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FITの基礎

あらゆる艦船は素体そのままでは航行することしかできません。様々な活動に対応するためには各種モジュールを搭載する必要があります。これを一般にフィッティング(Fitting)と呼びます。また、艦の装備情報を一般にフィット(Fit、FIT)と呼びます。

FITは単純なインターフェースによって変更可能ですが、奥深く、優秀なFITを組み上げるためには様々な知識が必要になります。

FIT方針を決める

細かく分ければ、FITには一定の手順があります。順序を守ることはありませんが、各セグメントはわりと重要です。

1.艦を使う目的を設定する

それさえ作っておけばあらゆる目的に使える万能艦、などというものは存在しません。
戦闘には戦闘、輸送には輸送、採掘には採掘、特化していない艦はその応用力と引き換えに、事象への対応力を失います。そのため、FITする際はなるべく目的に合わせて特化するようにするのが一般的です。
なので目的というものは明確化しなくてはいけません。

2.目的に合わせた船を選択する

始めに目的ありき、次が船です。目的を達成するためには適したボーナスを持つ船を選択するのがベストだからです。

また、サイズ、武装の種類、速度など、シーンに合わせた最適の数値を選んでいけば、おのずといくつかの適した艦が選択されるわけです。機動力が求められる探検で、戦艦をチョイスするのはナンセンスですし、Lv4セキュリティミッションにフリゲートを使うのもまた、耐久性、火力の面でまったくオススメできる話ではありません(やってる人はいましたが)。

もちろんヒトは全ての艦に乗れるわけではないので、あくまで自分が乗れる範囲でまたはこれからスキルを取りますということになります。また、世の中にはガレンテ艦にしか乗りたくないとか、ミンマター艦に乗るとSAN値が下がるとか、そのようなこだわりを持つ人もいます。ワープ妨害型駆逐艦(Interdictor)のような完全に1カ国が優位な専門の艦でなければ、そのあたりはある程度許容できます。
自分の乗りたい船を優先するのが一番良いですね。その上で最適な船についても意識をめぐらせてみてください。

なお、世の中には対応力自体が幅広く、単独で様々なシーンに対応できる艦もあります。
例えばドローン艦の鉄板であるGila(ギラ)やTech 3巡洋艦などがそうで、このあたりを揃えておけば食いっぱぐれることはありません。

3.防御の有無・種類を選択する

艦のFITを決める際にもっとも重要になるのが防御用モジュール群です。特になんらかの勢力による攻撃が予想される状況では、それすなわち艦の命綱ですから。

防御方針は大きくわけて以下のような種類があります。
種類特性
シールドタンク
(Shield Tank)
艦の防御のもっとも外側にあるシールドを強化して防御する方式。
シールドは自然回復するため、補給が望めない状態でも活動時間は長い。反面ブースト回復に使う電力消費が激しい。
EM属性への耐性がゼロなので、何らかの手段で強化が必要になる。敵がエネルギー兵器系だと致命的。

FITガイド・シールド防御
アーマータンク
(Armor Tank)
船体を守る装甲板(アーマー)の強化によって防御する方式。
総量や耐性を強化しやすく、防御力は最も高い。反面回復力には難がある
エクスプローシブ防御が低いのが欠点。

FITガイド・アーマー防御
船体タンク
(Hull Tank)
船体そのものの耐久力を上げて防御する方式。燃える漢の船体タンク。
装備搭載箇所の都合でアーマー防御と比較される。
長らくネタとして扱われてきたが、一部の艦がアーマー防御より強化されること、またアーマー防御と違って質量増加による機動力の低下が発生しないことが確認され、存在が見直されつつある。
強化モジュールが極端に少なく、回復もしづらいのが欠点。

FITガイド・船体(Hull)防御
スピードタンク
(Speed Tank)
防御として扱われるが、他の種類とは一線を画す。
速度を上げることによって敵の攻撃システムを振り切り、結果的に耐久する方式。
大抵は小型艦による「運用」の一部とされているが、中には装備自体を速度重視に組み替えて積極的にスピードタンクを行う艦も存在する。
シグネチャの増加に何よりも弱いので、FITには注意が必要。また、ステイシスウェビファイヤーが天敵である。
ノータンク
(No Tank)
開き直って防御を捨てたスタイル。
輸送艦や、どうせ防御を強化しても耐えられるはずがない小型艦などに対して選択される。あえて防御を捨てさせ、生きている間に任務を終えるスタイルである。
また敵性の攻撃が想定されない状況で、あえて防御をガチガチに積む必要がない場合などに。スロットが節約されるため防御しないという選択はかなり重要である。


これらの防御の種類は、どのように選択すればよいのでしょうか?

艦のスロット構成で選ぶ
これが最もポピュラーであり確実な方法です。防御用モジュールは種類によって装備箇所が決まっているため、該当するスロットが多ければ多いほど防御にちからを割けるのです。
種類特性
シールドタンク
(Shield Tank)
防御強化・回復:ミディアムパワースロット
自然回復強化(一部):ローパワースロット
アーマータンク
(Armor Tank)
全般:ローパワースロット
船体タンク
(Hull Tank)
全般:ローパワースロット
スピードタンク
(Speed Tank)
加速系:ミディアムパワースロット
機動性強化:ローパワースロット

艦のスロット構成をざっくり見て、ミディアムパワースロットが多めなら「あ、これはシールドかな」と判断がつきます。
ある程度の強化を施すなら、スロットは4つは欲しいところです。逆に考えれば、スロット数の多い巡洋戦艦(Battlecruiser)戦艦(BattleShip)は、無理やり別の防御に切り替えることもできます。

艦のスペックで選ぶ
艦の性能を確認し、シールド、アーマー、船体のいずれの防御が高いかを確認します。元が高ければ強化がしやすいのは道理であり、また艦自体もそれを活かすような構成になっていることが多いです。

また、艦のボーナスに特定の防御を強化するようなボーナスが付与されている場合は素直にそれを活かしましょう

国で選ぶ(目安)
艦全体のスロット構成や何かの都合上、国家ごとにカラーというものがあります。
国家特性
アマーアーマータンク(Armor Tank)
カルダリシールドタンク(Shield Tank)
ガレンテアーマータンク(Armor Tank)
※かなりの船が船体タンクに適している。
ミンマターアーマー・シールド、どちらもいける。
※小型艦は特にスピードタンクに適している。

およそ目安にあわせておけば、大抵間違いはありません。ミンマターは中庸ですが、およそシールド寄りの印象が強いです(ミンマター艦が構造で耐久できるのかしら?)。ガレンテ艦はHecate(ヘカテ)の例もあり、船体タンクへの適性がありますので、たまには思い出してあげてください。

これらは艦に乗る段になってからスキルを取り始めるよりも、生まれ落ちた国によって防御がある程度決められるということを意識し、スキルを伸ばしていくのがオススメです。


これらはわりと全体的に目安であり、自由に防御を組むことも可能です(インカージョンなどのように特定の防御にあわせる必要があることもある)。ですがそれによって本来の特性を打ち消してしまうと、結果的に生存率が下がることに繋がらないので冷静に判断しましょう。

4.武装の有無・種類を選択する

敵性勢力をブッ殺す必要がある場合は、弾が出ないと話になりません。これも防御と同様に艦に適した武装を積みましょう。もちろん、必要がなければ積まなくてもよいです。

武装は以下のような種類があります。
種類特性
エネルギータレット
(Energy Turrets)
艦のキャパシタをエネルギーに変換し、発射する兵装。特性上弾薬が不要であるがキャパシタを大量に消費する。また弾薬の代わりとしてエネルギーを収束させるためにフリーケンシークリスタル(Frequency Crystals)を装備する必要がある。
ダメージ属性はEMおよびサーマル(熱)で、シールド防御に非常に強いが、アーマー防御に弱い。
さらに特徴としてトラッキング性能が他と比べて弱い。しかし1秒でフリーケンシークリスタルを切り替えることができ、射程距離を自在に変化させられる。運用によって高いダメージ性能を期待できる武装である。

近距離用のパルスレーザー(Pulse Lasers)と遠距離用のビームレーザー(Beam Lasers)が存在する。
そのため、レーザータレット(Lasers Turrets)とも呼ばれる。

装備にはハイパワースロットのタレット・ハードポイント(Turret hardpoint)を用いる。
ハイブリッドタレット
(Hybrid Turrets)
実体弾を強力な磁場によってプラズマ化し撃ちだす兵器。弾薬としてハイブリッド弾(Hybrid Charges)を使用し、そこそこのキャパシタも消耗する。
ダメージ属性はキネティック(衝撃)およびサーマル(熱)で秒単位のダメージは全武装中最も高いため、アーマー・シールドを問わずある程度のダメージが期待できる武装である(シールドにはやや弱い)。
また、トラッキング性能が高い反面、致命的なまでに射程が短い。ひたすら積み重ねる火力と引き換えに命までも差し出した兵器である。

近距離用のブラスター(Blasters)と遠距離用のレールガン(Railguns)が存在する。

装備にはハイパワースロットのタレット・ハードポイント(Turret hardpoint)を用いる。
プロジェクタイルタレット
(Projectile Turrets)
実体弾を炸薬を使って撃ちだす、昔ながらの兵器。弾薬としてプロジェクタイル弾(Projectile Ammo)を使用する。その大きな特徴は、起動にキャパシタを消費しないことである。消耗を気にせず戦えるという意味で大変優秀な武装である。
また、プロジェクタイル弾の大きな特徴は様々な属性を持った弾薬があることで、敵の防御や弱点に合わせた弾薬を使うことで効果を飛躍的に高めることができる。それもあってか1ボレーのダメージは全武装中最も大きい。
しかし裏を返せば極端に間の長い連射と、致命的なリロードの遅さ(人力なのではという説がある)が、敵に付け入る隙を与えてしまうのが欠点だ。また、射程距離も合わせづらいところがある。

近距離用のオートキャノン(Autocannons)と遠距離用のアーティレリ(Artillery)が存在する。

装備にはハイパワースロットのタレット・ハードポイント(Turret hardpoint)を用いる。
ランチャー
(Launchers)
推進飛行する弾体を撃ちだす兵装。おなじみのミサイル(Missiles)や魚雷(Torpedo)である。
本体のランチャーは射出するだけであり、キャパシタを消費しない攻撃が可能である。そして自力で目標に向かっていくこの武装の大きな特徴は、狙いが大雑把でも当たるということだ。弾体が自力推進して飛行できる範囲内であれば、ほぼ必中と言ってよい(必ずダメージが通るわけではないので注意)。
ただしそれは、発射してから着弾するまでにかなりのタイムラグがあるという欠点にも繋がる。この遅延は時に致命的になる。それでも属性を自由に変更し、よく当たるこの武装は大きなシェアを持って存在している。
弾薬のサイズや種類に合わせて様々なランチャーが存在する。
中には、飛んでくるミサイルを迎撃するためのミサイルや、自動で目標を選ぶミサイルなども存在する。

装備にはハイパワースロットのランチャー・ハードポイント(Launchers hardpoint)を用いる。
戦闘ドローン
(Combat Drones)
AIで動く自律兵装。目標に向かって単独で移動を行い、攻撃し、帰還する。
攻撃命令さえだしておけば、母艦が撃沈されない限りはひたすらに戦闘を繰り返す無慈悲な兵装であり、超小型の武装であるため着実にダメージを蓄積することができる(追いつければの話だが)。
弱点はこの小型艦は非常に脆弱であり、ドローンに頼る戦闘艦はドローンが撃墜されると攻撃能力を失ってしまうことである。無論、誰もがそれを狙っており、最近ではNPCですら狙うようになった。

ドローンを搭載するためには、艦に適切なサイズのドローンベイ(Drone Bay)と、ドローン帯域幅(Drone Bandwidth)が必要である。
ボムランチャー
(Bomb Launcher)
一定距離を飛行し、破裂して周囲に大ダメージを与える特殊兵装。
遠距離にいる敵艦を一掃する可能性を秘める。装填するのはもちろんボム(Bomb)で、ダメージタイプと用途によっていくつかの種類がある。
装備の規定上、ワームホール空間かヌルセクでしか使用できない。

ボムガイド
スマートボム
(Smart Bomb)
自艦の周囲の空間、全方位に向けてエネルギーを放射する兵装。
ターゲットが不要ということを活かして小型艦やドローン、飛んでくるミサイルなどを一掃できる。カプセル殺しなどに使われることもある。
性質上、ハイセクで敵以外のナニカを巻き込むとCONCORDがぶっ飛んでくるので、ハイセクでは安全装置を解除しなければ使用することができない。

属性とサイズごとに様々な種類があり、ハイパワースロットに装備する。

スマートボムガイド
電子戦装備
(Electronic Warfare)
敵艦のセンサーや追跡装置などを妨害・撹乱し、また特定のペナルティを増大させ、本来の能力を発揮できなくする特殊な兵装。
搦め手であるため、決まれば戦局を変える可能性を持つ。
敵にしてもこれほどめんどくさい艦はなく、真っ先に狙われるのは疑いようもないだろう。
PvPに欠かすことのできないワープ妨害機などもここに含まれる。

その多くはミディアムパワースロットに装備する。
リモートリペア装備
(Remote Repair)
遠隔で僚艦のシールド・アーマー・ストラクチャを修復するための装備。専用艦はもとより、余ったスロットをこれにしておくことでかゆいところに手が届く。
シールドはシールドトランスポーター(Shield transporter)と呼ばれたりする。リモートシールドブースター(Remote Shield Boosters)という名で販売されているので、意思疎通には若干注意が必要。
また、キャパシタを送電するリモートキャパシタトランスミッター(Remote Capacitor Transmitters)という装備も存在する。

ハイパワースロットに装備する。
エネルギーディスタビライザー
(Energy Destabilizers)
敵艦のキャパシタを中和して、消耗させるための装備。エネルギーニュートライザ(Energy Neutralizer)とも呼ぶ。
自分もキャパシタを大量消費するために多用はできないが、船の生命線であるキャパシタに直接攻撃をしかけることができる利点は計り知れない。

小型(Small)、中型(Medium)、大型(Heavy)の3種類が存在し、ハイパワースロットに装備する。
エネルギーバンパイア
(Energy Vampires)
敵艦のキャパシタを吸収するための装備。ノスフェラトゥ(Nosferatu)とも呼ぶ。
こんな良いモジュールがあるのかと思うだろうが、吸収できるのは自艦のキャパシタが相手より少ない場合である。それでも敵の弱体化と自分の回復を一緒に行える利点は様々なものがあるだろう。

小型(Small)、中型(Medium)、大型(Heavy)の3種類が存在し、ハイパワースロットに装備する。
Cruor(クルール)Ashimmu(アシッムー)Bhaalgorn(バールゴーン)のブラッドレイダー艦は、相手のキャパシタに関わらず無制限に吸い出すボーナスを持つため、大変強力である。
採掘機
(Miner)
ストリップマイナー
(Strip Miner)
鉱石をブッ殺すための武装だぜ!!
ご存知、アステロイドを削って鉱石として採集するための装備である。多くは語るまい。

ハイパワースロットに装備し、採掘機はタレットハードポイントを使用する。ストリップマイナーは採掘艦(Mining Barge)の専用装備である。
ドゥームズデイデバイス
(Doomsday Devices)
ご存知旗艦級戦艦(Titan)にのみ搭載可能な超兵器である。
対象は主力艦級(Capital)限定だが、それらを一撃で沈めることができる規格外のダメージをたたき出す。
起動後は10分間移動が出来なくなるなどのデメリットも多いが、ローセクでも使用可能になった影響で積んでないTitanの方が少なくなってしまった。

国家ごとに3種類と無国籍品が2種類存在し、ハイパワースロットに装備する。
エントロピー崩壊装置
(Entropic Disintegrators)
2018年5月29日のInto The Abyss アップデートで追加されたモジュール。
目標に対して照射されている限り、段階的にダメージが上昇し、最終的には2.5倍の火力となる。
ダメージが減衰しない(射程距離外に出たら止まる)などの弱点もある。
トリグラヴィアン集合体の艦船専用装備。


これらの装備はどのようにして選べばよいのでしょうか?

ボーナスにあわせる
艦船はそれぞれが特定のボーナスを持ちます。特に戦闘艦は武装についてのボーナスが多いので、素直にそれに乗っておけば間違いはありません。そもそも威力を落としてまでボーナスの無い兵装を使うメリットは特にありません。
艦のハードポイント構成にあわせる
一応記載しておきますが、タレット各種ランチャーは専用のハードポイントが必要です。ハイパワースロットがダダ余りしているからといって、これが無いとそもそも搭載が不可能です。ほとんどの場合はボーナスにもあっていると思います。
用途に合わせる
輸送艦にガンガン砲をのっけても気分が盛り上がるだけです。当然ですが用途にあった装備を選択する必要があります。
特にドローン艦はハイパワースロットが余りがちになるので、カスタマイズ性が大変高くなります。

特殊な事情として、「ボーナスが無い」「ハイパワースロット、タレットハードポイントはある」という条件が重なった場合は、好きなタレットを搭載することが可能です。当然威力は落ちますが、単純にその国が得意とする武装でなくても用途としては問題ありません。多くの場合はエネルギータレットはキャパシタの都合上艦を選ぶので、プロジェクタイルへの換装が多いです。

5.活動時間と地域のデザイン

特に艦の命となるキャパシタ、また深宇宙で活動する場合はカーゴ容量や、艦の消耗を修復可能な装備の選択も重要になります。1.目的とも重なる内容ですが、細かい装備についてしっかりと装備を選択することが重要です。

その地域で何時間、または何日くらいの活動が必要ですか?実際に行動に移った場合、何秒何分何時間の活動が想定されますか?これによって艦のFITは微調整が必要になってきます。

また、不慮の自体も想定しておく必要があります。
急な海賊の襲撃。ワームホール空間に閉じ込められた場合。何らかの理由で艦を放棄することになるかも・・・。高価なモジュールの搭載の是非などもしっかりと選択しないと、大損をすることになるかもしれません。
場合によっては予備の資材を搭載し、移動式貯蔵庫(Mobile Depot)などを用いて装備を組み替えるのもひとつの選択肢になります。


FIT知識

Techおよびメタレベルによる性能の変化

モジュールを選ぶ際に重要となってくるのが、その装備の性能です。ざっくりとその性能は入手元によってランク付けされており、モジュールのアイコンで判断することができます。
Tech 1 無印


メタレベル1
アイコンの左上に何のマークもついていない品です。もちろんですがこれが最も多く普及している、いわゆるコモンアイテムです。性能はぼちぼちで、そのジャンルの品を見る際の基準となる世界です。
普及品なので非常に安価なのが特徴です。実験的な船や、特攻艦、シンプルにお金が無いときの船など、無理をせずに使うシーンは大量にあります。

ブループリントを使い、ミネラルから生産することができます。
Tech 1 Named(名前つき)


メタレベル2〜4
Dタイプ抑制型オーバードライブインジェクターなど、アイコンは通常と変わりませんがカッコイイ名前がついているアイテムがあります。これはTech 1の中でも性能が強化されたアイテムです。通常の手段で生産することはできませんが、ハイセクのセキュリティミッションなどで、残骸の中からポロポロと出ます。Tech 1と同様の使用方法でどうぞ。

メタレベル1の品よりも性能は強化されている分、ヘタをするとTech 2より高いものも存在します。
Tech 2


メタレベル5
Tech 2品は、純粋に生産可能なモジュール・艦船の中では最高の品です。左上に黄色い三角とIIの文字がついているので判断できます。性能が良い分、基本的にスキルレベル5を要求する敷居の高い品でもありますが、専用のスキルによりボーナスが乗る、専用の弾薬を使用できる、などのメリットもあるため、特にタレットやランチャーなどの攻撃装備はTech 2が到達点になりえます。

ブループリントコピーを元に発明と呼ばれるプロセスを経てTech 2用のブループリントコピーを作成し、そこから生産することになります。月資源なども使うため、基本的に高価になります。
ストーリーライン

メタレベル6〜8くらい
勢力品とごっちゃにされることが多い、ストーリーラインがらみのモジュール(らしい)。勢力品と比べて、やや緑が薄いのが特徴です。メタレベルに似合わず性能はパッとしません。入手もTech 1同様、ボロボロ出るような気がしてならない品です。
値段次第で買っていいのではないかと思われます。

勢力(Faction品)


メタレベル6〜8
通称Fac品などと呼ばれるこの品は、Tech 2と比べても性能が上です(武装は除く)。左上に濃い緑の三角系と、○の文字がついているのが特徴。Tech 1相当のスキルで使用できるのも大きな特徴であり、ほどよいお値段設定とあわせて、金満な初心者がよく艦に搭載しています。入手元が海賊勢力からのドロップ、または海軍からのLPストア品、となっており、入手が簡単な品はそれなりに手に入ります。
デッドスペース(DED品)


メタレベル10〜14
DED品と呼ばれるこの系統のモジュールは掛け値なしの高級品です。左上の青い三角形と、+マークで識別できます。
DEDスペースと呼ばれる探検サイトで稀に手に入り、それを巡って日々海賊たちが争い続けています。性能が良いものはヌルセクなどで手に入るため、現地勢力にブッ殺されることも。Fac品以下と比べても極端に性能が良く、性質上沈んではいけない類の艦(Titanなど)に搭載されることが多いです。

とはいえ人気の無い品になると、ヘタするとTech 2以下の金額で買えたりします。
仕官(Officer品)


メタレベル11〜17
ヘルムの改良型メガビームレーザーのように、特定の個人名がついているのが特徴。左上の紫色の三角と☆マークで識別できます。
Tech 2などと比べても圧倒的な性能を誇ります。・・・が、その入手元は謎につつまれており(エピックアーク系のミッションでドロップするらしい)、値段も天文学的なものです。それはモジュール1個で主力艦が1隻買えるほど。

これを搭載、いや、運搬しているだけでもNew Eden中の殺し屋たちが寄ってくるでしょう。
Abyssal Tech(アビサル・テック)


2018年5月29日のInto The Abyss アップデートで追加された新しいテックレベルです。
既存のモジュールを変異プラスミド(Mutaplasmid)というアイテムで性能を増減させて作ります。元のアイテムから性能が上がることもあり、下がることもあります。リパッケージできず、完全に独自のアイテム化してしまいますが、変化度によっては既存のレアモジュールを遥かに超える性能を発揮します。マーケットで取引できず、契約やトレードでのみ取引できます。

関連ページ:変異プラスミド(Mutaplasmid)の使用

メタレベルとオーバーヒートの関係

上記にざっくり記したモジュールのメタレベルが高ければ高いほど性能は良いわけですが、オーバーヒート時に燃えにくいという特徴もあります。
燃えやすいモジュール同士は隣り合わないようにする、オーバーヒート対象のモジュールからは離しておく、などの工夫が必要になります。

スタッキングペナルティ(Stacking Penalty)

これは、同種のモジュールを複数個搭載すると、後から積んだモジュールの性能が減少していく効果を指します。
モジュールに以下のような記載がある場合に発生します。



減少は以下の表のように発生します。
搭載モジュールペナルティ
1個目100.0% 効果を発揮
2個目86.9% 効果を発揮
3個目57.1% 効果を発揮
4個目28.3% 効果を発揮
5個目10.6% 効果を発揮
6個目3.0% 効果を発揮

つまり、1個積む分には何の問題もありません。2個目は87%の性能しか発揮せず、3個目は57%・・・。
4個目になると、ほぼ1/4の性能になってしまいます。
このあたりになると若干スロットの無駄遣いになってくるので、よほどの特化艦(POCO撃ちで火力しか要らない場合など)でなければ、スタッキングペナルティはなるべく発生させないほうが望ましいです。

なお、スタッキングペナルティはダメージレジスタンスボーナスが大きな方から1個目2個目と数えていきます。
詳しい計算は関連ページを参考にしてください。

関連ページ:FITガイド・属性防御の基礎





最後に(モジュールを買う前に)

実際に載せてみないと、装備というものはわかりません。しかし買ってみてそれが失敗だったら?パワーグリッドが僅かに足りず、装備出来ない、船がそこまで強力にならない、などの問題が発生する可能性は多々あります。モジュールなら売ればよいですが、リグは破壊する必要があるので丸損になってしまいます。

そのため、FITするためのモジュールを買い込む前にFITウィンドウのシミュレーションモードや、FIT支援の外部ツールを使ってあらかじめそのFITをシミュレートしておきます。
シミュレーションモードについては、関連ページを参照してください。

関連ページ:FITガイド・シミュレーションモード


外部ツールは以下のようにいくつかの種類があります。

Pyfa(Python Fitting Assistant)

関連ページ:FITシミュレーション:Pyfa


EFT(EVE Fitting Tool)
 こちらのフォーラムからダウンロードして使用します

EveHQ
 こちらのOfficialを参照してください

これらのツールを活用すれば、買う前にFITを組み上げることができます。資金の節約になるばかりか、微調整によってFITの性能を高めることもできます。是非活用しましょう。



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