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説明

50年代末に登場した大型画面の歴史活劇の表の最高作が、同じダグラス製作・主演の「スパルタカス」だとすれば、裏のそれはこの作品に違いあるまい。8〜9世紀ヨーロッパの海を荒しまわったヴァイキングは海神オディーンを尊び、戦いに生き、死ぬことを誇りとする北方の民族だった。中でも悪名高きラグナー(ボーグナイン)は英国王の命を奪い、その妃を犯した。王位は従弟アイエラが継ぎ、妃は密かにラグナーとの子を生み落とし、王権のせいせい象徴たる王剣の柄石を持たせイタリアに流した。めぐり巡って、その子エリック(カーティス)はそれと知らず父ラグナーの奴隷となって、異母兄であるエイナー(ダグラス)の虐待に反抗、狩り用の鷹で彼の片目を傷つける。が、処刑間際を、ラグナーの内通者だった逃亡の身の英国高官エグバート卿と女占師に助けられ、エイナーの虜囚となっていた英国王妃モーガナ(リー)と共に母国へ向け舟を漕ぎ出す。彼の手には魚の形をした磁石があるが、追うラグナーにはない。舵を誤って岩壁に激突、船は大破してラグナーは海に呑まれるが、エリックらに救われた所を、英軍に捕まる。ラグナーは即刻、狼の群れに放り込まれる処刑を受け、実子の渡した剣を手に、堂々と死んでいき、エリックは王にその左手を切り落とされた。英国への恨みを抱いてエイナーの元へ戻ったエリックは協力して王を討つことを提言。彼らは共に英軍城砦へと攻め入る(城壁をよじ登るダグラスの逞しき力演!)。王を倒したエイナーだったが、モーガナに、エリックと兄弟である真実を告げられてなお、彼女をめぐって合い争って、しかし、いざという時ひるんでしまい、逆に弟に刺されて死ぬ。この本物の砦の上での高度感たっぷりの格闘は大迫力で、TV画面でも存分に楽しめるだろう。撮影はJ・カーディフでその色彩は見事の一言。フライシャー演出はダイナミックかつ風格も充分で、とにかく大満足の一本である。



  予告編



販売



ビデオのみ→DVD





出演


役名俳優
カーク・ダグラス?
アーネスト・ボーグナイン?
ジャネット・リー?
トニー・カーティス?
アレクサンダー・ノックス?
ジェームズ・ドナルド?
マキシン・オードリー?
フランク・スリング?
ダンディ・ニコルズ?

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