ファイアーエムブレム 烈火の剣ifの攻略wikiです。他人に迷惑をかけるような行為は控えましょう。QS、乱数調整を使った戦略(ステ吟味等)やユニット運用方法はNGでお願いします。攻略まとめwikiなのでネタバレも含みます。烈火ifをはじめてプレイしようという方は、情報なしでプレイした方がより楽しめると思います。荒らしが発生しているため、しばらく編集不可とさせてもらいます。



支援C

「エリーナさん。」


「ん…アリスか…どうかしたのか?」


「エリーナさんは、アトス様と付き合いが長いですよね?」


「まぁ…そうだな。
 少なくともお前とよりは長い。」


「と…いう事は、アトス様の若い頃をご存知です?」


「あいつの若い頃?
 ふふ…残念だが、そこまで長い付き合いではないな。」


「そう…ですか。」


「残念そうだな。だが、アリス。
 あんなじじいの若い頃より、エリウッドやヘクトル…
 部隊にいる他の奴らの方が、いいと思うが…?」


「……?
 何の話です?」


「ん?
 アトスの若い頃はどんな顔だったか、
 知りたいのではないのか?」


「違います!」


「何だ…違うのか。
 若い娘は、そんな事ばかり考えていると思っていた。」


「そんなわけないです。
 そりゃ、たまにはこの人かっこいいなぁ…とか
 思ったりしますけど…」


「ふふ…【剣の聖女】といえど、ただの人か…」


「当たり前です。
 力を内包していても、所詮はただの小娘ですから…」


「で…?
 アトスの若い頃とは…?
 いったい何が知りたかったのだ…?」


「私が知りたいのは、【八神将】の事です。」


「……」


「【八神将】…かつて世界を救った【英雄】
 でも私が知りたいのは、そんな上辺だけの偶像じゃない。
 私が知りたいのは…【英雄】の真実…」


(これも…ヴァレリア家の宿命…か
 いや…アナスタシア・ルン・ヴァレリア本人の
 血が、彼女達を動かしているのかもしれんな…)
支援B

「エリーナさん。」


「八神将の事だな。
 ……」


「? 何か問題でも…?」


「真実とは必ずしも美しいものではない。
 知って得する事など何もないかもしれないぞ…」


「構いません。」


「……【八神将】…
 英雄ハルトムート、小さな勇者ローラン、
 狂戦士テュルバン、騎士の中の騎士バリガン、
 神騎兵ハノン、大賢者アトス、
 謎多き者ブラミモンド、そして…聖女エリミーヌ。」


「……」


「人竜戦役の英雄…
 本当にそう呼ばれて良いのは…
 ハルトムートとローランくらいだろう。」


「? それは…?」


「テュルバンはただの戦闘狂。
 あいつには世界を救うとか、そういう考えはなかったよ…
 敵を倒し、破壊するためだけにその力を振るった…」


「!!」


「アトスとブラミモンドもだ。
 あいつらは自分の知識欲を満たすためだけに戦った。」


「アトス様が!?」


「奴にも若い頃があったのだろう。
 もちろん世界のためにも戦っただろうさ…だが本質は違う。
 自分のためだ。」


「他の三人は…?」


「彼等は…
 ……彼等は…【生贄】だ。」
支援A

「エリーナさん。
 他三人は【生贄】だったとは?」


「バリガンは…のちの大国ベルンに
 祖国と家族を人質に取られていた。
 奴が戦わなければ、イリアはとっくに滅亡してたよ。」


「!!
 ハルトムートがそんな事をっ!?」


「いや、奴の後ろにいた国だ。
 ハルトムートはそんな事実を知らなかったかも知れない。
 正義感の強い奴だ。知れば、反発しただろうからな…」


「……」


「ハノンも似たような物だ。
 当時のサカは竜との戦いのため異常気象に陥っていた。
 草原は荒れ、生きる事すら満足にできない土地…
 救援なしでは国を守れない状態だ。」


「そこに…付け込まれた…?」


「ああ。
 ハノンはその事に不満もなかったようだが。
 よくも悪くも自由な奴だった…」


「聖女…エリミーヌは…?」


「あいつは…よく分からん。
 ちょっと変わった力を持つ以外、
 普通の少女だったからな。」


「……
 …変わった力とは?」


「自分の意思を相手に送り、
 相手の意思を読み取る…そんな力だ。
 残念ながら人間に使う事は出来なかったようだ。
 犬や馬と会話できるような感じか。」


「人間以外の動物と会話できたのなら、
 動物の友達がいたんでしょうか…?」


「どうかな。
 彼等と会話が出来たとして、人間を受け入れるというのは
 無理な相談ではないかな…?」


「それは…!!」


「その力のため、人間には迫害を受け、
 会話できる動物に人間の愚かさを問われる。
 もしも彼女に友人といえる存在がいたら…
 彼女はそのために全てを捨てる。
 そういう子だったよ。
 そう言った意味では、もっとも強い意志を持っていた…
 ただの少女である彼女が…ね。
 ……
 これがお前の知りたかった真実だ。」


「こんな話はどの記録にも…」


「それはそうだろう。
 後世にそんな事実を伝える事ができるはずもない。
 お前達の知る記録や伝承は全て都合の良いように
 歪められているのだから。
 初代【剣の聖女】…
 アナスタシア・ルン・ヴァレリアがそうであったように…
 お前ならそれが分かるだろう?」


「……」
(まるで見てきたかのよう…エリーナさんはやはり…)


「愚かなものだ…本当に…」

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