左。また、信じる神の違いに関わらず、信仰心を持つ他者の、その信仰心を高め、その者たちが本来負うはずの傷を自ら受けて肩代わりすることができる。他者の信仰心を高めると、その者の持つ「信仰の加護」スキルあるいはそれに類するスキルのランクを上昇させるという恩恵を授ける。
アーチャーの称号「信仰の擁護者」が由来。アーチャーは「婚姻の秘跡」の性質と教皇の優位性について擁護する内容の「七つの秘跡の擁護」を著したその功績をもって、時の教皇レオ十世から称えられ「信仰の擁護者」の称号を贈られたとする逸話が由来。

国王大権:B

法の下に属する王権。イヴァン雷帝のスキル「非常大権」と名称こそ類似しているが、内容としては「皇帝特権」にかなり近く、劣化版のようなスキル
「皇帝特権」スキルとは少し異なり、アーチャーの場合、アーチャークラスでの召喚で本来有していない、その他適性(がある程度高い)クラスでの召喚で獲得し得る該当スキル限定で、長期間獲得することができる。これはクラススキルすらも擬似的に獲得可能とし、いかなるクラスでの召喚であろうと、物理的に不可能な場合のみを除き、本来スキルを所有する該当クラスでの召喚時と「ほぼ遜色無く」ではなく、全く同様の条件下と認めて、ランクの変動無くスキルが発揮される。アーチャーでの召喚の場合、当項記載以外では主に、騎乗、道具作成、狂化、気配遮断スキルなどを獲得可能。
イギリスにおいて君主が独占する大権であり、君主に属するものに国王大権の委任によって行政権を与えられる権能。アーチャーは、君主は本来裁判所からの縛りを受けない立場であったが、大権行使に際し裁判所の意思や承認に基づく、つまり法による縛りに従うものとし、裁判所からの抑制を認めたとする逸話が由来。

【宝具】

王立海軍艦砲射撃ネイビーロイヤル・フランキス

ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:200人
それまでにあった英国海軍の形を革新し、組織として拡張させ、概念を創り上げたと謂われる、その後の英国に続いた「王立海軍」艦隊の戦艦に搭載された当時の軍艦の主力であったフランキ砲での一斉砲撃を行う宝具。
アーチャーの後方の空間から戦艦に搭載されたフランキ砲の砲身だけが現われ、アーチャー自身の両腕に装備した三連装フランキ砲と共に、艦砲射撃の雨を浴びせる。砲弾は魔力によって作成する火薬入りの実物鉄塊砲弾と魔力を収束させただけの単純だが高威力のものと2種類使い分けられる。

亡霊群集・横奪宮殿パーガトリー・ハンプトン・コート

ランク:A 種別:対城宝具(対軍宝具) レンジ:1〜100 最大捕捉:900人
元々ウルジー枢機卿の所有物であったところを没収し、度々使用し、また自ら新たに幾度か設計・再建・増築を繰り返したとされる「ハンプトン・コート宮殿」を限定的固有結界として顕現させる限定固有結界型宝具。主にアーチャー、ライダー、キャスタークラスでの召喚において使用可能。
その様相は荘厳にして壮麗な、正に王たる者が持つに相応しき雄大な姿で聳え立ち、見る者に畏敬にも似た念を抱かせ忽ち魅了してしまう。しかし、それは飽くまで外装であり、内装においては全く異なる姿を持つ。
「ハンプトン・コート宮殿」には荘厳・壮麗な一面の他にもう一つ異なる一面が存在する。それは、息苦しく陰鬱とした重圧と、身も凍る湿った冷気が張り詰め、かつての王朝・王宮関係者たちの幽霊・亡霊たちが彷徨い歩く、闇夜と静寂が支配する現世と幽世の境界の混じり合う間としての姿。
故に宮殿の主たるアーチャーは宮殿内において、浮遊霊、亡霊、死霊…etcあらゆる霊を使役することができる。そしてそれは、霊体であるサーヴァントも無関係ではなく、強い影響を及ぼす。他の霊と同じように完全とまでは遠く至らないが、気配遮断を有していようが常に存在を感知でき、言葉一つ目線一つで対魔力を有していないサーヴァント相手ならばその動きを封じてしまうことも可能。たとえ有していたとしても、アーチャー自身のランク以下であれば、敏捷ステータスのランクを下げ、ある程度動きを抑制し行動制限を課すことも可能。
更に、宮殿内においてアーチャー自身の幽霊も彷徨っているという噂・伝説より、アーチャーは完全霊体化したまま実体化時と同様に活動できる。これにより、相手からはアーチャーに手出し出来ないが、アーチャーからは一方的に手を出せる、所謂、無敵状態を行使することができる。透過状態の他にも気配遮断スキルの使用や宮殿内における単独での空間転移が可能となる。但し、この無敵に近い透過状態に関して、物理攻撃や魔力攻撃主体の魔術に対しては有効であるが、状態異常系や精神干渉系の魔術、霊体に直接特別な効果や作用を及ぼす攻撃・魔術、浄化の作用を持つ攻撃に対しては無効化されるため弱点も伴う。

因みに宮殿内には英霊の座に至らなかったアーチャーの生前の王妃たち、即ちジェーン・シーモアやキャサリン・ハワード等の中級〜上級亡霊たちが徘徊している。
また宮殿内部には迷宮庭園が広がっており、いつでもどこでも生い茂る大量の植物の蔓や蔦が自在に伸びてきて、即座にその場を迷宮化させることができる。

赤竜招く金糸織陣フィールド・オブ・ザ・クロス・オブ・ゴールド

ランク:-(EX) 種別:対陣宝具/対軍宝具 レンジ:1〜91 最大捕捉:1000人
アーチャーがフランス国王と互いの親睦を深めることを目的として開催した会見にてその会場として設置された平原の絢爛豪華な陣を、付随する逸話ごと現す、固有結界に似て非なる大魔術宝具。主にキャスタークラスかライダークラスで使用可能な宝具。
空中に黄金に輝く魔法陣が浮かび上がり、そこから四大元素の一つを司る精霊腫にして竜種である有翼のサラマンダーを召喚して、その灼熱の息(ブレス)により一帯を焼き尽くす。
空中に展開する魔法陣はもう一つの効果を持ち、サラマンダーを召喚する他に、展開している間、自陣の味方の士気を向上させ、敵の戦意を著しく減衰させる。更に、宝具使用前に敵味方問わずにその身に受けたあらゆる魔術強化・弱体化や加護、恩恵、呪いに至る一切を無効化及び解除する。

終わりと始まりの砲装軍艦メアリー・ローズ&グレート・ハリー

ランク:-(B+) 種別:対軍宝具 レンジ:10〜30 最大捕捉:500人
アーチャーがイギリス海軍組織拡張に伴い造設された、大砲搭載帆船最古の世代であるキャラコ船「メアリー・ローズ」、アーチャーの旗艦にして銃眼という射撃用の窓を備えた軍艦最初の世代であるキャラコ船「グレート・ハリー」、別名「アンリ・グラサデュー」を召喚する宝具。上記の宝具「火精竜招く金糸織陣」とは異なり、こちらはライダークラスでのみ使用可能だが、アーチャー自身は船の船長が本職ではない為自在に操縦するまでには至らず、空中を浮遊航行することもできないので、水の存在する、もっと言えば戦艦を浮かべることができるだけの広い川や湖、本領である海でなければ使用できない有様となる。
主な攻撃手段は2隻の軍艦による一斉掃射となるが、宝具「王立艦隊艦砲射撃」と比べこちらは軍艦そのものを召喚する分まず単純に物量からして異なり、より多くの敵・範囲に向けての攻撃が可能であり、大質量による突撃や単なる移動手段としても用いることもできる。
また、射撃性能においても、アーチャークラスでの「王立海軍艦砲射撃」に比べれば精度は幾分落ちるものの、他の船長系ライダーたちの宝具の船からの砲撃と比べて他のアーチャークラスと遜色ない程度の抜群の射撃精度を誇る。その上、スピードもかなり速く、その速さを活かして移動や攻撃に活かすことができる。

【Weapon】

肩部装備型三連装フランキ砲、弓矢、甲冑、亡霊・死霊

【関連(ありそうな)既存キャラ】

マーリン…テューダー家は、伝説においてマーリンが予言したという、「嘗てのブリテン最後の王(厳密にはそのモデルとなった王)」の正当な末裔とされた家系に属し、アーチャーの父はそのことを前面的にアピールして支持させ、その予言に語られる「いずれブリテン人の末裔たちを救うとされるブリテン最後の王の再来(の可能性)」、つまり「予言の子」であると自称し、アーサー王伝説をテューダー家の王権の権威の証として持ち出した。こうしてアーチャーの父がテューダー家の王朝のプロパガンダとしてアーサー王伝説もといマーリン伝説を掲げた行いが、後世まで「魔術師マーリン」の名を世に広く伝えたと云われている。

キャスター・アルトリア…アーチャーの父は「予言の子」の候補の一人であることを自称した王であり、アーチャー自身は王としてあらゆることを望まれ、自身もまたその責務を自分なりに全うしようとした存在であり、「予言の子」その人でありながら、周囲からの身に余る期待を一身に背負いつつ、あらゆる葛藤を抱きながらも自身の役割と最終的に向き合おうと奮起したまだ幼い少女の姿をした彼女には色々と想うところがある。

アルトリア&アーサー…アーチャーの幼少期に逝去した兄アーサーの名は、憑りつかれたようにアーサー王伝説やマーリン伝説ガチオタに迫ろうという程に傾倒した父王によって名付けられたという繋がりがあり、アーチャー自身も嘗ては少年心にアーサー王伝説を始めとした騎士道物語に憧れを抱いていた。

リチャード一世…生前は父王ヘンリー七世のアーサー王伝説への軽いガチオタっぷりを目にして生きてきたが、おそらくセイバーのそのガチオタっぷりにはそのアーチャーも目を見張る程だろう…

ドレイク…アーチャーの娘は、彼女がアルマダの海戦で英国海軍側に海軍提督として参加していた時代のイングランド女王。謂わばライダーにとっての雇い主的立場。

シェイクスピア…アーチャーの人生を題材としてそのままアーチャーの真名を冠する歴史劇を手掛けた劇作家。ちなみに記録によると、この劇の初公演で国王一座がつくりあげた劇場グローブ座が舞台道具として使う予定だった大砲の砲弾が原因の火事により全焼したとされ、キャスターのとっては少し痛い思い出。

ゲオルギウス&マルタ…敬虔なカトリックであるアーチャーにとっては、両名とも生前から神の如き敬うべき存在であり、特にゲオルギウスに関してはアーチャーにとって、テューダー家がイングランドの象徴とすべく掲げた十字の旗の元となった伝説の聖騎士である。しかし、彼らのような純粋な信仰者からしてみれば、アーチャーは軍事費を捻出するために大規模な宗教改革によっていくつもの修道院を解体させ、多くのカトリック信者たちに肩身の狭い思いをさせてきたため、あまり快くは受け入れられないことだろう。

ジャック&蘆屋道満(悪霊左府・藤原顕光)&平景清…そもそもの存在として怨霊や悪霊といった俗に人々の恐怖の対象として認知されやすい亡霊という在り方に近いものとして共通点を持つ。

蘆屋道満&ニトクリス&エレシュキガル&サロメ…上記と似ているがこちらは特定であったり、あるいは不特定多数の亡霊たちを相棒に持つ、または従えて統べるサーヴァント達。ある意味状況等次第によって、相互に相性が悪いとも言え、同時に良いとも言える力の関係性にあるのかもしれない。

ナポレオン…砲撃を主な戦闘手段として用い、砲撃の宝具も所有する弓兵のサーヴァント繋がり。

パラケルスス…アーチャーが他のクラスでの召喚時に使用できる宝具により召喚できる竜は、パラケルススが提唱した四大元素の各属性を司る四大精霊のうちの火の精霊と同じ、サラマンダーであったという説がある。

メディア…キャスタークラスで宝具によってドラゴンを召喚できそうな逸話があるにも関わらず、実際は召喚出来ないキャスターに対して、アーチャーはキャスタークラスでの召喚で宝具によってドラゴンを召喚できるという相対する関係性にある。

武則天&メリュジーヌ…幽霊苦手組。アーチャーには近づきたがらない。

金時&ギルガメッシュ…「金」がキーワードで、前者は何かにつけて「金」と名の付くものが好きで宝具名にも取り入れているほどの筋金入りの「金」好き、後者は文字通りの金やそれに並ぶあるいはそれ以上の高価な宝物ばかり好み手中に収める、正しく「金」の似合う「黄金王」。

アマデウス&サリエリ…アーチャーは音楽にもかなり入れ込んでおり、自ら作曲を手掛けるほどであったという。そのため、人類史にその名を残す高名な音楽家である両者ともアーチャーの興味を惹くことは請け合いだろう。

ジャンヌ…あまり直接的関係は無いが、アーチャーの父が薔薇戦争時における中心的人物の一人とするのに対し、彼女は薔薇戦争の直前にきっかけとして起きた百年戦争の中心的人物という関係にある。

【解説】

真名、テューダー朝イングランド王ヘンリー八世。
その生涯において実に6度の結婚をし、その内の妻となった2名を含み、宮廷に関わった多くの人々を捕らえ処刑したとされた悪名は高く、次々と妻を乗り換えながらその陰では何人もの愛人を作って子も成す大神ゼウスも斯くやの絶倫具合と悪政により、多くの人々を苦しめ王朝を腐敗させた悪王であるとされることが多い。
ヘンリー王はその生涯において6度の結婚を経て愛人を除く6人の正妻を娶ったが、そのうち2回は離婚であり、さらに2回は姦通罪などの罪による処刑、残りの2回は死別であり、1人は出産直後に妻に先立たれ、もう1回は彼自身の崩御により妻を遺すことになった。妻の処刑に関しては、どちらも現在に至ってもその裁判に正当性を疑うものであり、妻の犯したとされる罪の真偽は定かとは言い難いものである。ヘンリー王がここまで結婚を繰り返す人生を送ったのには、彼が自身の世継ぎとなる男児に憧れ、いつしかその憧れに憑りつかれ渇望し続けたからである。しかし、王の望みはとても儚く、王位を継い

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