ドラゴン全書

作者：Timothy Knapman (ティモシー・ナップマン)
発行：2007年4月5日
分類：児童文学
原題：GUESS WHAT I FOUND IN DRAGON WOOD

概要
イギリスの児童文学作家ティモシー・ナップマン氏による絵本作品。
小さなドラゴンが、森で人間の少年ベンジャミンに遭遇するところから物語は始まる。
珍客ベンジャミンと集落に棲むドラゴンたちの愉快な数日間を描いた。

導入部
ある日、小さなドラゴンは、森で不思議な奴に出会う。
興味津々と見つめていると、そいつはベンジャミンと名乗った。
人間のベンジャミンは、ドラゴンからすればとっても変わっている。
いつも縞々の長靴を履いていて、頭は毛で覆われ、体はスベスベで鱗が１枚も無い。
爪はあるけど全く尖っていないし、尻尾を持っていなかった。
数日間、ドラゴンはベンジャミンと家で一緒に過ごしたり、学校でサッカーをしたりして、楽しい時間を過ごす。
日は暮れ、ふと、ベンジャミンの目から涙がこぼれた。父や母のことを考えたのだ。
涙を流すことのないドラゴンだが、悲しむ彼の気持ちは理解していた。
もっと遊んでいたいけど、やっぱり、家に帰りたいのだろうか。
そう考えたドラゴンは、ある大きな決断をする。

登場するドラゴン
†ガス
　序盤から登場する。
†クロックフェイス
　序盤から登場する。
†パパ
　序盤に登場する。
†ヘンリー
　序盤に登場する。
†ぼく (curious little dragon)　※名前は不明。
　序盤から登場する。
†マービン
　序盤から登場する。
†ママ
　序盤に登場する。

竜に関する用語
・ドラゴンの張りぼて
　ベンジャミンが作った、小さな緑色のドラゴンを模した張りぼて。身に着けることができる。^1
・ドラゴンもり(Dragon wood)
　ドラゴンが棲む世界に広がる森。
・ドラゴンもりのがっこう
　ドラゴンの子供が通う学校。
　石造りで、屋根には翼の形の装飾が施されている。^1

参考資料

• ポプラ社 Timothy Knapman 作 原 京子 訳『ドラゴンもりのふしぎなともだち』

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^1 Gwen Millward氏のイラストより。