著者:不明
再話:Ruth Manning-Sanders
発行:不明
分類:民話
原題:不明
英題:Constantes and the Dragon

概要
1965年にルース・マニング氏によって著された『A Book of Dragon』に収録された民話の1つ。
ギリシアで伝わる短い民話である。
この話が生まれた年代は正確には分かっていないが、そう古くはない現代民話である。

導入部
コンスタンテスは2人の兄と共に仕事を探して、とある山の麓にあるトウモロコシ畑へとやってきた。
作物を地主の代わりに刈りとって手間賃を貰おうと思い立った3人は早速作業に取り掛かる。
すると突然山から1頭の竜が現れた。この竜こそがトウモロコシ畑の地主だったのである。
仕事が欲しいという旨を話し、竜から了承を得た3人は尚も刈り続けた。
半分まで収穫し終えた時であった、コンスタンテスは竜から彼の女房に手紙を配達するよう頼まれる。
手紙を受け取ったコンスタンテスは竜の家がある山へと向かう。
そして竜の姿が見えなくなったところで、こっそりと封を開け手紙に目を通した。
そこに書かれていた内容とは次の通りである。
この手紙を持っていく男を殺して、オーブンで料理してくれ。わしの晩めしにするのだ。

登場するドラゴン
●竜
 序盤から登場する。
●竜のおかみさん
 序盤から登場する。

竜に関する用語
・金の鐘
 竜の所有物。41の穴が空いていて、振ると音楽を奏でる。チリチリと鳴る。
・銀の馬
 竜の所有物。
・指輪
 竜のおかみさんの指に填められている指輪。きらきらと光る。
・ルビーのかんむり
 竜の所有物。
・竜の家
 竜と竜のおかみさんの住居。煉瓦造りで窓がついている。
・竜のかけぶとん
 竜が愛用している掛け布団。ダイヤモンドが散りばめられている。
・竜の寝室
 竜と竜のおかみさん共同の寝室。ベッドはそれぞれ用意されている。

参考資料
・ブッキング Ruth Manning-Sanders 著 西本 鶏介 訳『世界の民話館 竜の本』

早見表

検索にお役立てください。

【性別】
●Muscular - ♂
●Feminine - ♀
【体表組織】
●Ecaille - 鱗
●Armure - 甲殻
●Fourrures - 毛
【体色】
●Or - 金または黄
●Argent - 銀または白
●Azur - 青
●Gueules - 赤
●Sable - 黒
●Sinople - 緑
●proper -その他

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