ヴェンダース監督が28歳から30歳にかけて作った
“ロード・ムービー3部作“の第3作で、前2作「
都会のアリス?」「
まわり道?」で
試みられた技法や次第に輪郭をはっきりさせてきたそのテーマの集大成ともいえる作品。
物語は映画館を巡回して映写機を修理してまわる主人公ブルーノと一人の男を中心に展開する。
過去の愛をひきずるその男はブルーノの目の前でワーゲンをエルベ川に突入させた……。
映画の主人公とともにスタッフが旅を重ねるなかでストーリーを組み立てていくという即興演出が、
ミューラーの見事なカメラワークと一体となって素晴らしい息吹きを与えている。
予告編
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