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ここはでもにっしょんch ぼくの考えたサーヴァントスレに投稿されたサーヴァントを纏めるwikiです。


「直言は許す。反対も許す。偽りも侮りも、才能あらばそれに免じて許す。信義の為なら敵対も許そう。


じゃが虚栄を求め現実を見据えぬ者は許さぬ。たとえそれが誰であってもな」



基本情報

【元ネタ】三国志
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】曹操 孟徳
【性別】男性
【身長・体重】155cm・39kg
【肌色】黄 【髪色】黒 【瞳色】黒
【属性】混沌・悪(本来は秩序・善)
【天地人属性】人
【その他属性】人型・王
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷C 魔力C 幸運A 宝具C

【クラス別スキル】

陣地作成:B

 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 銅雀台と呼ばれる宮殿の形成が可能。

道具作成:C+

 魔術的な道具を作成する技能。
 書物、料理、酒造、医薬など作成できるものは多種多様。

【固有スキル】

乱世のカリスマ:E〜A

 状況によってランクが上下する、乱世の奸雄が持つ特異なカリスマ。自らの属性を反転させて表示する効果もある。
 秩序が乱れ混迷が深まる程にランクが上昇し、効果も増強される。
 ――裏を返せば、秩序が回復されるほどに効果が弱まり、離反や反乱を招く(それにより世が乱れる事でランクが再上昇する)。

勢い破竹の如し:C+

 軍略の亜種スキル。
 多人数を動員した戦場において、勢いを殺さず兵を猛進させることができる。

窮地の智慧:A

 危機的な局面に於いて優先的に幸運を呼び込む能力。
 多くの知識と天性の機転によるもの。道具作成にも恩恵が与えられる。

驥足百般:A

 武術、芸術、色事など様々な分野に才能を見せた逸話から。
 生前に嗜んだ物はBランク以上、新しく始めた事柄は通常よりも早い速度で習熟する。

美食家:A

 ジャンクフードから宮廷料理に至るまで、様々な知識とそれに見合う技術。味覚の鋭敏さを持ち合わせている事を示すスキル。
 料理の為の狩猟や漁猟のスキルも含まれている。
 料理本『四時食制』や酒造本『九醞春酒法』を著した逸話などから。

【宝具】

孟徳新書もうとくしんしょ

ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:− 最大捕捉:1人
 三国志演義に登場する、曹操が自ら孫子を模して著したとされる兵法書。
 宝具として昇華された事で曹操の兵法の大百科とも言うべき物となり
『魏武注孫子』のみならず散逸した『続孫子兵法』『太公陰謀』『兵書接要』『兵書論要』の内容も網羅している。
 さらに、読み終わった者にEランクの軍略スキルや
 元々持つ軍略(またはそれに相当する)スキルのランクアップをもたらす効果もある。

建安風骨けんあんのふうこつ

ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1〜20 最大捕捉:50人
 儒教の礼節・形式に囚われない詩文学を、士大夫層に定着させた逸話から得た精神干渉宝具。
 曹操の楽奏と詩歌を耳にした者は、その出来栄えに関係なく、詩歌に込められた曹操の心情に一定の共感を抱いてしまう。
 また、生のままの心情を表出させる効果もある。
 曹操の喜怒哀楽を周囲に伝播させると共に、礼節・理性の働きを弱める宝具。
 一見、聖杯戦争での使い道はないように思えるが、使いようによっては凶悪。
 例えばある対象への殺意を込めた詩歌を伝播させれば、人々をその者への殺意を抱き、対象自身も自害を試みるだろう。

【Weapon】

『琴瑟』

 中国の弦楽器。古琴と瑟。
 アジア一円に魔術基盤を持つ音楽魔術『楽』の為の魔術礼装でもある。

【解説】

 後漢末期〜三国時代の武将・政治家。三国鼎立の一角を締めた魏王朝の事実上の創始者。
 士官前は悪童として悪知恵を働かせたエピソードを多く持ち
 長じた後も袁紹ら過激な士大夫とつるんでいたが
 一方で彼らが働く牢獄襲撃などのテロ行為には参加しないなど、一定の良識は持っていた。

 後漢末期、黄巾の乱に際して頭角を現し、董卓が朝政を席巻すると反董卓連合軍の結成に一躍買う。
 しかし、反董卓連合軍は諸侯の思惑の違いから瓦解。
 曹操は単独で董卓軍と戦い、自らの兵力を失う窮地に陥ったが、何とか立て直した。

 その後は優れた武略と優秀な家臣団の支えで群雄として台頭。
 呂布や袁紹など有力な群雄を駆逐して覇を唱える一方、
 献帝を擁立し、その権威を利用する事で後漢から魏に禅譲される道筋を作った。
 しかし天下統一の事業は赤壁の戦いで劉備・孫権の連合軍に敗北した事で頓挫。
 以後も勢力を広げたが存命中の天下統一はならなかった。

 その統治は常識的かつ良識的、かつ現実を見据えた手堅いものだった。
 しかし、世界的な寒冷化と乱世という二重苦には抗し得ず、多くの人に憎まれ度々反乱を起こされ、後世には苛政との評が残る。

戦争では積極果敢にイニシアチブを握って大勝を重ねる一方、積極性が不用意に転じて窮地に陥った事もしばしばだった。
 天下統一が果たせなかったのもその欠点が原因の一つだが
 それでも兵法家として評価が高いのは、危機的状況を覆した劇的な勝利のみならず
 兵法書の注釈や自作を著して将校教育に励んだ事で、後世に自著を残せたというのも理由として大きかろう。

 人事においては実力主義を推し進めた――と評価する向きもあるが、これは正確ではない。
 人材収集には熱心だったが、単純な能力以外(人格等)もきちんと評価し、実務能力がない士大夫も幕下に招いている。
 いわゆる求賢令も勢力拡大に伴う実務的な人材の不足から、悪評は気にしないで推挙しろ、という意味合いが大きい。
(度々求賢令を発して内容も補足している辺り、名声を重んじる士大夫社会では中々上手くいかなかったようだが)

 建安文学――儒家の形式から外れた文学――の創始者などと言われる事もあるが、これも正確ではない。
 曹操は元々士大夫の一部が好んだ楽府(民間歌謡)という形式が上流階級全体に受容されるように盛り立てた
 一作者にして有力な保護者というだけである。
 なお、曹操の詩の出来栄えについては、下手ではないが息子を含めた同時代の詩人達に劣る、という評価が一般的。
 時代の英雄が中華文学の1ジャンルの草創期を盛り上げた、という事実こそが、文化史に不朽の名声を刻み込んだ理由であろう。

【人物像】

 簡潔に言ってしまえば、才能に恵まれた(恵まれすぎた)ゴルドルフ・ムジーク。
 京劇等で描かれる悪玉だったり、現代の創作で偉大な覇王として描かれるような人物像ではなく
 正史やその注釈に描かれる人物像に近いキャラクターを想定している。

 お調子者で煽てに乗りやすく、承認欲求から来る英雄願望を持ち、軽薄な理由で悪知恵を働かせる。
 欲望に流されやすく、感情的になると暴走し、逆境に泣き言を言って逃げ出そうとするヘタレ。
 その癖、お人好しで、真面目で良心的。傲慢に見えて腰が低く、人間とその善性が好きで、土壇場で踏みとどまって正しい道を選ぶ。
「少しでもマシな人間になりたい」と失敗しながらも足掻く人。

 英雄の才略で人士を引き付け
 その人格で「私が支えなきゃ駄目になっちゃうわコレ」と離れられなくさせるタイプ。
 正史においては多くの家臣に才略を評価されつつも、弱気を出したり調子に乗ったりして諌められた記述が大量にある。
(後世のイメージと違い)割と甘ちゃん、
 かつ当時の常識的思想からズレていない人物だった事も、多くの人士が麾下に加わった要因であろう。

イメージカラー:黄(土徳イメージ)
特技:兵法、擬古楽府(替え歌)、音楽、作詩、草書、囲碁、料理、その他諸々の文化事業
好きなもの:美女、英雄、才能ある人、真面目な人、勉強、詩歌
嫌いなもの:人の気持ちに配慮できない人、揚げ足取り、軽佻浮薄
天敵:関羽
願い:過去について後悔がありすぎて願いが定まらない(息子の事、家臣の事、魏王朝の事、赤壁の時の判断、etc……)

【一人称】儂 【二人称】お主 うぬ 【三人称】お主ら うぬら

台詞例
「儂ってばちょっとなんでも出来すぎじゃない? 才能溢れすぎじゃない?
 何ならこの聖杯戦争も大楽勝間違いなしじゃな! あ、いやすみません調子に乗りました……」

「儂、漢の征西将軍ぐらいが目標だったのに、なんでこんなことになったんじゃろ……
 いや、そりゃー野心もありましたし? 儂に権限集中させたりもしましたけども?
 でもそうしなきゃ儂の一族も中華も立ち行かない状況に陥ってたっていうか! 時代の所為っていうか!
 情状酌量の余地はあると思うんじゃが!」

「乱世の奸雄、か……言われた時は人物評論の大家に評価されたってだけで名が売れて嬉しかったもんじゃが……
 まさか本当に後世その通りの扱いになるとは思わなんだわ」

「最近のモテる男性像には料理ができるというのがあるそうじゃが、実は儂、こう見えても料理上手なんじゃよ!
 何ならお酒だって作れるし! こりゃもうモテモテ待ったなしじゃな! え? 酒造法? なんじゃそれ?」

【コメント】

 北方謙三作品や蒼天航路など現代の創作で破格の存在として描かれすぎて
 善良でお調子者でちょっとヘタレ、という史実の人物像から掛け離れてるのがなーと思い(演義の方がまだ正史に近い)
 正史の人間性や文化的な面に重点を置いて作成。

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