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ここはでもにっしょんch ぼくの考えたサーヴァントスレに投稿されたサーヴァントを纏めるwikiです。



「……リア充め、呪われろ!」


「はぁ〜〜〜〜〜〜あ、これだから、挫折したことのないお気楽野郎は困るんスよぉ。」


基本情報

【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】ライダー
【真名】ミルティロス
【性別】男性
【身長・体重】172cm・65kg
【外見・容姿】陰鬱な気配漂う青年騎兵
【地域】欧州
【年代】神代ギリシャ
【属性】中立・悪
【天地人属性】地
【その他属性】神性、男性、人型、
【ステータス】筋力:D+ 耐久:D 敏捷:A 魔力:B 幸運:E 宝具:B

【クラス別スキル】

対魔力:C

騎乗:A+

【固有スキル】

神性:B

伝令神ヘルメスの息子である。

破壊工作:C+

戦闘を行う前、戦闘の準備段階で相手の戦力を削ぎ落とす才能。トラップの達人。ただし、このスキルが高ければ高いほど、英雄としての霊格が低下する。

ライダーの場合、騎兵や騎乗スキルを持つ相手の戦力をより削ぎ落とせる。

報復神言:A

神代(神が治めていた神話時代)の、呪いの言葉。呪詛の最上位スキル。
ただ一言怨みを込めて呟けば、たちまち相手に強力な呪いをかけることが可能。

彼方への怒り:A

かつて抱いた淡い想いが、
いまも燃える憎悪の炎が、
原動力となり彼を動かし続ける。
たとえ瀕死の傷を負っても、激情ある限り止まることはないだろう。

【宝具】

終焉拒む狂王の手綱アウリガ

ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:2〜50 最大捕捉:50人
ミルティロスがかつて仕えていた、オイノマオス王の戦車を召喚して騎乗する。
オイノマオスの父は軍神アレスであり、その父由来の神気を放つ二頭の軍馬(高位の神獣)が戦車を牽引し、ミルティロスが御者を任されていた。

この宝具の真価は、「王の死の予言から逃げたい/生き続けたい」というオイノマオスの執念を宿したことによる、並外れた行動補正値。
必中、無敵貫通、即死など、通常ならば免れることが不可能な攻撃を避け続ける、絶対回避の効果を持つ宝具。

しかし、結果を拒絶し遠ざけているだけで、既に定められた結果自体を無かったことには出来ない。
いずれ必ず、逃げていた報いに追いつかれる時は来る。

【解説】

伝令神ヘルメスの息子で、エリス地方にあるピサのオイノマオスという王に仕える御者。

オイノマオスには、ヒッポダメイアという大変美しい娘がいたが、彼女と結婚した者に王は殺されるという予言を受けてしまった。
これを恐れたオイノマオスは娘に惹かれた求婚者たちに、ヒッポダメイアを戦車に乗せてコリントス地峡まで逃げ切れたならば結婚を許すが、もし途中で王の戦車に追いつかれたら殺すという条件を出す。

軍神アレスの息子たるオイノマオスは父から授かった立派な神馬たちと、このミルティロスという優秀な御者がいたために、決して求婚者たちを逃すことはなかった。
挑み殺された犠牲者の数は十数人にも及び、首を斬り取られ王の宮殿にて晒されたという。

そんな中、実はミルティロスも秘かにヒッポダメイアを慕っていた。
彼女が自身と予言のせいで死者が出ることに心痛めている様子も知っていた。
しかし間近で見た、求婚者たちの無残な末路に震え上がり、告白出来ないでいた。
……それはそうと、「見知らぬ男に嫁ぐくらいならば、いっそこのまま誰のモノにもならないで欲しい」という暗い感情も多少はあったが。





…………しかし、ある日、運命は訪れた。

リュディア地方のシピュロスからペロプスという美しく若い王が、オイノマオス王へ戦車競争を挑みに来た。
更に彼はライダーに秘密裏に近づき、力添えを頼み込んでくる。

「只働きは御免だぞ。」
「……では、僕が勝った暁には、国の半分を君に授けよう。」

それほどまでに彼女に惚れているのだ、と言い切るペロプス。

「……良いだろう。」

そろそろ、王の残虐ぶりに付き合うのもここが潮時なのだろう、とミルティロスは承諾した。

だがその後、何も知らないヒッポダメイアも密かにライダーの元を訪れ、ペロプスが勝つように力を貸して欲しいと言う。

「もう私のせいで死者が出たり、残酷な父親に縛られた日々を過ごすのは嫌なのです……。それに……。」
「……それに?」
「私は、あの方を──────」

……そう。長年慕っていた姫は、あって間もない男に夢中になっていた。
ミルティロスの心は軋みだす。

「……それで?貴女は俺に何くれるのです?払える代価があるのですか。」

「っ、それは……では、私の純潔を、貴方に捧げると誓います。」

「……………………良いでしょう。」

長い沈黙の末、ミルティロスは承諾した。

……そうして、ヒッポダメイアをかけてオイノマオスとペロプスの戦車競争の日が来た。

いつものように哀れな求婚者を葬ろうとするオイノマオスだが、予めミルティロスが戦車に小細工を施していたために、走行中に車輪が壊れ、手綱が絡んで引きずられてしまう。
事切れる寸前、ライダーの裏切りを察した王は、彼に予言(のろい)を遺した。

「そうか。……ならば、この終わりを受け入れよう。だが……余を裏切ったお前もまた、惨たらしい最期を遂げるであろう。」

王の死の騒ぎに乗じて共謀した三人は、一先ず西へ逃げ落ちる。

そこでミルティロスが、ペロプスとヒッポダメイアの両者に約束を果たすように詰め寄る。

「さぁ約束を果たせ!!国の半分と、そして彼女の純潔を渡して貰おうか!」
「どういうことだ、そんな約束は聞いていないぞ!」
「二人とも止めてください……!」

遂には、怒りが限界に達したペロプスがライダーを突き飛ばしてしまう。

「この……強欲な奴め!!」

その後ろは断崖絶壁であった。

『──────余を裏切ったお前もまた、惨たらしい最期を遂げるであろう。』

最期の瞬間、脳裏に甦ったのは、あの王の言葉。
そして眼に飛び込んできたのは、哀れな邪魔者(じぶん)を見下ろしながら、互いに抱き合うペロプスとヒッポダメイアの姿。


「──────貴様らに、貴様らの一族に、呪いあれ……!!」

こうして、怨嗟の台詞を遺しながらミルティロスは海に呑まれ、還らぬ人となった。
一説には、この息子の死を悲しんだヘルメスによってミルティロスは空に上げられ、ぎょしゃ座(アウリガ)になったとされる。
また、彼の言葉は確かな呪いとなり、ペロプスの一族を次々と悲惨な目に逢わせたのだという。

常に不平不満を口にしている、鬱屈とした青年。いわゆる「陰キャ」。
自身が最も嫌うペロプスに近い人種───誰からも好かれるイケメンを見ると非常に荒れだすという、底知れぬ外道ではないが生々しい悪意や僻みに流されがちで、その実、そんな自身のどうしようもなさに一番怒りを抱いているような人間である。

【因縁キャラクター】

ペロプス

想い人のハートを奪い去り、自身を殺した張本人。
ミルティロスは彼を神々や人々に祝福された、苦労知らずの英雄様だと思っているが、ペロプスにも抱え込んでいる闇がある。
というより今回の件───オイノマオスの生への執着心や残虐さを見たり、ミルティロスとヒッポダメイアの密約を知り、人間不信(やさぐれ)具合がより増してしまったとか。

ヒッポダメイア

かつて好きになった女性。割りと今も未練がある。
しかし彼女の方はミルティロスの好意に気づいておらず、王(父親)の良き部下の一人として見ていた。
純潔を捧げるという提案は「確かに私が差し出せるものは身体くらいしかありませんよね……」と天然染みた真面目さから。

オイノマオス

自身が殺した王。
実はライダーがヒッポダメイアに惚れていたことを知っていたが、その技術力を買い、本人が言い出す=求婚者に名乗り出ないならばと見逃していた。

【コメント】

元ネタからして呪い呪われな人たちだったので、より昼ドラ要素を足してみました。
ギリシャ神話は神々もドン引きな人間ドラマがある(っぽい)から好き

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